【シーゲル銘柄】フィリップ・モリス(Philip Moris:PM)の銘柄分析

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今回はフィリップ・モリス(PM)のファンダメンタル、チャート分析をやっていきたいと思います。8000文字なので結構長めです\(^o^)/

シーゲル銘柄でお馴染みですので、皆さんよく知っていらっしゃると思います。アルトリア・グループ(MO)はこの後で記事にする予定です。

私はタバコを吸わない人間なので、ブランドとか間違ってたらごめんなさい。

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フィリップ・モリス(PM)の事業内容

ビジネスを3Cで分解してみましょう。

事業内訳

まずフィリップ・モリスはアルトリア・グループから米国外の事業をスピンオフして生まれた企業のため、フィリップ・モリスは米国外の販売、アルトリアは米国内の販売をしているということを押さえましょう。ちなみに、分離した理由は訴訟リスク回避のためです。

全米首位、世界三位のタバコメーカーで、売上高では世界首位のブランド「マルボロ:Marlboro」はタバコを吸わない人でも聞いたことがあると思います。

ブランド

タバコの種類としては、一般的なイメージの紙巻きタバコ、葉巻タバコの他に、加熱式タバコ(無煙タバコ)、電子タバコがあります。加熱式は煙や臭いのないタバコ(ニコチン含む)、電子タバコは煙はありますがニコチン等の有害物質がない(代わりにフレーバーがある)タバコです。

こうした中で、フィリップ・モリスのポジションは圧倒的です。全世界に8700億本ものタバコを販売し、以下の通り世界トップ15ブランドのうち6ブランドを占めています。中でもマルボロは世界シェア35%、34年連続トップシェアを維持しています。

(出典:フィリップ・モリス)

私はタバコを吸わないので、それぞれどんな特徴があるのか分かりませんが、ブランド名だけ列挙しておきます。

  • マルボロ(Marlboro):2820億本売上という世界一のタバコブランド(米国と中国を除く)
  • L&M:970億本を売上、世界3位のタバコブランド
  • パーラメント
  • ラーク
  • ボンドストリート
  • チェスターフィールド

この他にも低価格帯のローカルブランドを多数保有しています。アジア圏などではそちらのほうに流れているようですね。

また、加熱式タバコのiQOS(アイコス)が16年に大ヒットしました。世界的には販売から2年で喫煙者の10%に浸透(200万台)しており、日本でも「ポケモンGO」、「君の名は」に次ぐ三位のヒット商品だそうです。現在の自社ビジネス領域を食うことを厭わず、将来の市場拡大を見越した戦略が打てるというのは、流石米国企業ですね。

(出典:フィリップ・モリス)

タバコビジネスの特徴

中国を除いて世界的には減少傾向にあるタバコ業界ですが、中身は寡占市場で非常に安定しています。タバコに含まれるニコチンが依存性物質であるため、継続して購入する動機づけとなっており、増税や禁煙に起因する販売本数の減少を補うために、価格をどんどん釣り上げることが可能です(もちろん、たばこ税の増税もありますが)。

他業界からすれば、製品そのものにリピーターを生むの仕掛けがあるというのは、すごい話だと思います。しかも、高いブランド価値を背景として、販売本数の減少による損失を、完全に消費者転嫁が出来るのです。

また、タバコは健康被害があることで知られており、規制が厳しくなっています。なので、例えば「タバコを吸うこと=かっこいいこと」みたいなCMを打ってイメージを良くするような広告・マーケティングは出来ません。

ただ、規制は必ずしも悪い話ではなく、むしろ規制によってタバコ業界への新規参入を妨げており、長年寡占市場を安定して運営することが出来ています。

また、マルボロの中身が昔から全く変わっていないように、技術革新が発生しにくい事業分野でもあります。新製品ではなく、長らく同じブランドが愛され続けるわけです。これは経営的には現状維持のための研究開発費、設備投資費を不要とし、利益率を高めることに繋がります。

