この記事の想定する読者さんは初心者の方です。
投資に興味があるよ。日本株とか、ちょっと頑張って米国株なんてやってみたいな! ……で、最初に何すればいいんだっけ?
将来に向けて資産運用したい。つみたてNISAはじめようかな。あーでも1社にしか開けないのか……どれがいいんだろ?
早く運用はじめたいから一番いい証券会社をぱぱっと教えてくれ!!
そうでしょうそうでしょう。
やろうと思ったときが始めどき、なんですが最初の証券会社に口座開設するところで挫折するんですよ(笑)
ということで、みんな投資をはじめられるように記事書いときます(*^^*)
一番最初に結論を書くと、SBI証券か楽天証券に口座開設すればOKです。
和波も使っている証券会社です。こちらからどうぞ。
今はSBI証券をメイン口座にしていますが、ポイント効果が大きな楽天証券も素晴らしいので、投信の買い付けは楽天証券で実施しています。
口座開設及び利用に対して手数料は発生しませんのでご安心を。
かなり正直に書いといたので参考にしてくださいー(*´∀`*)
オススメ度No.1:SBI証券
和波のメイン口座はSBI証券です。自信を持ってオススメできます。
ナンバーワンの口座数、安定感
SBI証券は日本のネット証券で口座数ナンバーワンです。500万口座を突破し、野村證券にも迫る勢い。
手数料、取り扱い商品、サポートなど証券会社を選ぶ理由は色々ありますが、どれをとってもSBI証券が最高水準なのです。
手数料安い
安い2つのプラン(スタンダードプラン、アクティブプラン)
2つのプランがありますが、どちらも安いです。
約定回数に関係なく、1日の約定代金合計額に応じて手数料が決まる仕組みです。50万円以下で脅威の手数料ゼロ。
一回の売買金額が大きくなるならスタンダードプランの方がお得です。こちらで50万円以下275円は最安レベルの水準です。
米国株の手数料が格安
米国株取引は3社のみで、売買手数料は全部一緒です。最低0円は良い時代です。
為替手数料が激安
でも為替手数料の安さはSBI証券だけの特権です。
米ドルへの為替手数料は、通常3社とも25銭のスプレッドがかかります。
しかしSBI証券はSBI FXαからの現引が出来るため、そちらを利用すると格安のスプレッド0.5銭となります。
直接的な内容ではないですが、記事を書いていました。
ただし、1回あたりの為替取引が1万通貨単位(だいたい100万円ちょいくらい)なので、まとまったお金が必要になるところだけ注意。1000通貨単位の取引は、現引ではありません。
シンプルに使いやすいシステム
簡素すぎるという人もいるみたいですが、私としては必要十分なシステムが完成していると思います。
まあ取引画面にあまりたくさん情報があっても意味ないですしね。
日本株、投資信託など
チャートはHYPER SBIという専用ツールが便利です。使っていて特に不便を感じたことはありません。
米国株
米国株の画面だとこんな感じ(画面はSBI証券公式から)
取引画面は日本株の口座管理画面と同じ形式で出力することも可能です。基本的に数字ベースのシンプルな画面。
取引情報も簡潔で分かりやすいと思います。
IPOも優秀
IPO投資は勝率が高く期待値も高い投資です。
抽選に中々当たらないので運用成績は指数平均に劣後すると思いますが、損が出にくいという意味でとっつきやすいです。
SBI証券はネット証券でも特に件数が多く、かつ主幹事も多数あるため配分にも期待出来ます。
また、「IPOチャレンジポイント」によって当選しやすくなる仕組みもあるので上手く活用しましょう。
まずは何でも揃うSBI証券で口座開設!
こんな感じで「ラインナップは全部揃っている」というのは初心者向けにピッタリではないかと。
なんなら他社の良いサービスは次々パクってSBI証券でもリリースしてくれるので、「このサービスがあるからこの会社にしとけばよかった」ということにはまずならないと思います^^
SBI証券の口座開設はこちらからどうぞ!