決算書から

じゃあさくっと決算書を見ましょうか。

フィリップ・モリスは海外売上比率100%ですが、内訳を見るとわりと均等になっています。市場的にはアジアが全体の過半数を占めるので、そこへのアプローチは若干小さいと言えるでしょう。中国は中国タバコが独占しているので仕方ないところですが、マルボロでも中国シェアはほぼゼロです。

(出典:フィリップ・モリス)

16年4Qの営業利益率は前年比10.5%成長、16年度の対前年比としても4.4%成長となりました。タバコの価格上昇と、iQOSの好調が理由です。

(出典:フィリップ・モリス)

一方でタバコ販売量自体は4.1%減少しており、特にパキスタン、フィリピンが低価格ブランドに流れたことが大きな理由です。

また、今後の方向性については健康リスクにも対応した複数のプラットフォームで囲い込み戦略を取っています。

(出典:フィリップ・モリス)

競合

売上高で言うと中国国営企業の中国タバコ(China National Tobacco:非上場)がトップになります。市場のところで見ますが、中国は世界最多人口を誇る上に喫煙率が急増している珍しい地域で、その中国で独占販売権を持っているためにこの位置にいます。

(出典:世界データバンク)

そうした例外を除いて、グローバルメーカーに絞ると、フィリップ・モリスが首位となります。

(出典:JT)

統計によってはイギリスのインペリアル・タバコ・グループが首位になっているものもありましたが、おそらくグループの他事業の売上も換算しての結果だと思われます。インペリアルのブランドは「ジョン・プレイヤー・スペシャル(JPS)」、巻紙ブランド「リズラ」など。

(出典:ビジネス+IT)

2位のBATはブリティッシュ・アメリカン・タバコで、これもイギリスの会社です。ちなみに、イギリス自体は禁煙運動が盛んな国で喫煙率20%以下になりました。ブランドは「KENT」や「ラッキーストライク」など。

この業界はM&Aが非常に活発です。なぜならタバコ事業が生むキャッシュを他の成長事業に回すことが出来るから。アルトリア・グループは食品大手のクラフト・フーズも持っていましたし、ビール世界シェア2位のSABミラーの大株主でもあります。

レイノルズ・アメリカンはブリティッシュ・アメリカン・タバコによる買収の話が持ち上がっていますし、5位のアルトリア・グループは米国内だけでこの売上高になりますが、フィリップ・モリスと再統合の噂もあります。前者については成立すれば上場企業の中では世界一のタバコ会社になります。

市場

世界におけるタバコの市場規模は70~80兆円程度で、年間5兆8000億本を消費しています。下でいくつかのデータを見るのですが、実は世界的に喫煙者数は増加傾向にあります。原因は中国です。タバコ市場の主戦場は欧米先進国からアジアに移っています。

(出典:Euromonitor)

統計ごとに結構バラバラなんですが……中国の喫煙率が群を抜いて急増しており、実に世界のタバコ消費の1/3を占めるまでに至っています(なので、世界首位は中国の国営タバコになります)。その他の地域では規制によって激減しているところも多いです。

(出典:国債統計格付センター)

参考世界・男性の喫煙率ランキング

日本は3割くらいなんですね。もう少し低いかと思っていましたが、確かにおじさん達はよく吸いますからね……。若い人ほど吸わない傾向にあるのも世界的なものです。

タバコの種類ごとに見れば、紙巻きタバコは特に先進国中心に販売本数は減少傾向です。

加熱式タバコの市場規模は1兆円、電子タバコの市場規模は3500億円で、タバコ市場全体からするとまだ数%程度です。とはいえ、今後紙巻きタバコから移行して伸びていくものと予想され、この市場トップシェアもフィリップ・モリスが握っています。

リスク要素

タバコとは一般的にイメージも悪く、リスクはたくさんあります。ただ、そうしたイメージから来る低い期待収益&株価の低迷と、それに反して高い利益を出し続けてきたという実態収益のギャップから、フィリップ・モリスは過去50年で最大の投資収益を生み出してきたのです。

ドル高の影響

フィリップ・モリスは海外売上比率100%のため、ドル高の影響を強く受けます。もちろんドル建て以外にユーロ建ての借り入れを行い(ドル建て50%、ユーロ建て40%)、為替ヘッジは取っていますが……。

健康志向

コカ・コーラ(KO)マクドナルド(MCD)をはじめとして、あちこちで書いた気がしますね。

既に各方面で議論になっていますが、タバコは生活習慣病や3大死因(がん、心臓病、脳卒中)を引き起こすと言われており、研究結果も色々と出ています。

参考タバコによる健康障害

厚生労働省研究班「多目的コホート研究」(2006年)によると、タバコを吸う人は吸わない人に比べて、虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞)になるリスクが約3倍も高くなり、しかも、1日の喫煙本数が多いほど発病するリスクが高くなることが明らかにされました。また、タバコを吸うと脳卒中、とくに脳梗塞やくも膜下出血にかかりやすくなることもわかっています。

ちなみに、タバコに含まれる有害物質はニコチンとタールです。ニコチンは依存性物質ですので、タバコがやめられない理由はニコチンが原因です。一方で発がん性物質が含まれるのはタールの方で、ニコチンに発がん性物質はありません(その代わり、ニコチンは神経毒性があるので動脈硬化や心拍数増をもたらします)。

しかしながら、人はこうした将来の健康リスク(便益)を過小評価するものです。数十年後の健康リスクより今の一本、これは心理学的な傾向ですので、健康被害を理由にタバコをやめるのは簡単ではありません。むしろ「タバコを吸う=かっこ悪い」というイメージを社会的に植え付けられたほうが、すぐにやめる人が増えると言われます(という話をどこかの行動経済学の本で読みました)。

社会の禁煙化

健康志向と関連し、社会的な構造変化によって禁煙、分煙が進み、喫煙者が肩身の狭い状況になりつつあります。もちろん喫煙者数の純減は悪影響なのですが、この会社の利益率から言って、例えここから売上半減しても利益を出しそうです。

ちなみに日本は他国と比べるとまだまだ規制は弱く、喫煙者フレンドリーな社会です。人がご飯を食べているところで「吸っていい?」とか言い出す人は流石に自重してほしいものです。

加熱式タバコ、電子タバコについて

上で見た通りです。市場の伸びが大きいので、今後が期待されておりますが、フィリップ・モリスも加熱式タバコへ移ることを見越して手を打っており、対応出来そうです。

なにせフィリップ・モリス自身が将来は紙巻きタバコから撤退し、電子タバコ一本にすると宣言しているわけですから。

参考フィリップモリスが紙巻タバコから撤退表明!?アイコスだけの世界へ

ところで加熱式タバコに健康リスクを増大させる成分はないんでしょうかね。そこだけ心配です。

あと利益率は紙巻きタバコより大きくなるようです(規制が追いついていないせいもあり、今後小売に対する税負担が重くなると話が変わるかもしれません)。

たばこ税

酒税と同じく、たばこ税は政府の主要財源にもなっており、小売価格の半分以上はたばこ税が占めています。各国政府に総額で年間2,000億米ドルを超える税収をもたらしているとのこと。

参考たばこへの課税

もちろん、急激な増税は売上の減少を招きますが、これまでもバランスを見ながら慎重に増税してきています。

理由のひとつはタバコを認めることで闇社会の資金調達手段を制限しているということ。タバコがなくなれば麻薬などより依存性の高い薬物が闇市場で流通し、反社会的勢力の資金源になってしまいます。それよりは軽度の依存性のタバコを、きちんと情報開示されている米国企業に製造販売させた方がマシという判断です。また、増税は喫煙者の支持率を落とすことになるので、大きな決断はしにくいこともあるでしょう。

利上げ

今は低金利時代なので負債で自社株買いして投資家還元し、株価を維持するという施策がハマっていますが、直近でも米国の利上げがありましたし、この会社にとっては特に収益悪化要因となります。