オススメ度No.2:楽天証券
基本的にはメインのSBI証券で売買しているため、投資信託の定期買付がメインになります。楽天ポイントの使いみちとしても優れています。
使いやすい画面や情報量の豊富さなど初心者向けにピッタリです。SBI証券と甲乙つけがたい、素晴らしいサービスを提供しています。
口座数もぐんぐん伸びています。
初心者にも優しい画面設計
ユーザーインターフェース=画面設計が直感的で分かりやすく、また日本株や米国株で取引画面が同じというのも嬉しいポイントです。
以下はマーケットスピードの画面。
また、数字メインで簡素なSBI証券と逆に、楽天証券は色やグラフを多用した作りになっています。
こちらはポートフォリオのページ。
資産状況をグラフ化して表示出来るので、ぱっと見て分かりやすいですね。
円グラフでのポートフォリオ内訳、折れ線グラフで資産状況推移、棒グラフで受け取り分配金推移など細かく表示可能です。
日経テレコンが無料で読める(情報源が豊富)
楽天証券の口座を保有する特典として、日経テレコンを無料で閲覧出来るようになります。
日経テレコン(楽天証券版)でご提供しているサービス
- 日本経済新聞(朝刊・夕刊)、日経産業新聞、日経MJなどの閲覧(3日分)
- 過去1年分の新聞記事検索
- 日経速報ニュースの閲覧
出典:楽天証券
日経新聞は月額4千円するので、年間で5万円弱も浮く計算になります。
マーケットスピードやスマホアプリ(iSPEED)からも閲覧出来るようになっています。
楽天ポイントで投資信託を買うことが出来る
なんと楽天ポイントで投資信託を購入することが可能です。
そして楽天証券のサービスを使っているだけで楽天ポイントが付与されるようにもなっています。利率はSBI証券とほとんど同じ。
投資信託を持っているだけでポイントがもらえて、ポイントで投資信託をさらに買い増しできます。
ポイントで買うと、下がってもあまり損した気分にならないのでいいかも。商売上手いですねえ……( ̄ー ̄)ニヤリ
使いやすさの楽天証券で投資生活スタート!
楽天証券の使いやすいシステムで誰でも安心して投資を始めることが出来ると思います^^
楽天証券の口座開設はこちらからどうぞ!
オススメ度No.3:マネックス証券
マネックス証券は米国株をやるなら是非開いておいてほしい口座です。
米国株の取り扱い銘柄数が最多
何と言っても取り扱い銘柄数の多さ。実に3,000銘柄を超えています。
ニューヨーク証券取引所に上場している企業が約2,300社、マネックス証券にはほとんどの銘柄が並んでいるということになります(NASDAQ市場にも2,900社ほど上場しています)。
小型株売買ならほぼ必須と言っていいでしょう。
90日指値注文
マネックス証券では90日という長期の指値注文が入れられるので、気づいたら注文期日過ぎて失効していたということが少ないです。
また、逆指値注文を入れる=損切りにも使えます。
ETFなどは短期で損切りを考えないと思いますが、マネックス証券だけで購入出来る小型株は値動きも激しく、米国株には値幅制限もないので逆指値は忘れずに置いておきたいです。
ちなみに、「GTC」、「GTC」+というのが90日有効な注文という意味になります。
GTC:Good Till Cancelledの意味。+がついているのは立会時間外も発注されるの意。
こういうサービスがあるのはやっぱり創業者の松本さんがトレーダーだったからなんでしょうか(゜-゜)
チャートが使いやすい
マーケットスピードやHYPER SBIに負けないくらい使いやすいと思います。
インジケータを好きに変えたり追加したり出来て、線も引きやすい。期間も長く表示出来て言うことないです。
当ブログの米国株分析記事で出しているチャートはこちらを加工したものです。
米国株に興味があるならマネックス証券で口座開設!
ネット証券の黎明期からサービスを開拓してきたマネックス証券。海外株へのこだわりも強く、米国株をやるならマネックス証券はイチオシです^^
マネックス証券の口座開設はこちらからどうぞ!