ニコチンの影響を分解出来る新物質的なものが出たら

喫煙者の中には「やめたいけどやめられない」人も多いと思います。ニコチンの影響です。

これが例えばニコチンの影響をなくすことが出来る物質が出たとしましょう。どのくらいの喫煙者がやめてしまうでしょうね。ターゲット層は禁煙中だけど中々やめられずまた手を出してしまうという層になるので、そんなに多くなさそうですかね。まあニコチンのない無煙タバコが伸びてきたら関係ない話かもしれません。

訴訟リスク

訴訟については既に1997年の損害賠償で概ね合意済みのため、小さいと思われます。実際、タバコの箱を見ればこれでもかというくらいラベルに警告の文言が印字されていますよね。これでタバコを吸うことのリスクはちゃんと表示していますので、法律の厳しい米国にあってもそう簡単に訴え出るスキは見当たらなさそうです。

逆に、長年訴訟と戦ってきた会社なので、むしろ法務部門がこうした事態に慣れているのは強みになるんじゃないかと思います。

なお、米国外の訴訟リスクについてはアルトリア・グループとフィリップ・モリスで分離したことで消しています(これがスピンオフした理由の一つ)。だってこれまで米国の喫煙者が起こした訴訟は7500件もあったらしいですからね。分社化しただけで、時価総額合計が大きく上昇したのはそれだけ米国の訴訟リスクが高く見込まれていた証左です。

今後50年もまた高リターンを生むか

フィリップ・モリスは言うまでもなくシーゲル先生推奨の過去50年で最大リターンをもたらした銘柄なのですが、次の50年でも同じことが起きるでしょうか。私は同じようになると確信しています。

ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」を読む
色々と米国株も調べて、もう一度読んでみようと思って引っ張り出してきました。資産形成をする上で必読の本で、含蓄のある内容が詰まっています。個人...

赤本にもありましたが、フィリップ・モリスの高い投資収益率は、期待収益と実収益のギャップが大きかったことによります。タバコ産業の訴訟リスク等を重く見た投資家が、フィリップ・モリスの株を低く見積もったため、配当再投資をしているうちにいつの間にか華々しい金融産業や最先端のIT産業を追い抜いていました。

今はシーゲル先生の本もありますし、ネットでこうしたデータが拡散され、以前ほど過小評価を受けなくなったかもしれません。類例で言えば、インデックスファンドの優位性は広く知られ、米国株式市場の4割はETFの売買になっています。

しかし、今だって好景気になればディフェンシブ銘柄はそっちのけで先進テーマ株へ資金を移しますし、自分の判断を過大評価しがちです。投資教育が進む米国でも平均投資年数は4.6年というデータもあり、そもそも人の頭は長期投資に向いていないことも明らかになっています。例えばまた訴訟問題が湧き上がった時、おそらく多くの人はこの株を手放すのではないでしょうか。

フィリップ・モリス、アルトリア・グループに投資する人はシーゲル先生の本を読んだ人が多いとは思います。今の業績であればこれらの株が過小評価しない人が多いでしょう。しかしながら、プロスペクト理論的には損失は利益の2倍と釣り合うもので、自分の保有銘柄が連日マイナスを記録していると想像以上に不安がこみ上げてくるものです。

逆に、もし投資家が不祥事にも負けずホールド出来るなら、短期的な業績のブレに左右されない長期投資家が株主に集まっているということで、株価の推移が落ち着いた安心感ある銘柄ということになりますよね。

フィリップ・モリス(PM)の財務分析

PL

売上、利益率とも横ばいですが、自社株買いでEPSは上昇傾向です。完全な成熟市場であり、寡占で利益率も常時40%近くとすさまじい水準になっています。

ROEは12年以降表示がありませんが、債務超過(自己資本がマイナス)のためです。こうなっちゃうとROEも一律の数値じゃなくて、複合的にチェックしないと意味ないですね。

BS

アルトリア・グループも同じですが、借金して自社株買いを繰り返しており、大量の金庫株を持っています。このため債務超過していますが、経営上はビジネスモデル的にも極めて安定しています。

自社株買いについては上にも書きましたが、投資家還元意欲が高いことと、長らくタバコ株は過小評価されてきたため、安く買い戻すことが出来たという理由があります。結局キャッシュフローが安定しているので、借金が増えたところで倒産はありえないのです。