ネット証券3社の比較表
もう少し詳しく比較表にまとめておきます。私の主観コメントが多分に含まれています。
SBI証券 | 楽天証券 | マネックス証券 | |
---|---|---|---|
口座数 | 500万口座 | 400万口座 | 170万口座 |
手数料(日本株) | 現物10万円以下:99円(税込み) 現物50万円以下:275円(税込み) 定額プランなら1日50万円まで手数料無料 | 現物10万円以下:99円(税込み) 現物50万円以下:275円(税込み) 定額プランなら1日50万円まで手数料無料 | 現物10万円以下:110円(税込み) 現物50万円以下:495円(税込み) 他と比べて高いし定額プラン高額だからキャッシュバック狙う |
画面、使いやすさ(主観) | 管理画面はシンプルに整理されていて使いやすい が、HPはスマホ画面にレスポンシブデザインされてないためスマホユーザー的には使いにくいかも | 画面の見やすさは圧倒的に楽天証券 人によっては色が多すぎて見にくいと言うかもしれないけど、ちゃんと改善してる 資産状況、保有株とも分かりやすいしグラフ描写も出来て素晴らしい | 海外株の管理画面は正直全くダメ 為替振替が分からない、ひと目で資産状況が分からない、購入画面も統一されていないなど |
チャート、スクリーニング | HYPER SBI使ってて困ることはないと思う 和波にとってチャートは20年以上表示出来て、好きに線が引ければOKだけど 特定の日を指定してチャートを見ることも出来る | マーケットスピードおすすめ 多機能、見やすい 日本株、米国株ともチャート一緒 | 米国株のみになるけどTradeStationはインジケータ自分で作れるので最高に良い、あとなんか使いやすい 当ブログの米国株チャートはこれを使ってます |
情報の豊富さ | 一通り | 日経テレコンが無料で読めるのは良い 情報の多さも読み取りやすさも楽天証券に軍配 | よくレポートが来る |
米国株、中国株など | 最低取引手数料0ドルに値下げ発表! SBI証券FXα経由で為替振替するとスプレッド激安(他の1/10くらい) 米国株の貸株サービス(カストック)あり | 最低取引手数料0ドルに値下げ発表! | 最低取引手数料0ドルに値下げ発表! 取引銘柄数の多さ マネックス証券に口座開設する唯一にして最大の理由 ちなみに90日という長期逆指値注文が出来るのはマネックス証券のみ |
IPO | IPO取扱い数は3社の中でトップ ポイント制が良い | ほとんどない | ネット証券の中では多い方だけど主幹事にならないから期待値は低いかな 完全平等抽選 |
投信 | 正直3社とも投信ラインナップに不足はない | 正直3社とも投信ラインナップに不足はない 少額でも楽天ポイントで買い付け出来るので投信と相性良いと思う | 正直3社とも投信ラインナップに不足はない ポイントサービスあるけど買う価値がある投信はほぼポイント対象外 |
NISA | 日本株や米国ETFの買付手数料無料 | 日本株や米国ETFの買付手数料無料 | 日本株や米国ETFの買付手数料無料 |
スマホ活用 | HYPER SBIのスマホ版 そもそも使ってないけどシンプルすぎて微妙らしい 和波的にはYahooで事足りている | 使ったことないけど情報量とインターフェースは評判良いらしい | マイリスト使いやすいらしい |
企業体力(安全性) | ネット金融の横綱で、証券は一強だから問題ないでしょう | 母体の楽天が非常に大きいから大丈夫かな Amazon、Yahooに押されてるけども | ほぼ証券ビジネスオンリーなのが若干怖い |
サポート | 丁寧にレスポンスしてくれたよ | 電話したことない | 迅速なレスポンスしてくれたよ |
それ以外 | PTS(夜間取引)可能(やらなくていいけど) 楽天証券他の新サービスをことごとく後出しで真似てリリースしてくれる(リーダー戦略っすね) | やっぱりユーザーインターフェースは楽天証券が一番考え抜かれてる あと意地でもSBI証券と同等のサービスレベルを維持してくれると思う | マネックス証券は米国中国の小型株まで突っ込む人には必須と思う |
ちなみに、この3社以外はまあ考えなくても大丈夫です。
選定基準の優先順位
何を基準に選ぶのかですが、和波的には以下の順番で考えています。
- 口座開設数が多くて長く安心してお金を預けられそう
- 手数料が安い、ポイント含めてのコストメリット
- 取引画面、管理画面が使いやすい分かりやすい
- そこでしか取り扱ってない銘柄がある(海外株)
逆にあまり必要と思っていないもの↓
- 多機能チャートは短期売買やらないので不要(20年以上長期チャート表示と、自由に線が引けるならOK)