安全性指標だけで見ればバツがついてしまうような数値。

CF

非常に高いキャッシュフローを維持しており、安定しています。新規開発として加熱式タバコのiQOSがありますが、従来のブランドはほとんど事業維持のための投資が不要で、今後もキャッシュフローを圧迫する要因は見当たりません。

アルトリア・グループの場合、こうした余剰キャッシュを元に食品事業へと進出しており、タバコ業界全体でもM&Aが盛んに行われています。

株主還元指標

株主還元は凄まじく、総還元性向は100%超えています。配当性向がやや上昇気味で、直近のDPS成長率が落ちているのは少し気がかりですが、利益のほとんどを還元する姿勢はこれからも維持されるでしょう。

直近配当利回り:3.63%

フィリップ・モリス(PM)のチャート分析

とりあえずリアルタイムチャートのリンク置いておきます。

フィリップ・モリス(PM)-Yahoo!ファイナンス

過去の最高値、最安値

スピンオフしたのが2008年なので長期のチャートデータはありません。

しかしながら、ここまで好景気によって一気に3倍になってしまいました。直近もトランプ相場で100ドルの壁を突破し、天井を探っている状況です。

  • 最高値:114.65ドル(現在)
  • 最安値:32.04ドル(09年)

今後の値動き予測

5年チャート

100ドルの節目を突破してしまって、どこで上昇が止まるかちょっと分からない状態です。分からなくなってくるとPERとかを見始めるんですが、これも25倍とそんなに乖離しているようではありません。

iQOSの好調が続くうちは当面こんな感じで待ってても買い場がやって来ないかもしれませんね。タバコは奢侈品のような気がするかもしれませんが、実際のところ吸う人にとっては必需品セクターに入るもので、リーマンショック等による景気悪化の影響もそこまで受けていません。

1年チャート

トランプになって、年度が変わってから一層株高が加速しています。上の考察と合わせて、たぶん100ドルが購入ポイントになるんじゃないかと。高いんですが落ちて来ないのでこのあたりから買いはじめ、訴訟等で落ちたら買い増しというのがいい戦略のように思います。

昔必死こいて覚えたファイブフォース分析(5F)で、タバコ業界はほぼ満点でしょう。

新規参入なし、競合はほぼない寡占市場、代替品も自社製品化、売り手側の圧力なし、買い手側はいくらでも支払う。これだけ安定したキャッシュを稼げる市場はそうそうあるものではないです。

多少のリスクはあれど、税収や闇市場への対策といったタバコ業界の立ち位置も踏まえ、向こう数十年安定した業績を出せそうだと思っているので、継続投資適格は十分な銘柄だと思います。流石に最高値で飛びつくことはないですが、あまりタイミングを気にしすぎず、少し下がったら買いに行ってもいいかもしれませんね。

フィリップ・モリス(PM)の投資戦略

まとめましょう。

  • 世界トップ15ブランドのうち6ブランドを有するタバコメーカーで、市場シェア30%の世界首位ブランド「マルボロ」を保有する。
  • アルトリア・グループからスピンオフされ、米国外のタバコ事業を展開している。このため、海外売上比率が100%となっている。
  • タバコ業界は広告宣伝に規制がかけられ、特に先進国では喫煙者数が減少傾向にある。一方で中国を中心としたアジアで急増しており、全体的には市場成長している。また、広告規制は競合他社の新規参入を妨げ、安定した寡占市場形成に一役買っている面もある。
  • 訴訟リスクや健康リスク等の様々なリスクを抱えていることが株主から嫌われ、株価は長年に渡って過小評価されてきた。しかしながら、実際の収益率は40%近くになっており、この差から過去50年の投資収益率がトップとなっている。
  • バランスシートでは債務超過しているが、フリーキャッシュフローは大幅な黒字のため問題ない。株主還元が非常に強く、自社株買いを繰り返している。

回答

とにかく欲しい。下がって来ないし買っちゃおうかな……。


これまで調査してきた米国株の個別銘柄記事リストをまとめました! 企業名クリックで各詳細記事に飛ぶことが出来ます。

企業名
(リンク先は分析記事)
ティッカー業種区分主力事業、ブランド
アマゾンAMZNITネット小売、クラウド
アルファベット/グーグルGOOGLIT広告(検索)、AI
アップルAAPLITiphone
マイクロソフトMSFTITOS、Office365
フェイスブックFBIT広告(SNS)
IBMIBMITクラウド、AI
インテルINTCIT半導体(PC、サーバ)
クアルコムQCOMIT半導体(モバイル)
エヌビディアNVDAIT半導体(GPU)
オラクルORCLITソフトウェア(DB)
シスコCSCOITネットワーク機器
アリババ・グループBABAITタオバオ、Tmall、アリペイ
ビザV金融決済インフラ
マスターカードMA金融決済インフラ
アメリカン・エキスプレスAXP金融決済インフラ
スタンダード&プアーズSPGI金融格付け機関
ムーディーズMCO金融格付け機関
ウェルズ・ファーゴWFC金融商業銀行
JPモルガン・チェースJPM金融商業銀行、投資銀行
バークシャー・ハサウェイBRK.B金融バークシャー
AT&T T通信モバイル通信
ベライゾン・コミュニケーションズVZ通信モバイル通信
ネットフリックスNFLX通信動画配信サービス
ウォルト・ディズニーDIS通信ディズニー、ESPN
ジョンソン・エンド・ジョンソンJNJヘルスケア医薬品(ステラーラ)、バンドエイド他
メドトロニックMDTヘルスケア医療機器(ペースメーカー他)
アボット・ラボラトリーズABT/ABBVヘルスケア栄養補助食品、医薬品(ヒュミラ他)
ブリストル・マイヤーズ・スクイブBMYヘルスケア医薬品(オプジーボ他)
ファイザーPFEヘルスケア医薬品(プレブナー、リリカ他)
メルクMRKヘルスケア医薬品(キイトルーダ他)
ギリアド・サイエンシズGILDヘルスケア医薬品(ハーボニー他)
CVS ヘルスCVSヘルスケア薬局、PBM
ユナイテッド・ヘルスUNHヘルスケア医療保険、PBM
P&GPG生活必需品ビューティー(パンテーン、SK-II)他
ユニリーバUL生活必需品パーソナルケア(Dove、LUX)
コルゲート・パーモリーブCL生活必需品オーラルケア(歯磨き)
コカ・コーラKO生活必需品コカ・コーラ
ペプシコPEP生活必需品ペプシ・コーラ
ゼネラル・ミルズGIS生活必需品ハーゲンダッツ
クラフト・ハインツKHC生活必需品チーズ、ケチャップ
ホーメルフーズHRL生活必需品SPAM
マクドナルドMCD生活必需品マクドナルド
スターバックスSBUX生活必需品スターバックス(スタバ)
ウォルマート・ストアーズWMT生活必需品大型店舗小売
コストコ・ホールセールCOST生活必需品会員制小売
ホーム・デポHD生活必需品DIY小売
フィリップ・モリスPM生活必需品たばこ(マルボロ)
アルトリア・グループMO生活必需品たばこ(マルボロ)
レイノルズ・アメリカンRAI/BTI生活必需品たばこ
アンハイザー・ブッシュ・インベブBUD生活必需品バドワイザー
ナイキNKE生活必需品スニーカー(ナイキ・エア)
ギャップGPS生活必需品GAP、オールドネイビー
エクソン・モービルXOMエネルギー石油メジャー
シェブロンCVXエネルギー石油メジャー
ロイヤル・ダッチ・シェルRDS.Bエネルギー石油メジャー
ボーイングBA資本財B787ドリームライナー
ロッキード・マーティンLMT資本財ステルス戦闘機F-35
ユナイテッド・テクノロジーズUTX資本財航空機エンジン、エレベーター
キャタピラーCAT資本財建設機械(油圧ショベル他)
ゼネラル・エレクトリックGE資本財照明、航空機エンジン
スリーエムMMM素材ポストイット
デューク・エナジーDUK公共電力、ガス

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