- 情報は自分で色々調べるので不要
- ポートフォリオ管理系ツールもGoogleスプレッドシートで行うので不要
- 各社独自のAI運用サービスは、現状手数料が高すぎる上にさしたる優位性もなく自分でトレード出来る人には不要
その他の証券会社について
実際にはもう2~3社候補がありますが、以下の特定条件に合致しない限りは選択肢から切っても良いのではないかと。
- GMOクリック証券:財務分析が見やすい、GMO系列のIPOで有利になる(主幹事になる上に抽選でライバルになる口座数が少ない)ため開いておいて損はない
- 松井証券:シェアは3位、10万円以下の小口取引及び1日決済の信用取引(こっちは金額にかかわらず)手数料がゼロのためデイトレ向き
また、店舗型の証券会社/銀行は絶対にかかわらないこと。
手数料も高く、売り込んでくる商品(投資信託)もひたすら割高&ハイリスクなので、相手にしないほうがいいです。
長らく利用するところですので、キャッシュバックキャンペーンに釣られてメイン口座にするのは絶対にやめましょうね(><)
補足
米国株取引をはじめるにあたって
米国株取引をする場合は、さらに「外国株」というところから口座開設が必要になります。
手続自体はすぐに完了すると思います。
取引にあたっては、為替振替をして円→米ドルに換えて海外株口座に入金する必要があります。
先ほど書いたようにSBI証券にはSBI FXα経由だと為替手数料を安価に押さえられるので、是非ご活用を。
NISA/つみたてNISAをはじめるにあたって
NISA/つみたてNISAについても、一般の証券口座と別でさらに「NISA」「つみたてNISA」の口座開設が必要になります。
「NISA」または「つみたてNISA」はどちらか片方のみ選択、かつ全ての金融機関合わせて1人につき1口座しか作れませんのでご注意ください。
国に申請を出す関係上、取引出来るようになるまで1か月くらいかかります。
つみたてNISAのはじめかたについて、以下に記事を書きましたのでご参考まで。
ちなみに以下の記事にて、NISA/つみたてNISA/iDeCoのどれがいいのってご質問に答えています。
iDeCo、つみたてNISAの順番にお金を入れればいいと思います。国の制度は有効に活用しましょ。
制度を比較するとこんな感じになります。iDeCoは出金拘束があるので、それを嫌う場合は使わないように。
つみたてNISA | 現行NISA | iDeCo | 通常の投資 | |
---|---|---|---|---|
運用目的 | 現行NISAより長期運用するための口座 | 投資促進のための非課税枠 | 公的年金を補う | 個人個人に合ったスタイルで金を稼ぐ |
キャピタルゲイン、インカムゲイン | 非課税 | 非課税 | 運用益非課税、年金受取は年金控除、一時金受取は退職所得控除、 | 課税(20.315%) |
その他の税制優遇等 | なし(損益通算不可) | なし(損益通算不可) | 掛け金の所得控除(損益通算不可) | 損益通算、外国税額控除(対象の場合) |
口座 | 1人1口座(現行NISAと併用不可) | 1人1口座(つみたてNISAと併用不可) | 1人1口座 | 証券会社ごと |
投資上限額 | 40万円/年 | 120万円/年 | 144,000円~816,000円/年(職業による) | 無制限 |
制度の期間 | 最大20年(2037年まで、ロールオーバーなし) | 5年(ロールオーバーで10年まで延長可) | 60歳まで(10年円超可) | 無期限 |
投資対象 | 一部の投資信託(ETF含む)に限定 | 株、投資信託、ETFなど | 投資信託、預金、保険 | 無制限 |
手軽さ | 自動積立不可 | 自動積立可 | 自動積立可 | 商品次第 |
途中引き出し、換金 | いつでも可(非課税枠の再利用は不可) | いつでも可(非課税枠の再利用は不可) | 60歳まで原則不可 | いつでも可 |
インデックスファンド(投資信託、ETF)のオススメ
米国株もやりたくなったらすぐはじめられる3社ですが、まあ最初は(ずっとでも可)投資信託をオススメします。米国ETFはちょっとハードル高いと感じるかもしれないので。
最近の和波的にはeMAXIS Slimシリーズがお気に入りですかね。ニッセイもいいし、楽天バンガードあたりも良い選択肢です。
とりあえず手数料0.5%を超えるファンドは避けましょう。
当ブログにやって来るくらい情報リサーチが出来る方であれば、心配ないと思いますが!
SBI証券で口座開設する↓
楽天証券で口座開設する↓
マネックス証券で口座開設する↓
口座を開設したらいよいよ本番です。当ブログと一緒に投資をはじめていきましょう!
記事も色々読んでもらえると嬉しいです(*´∀`*)