今回はP&G(PG)のファンダメンタル、チャート分析をやっていきたいと思います。
P&Gといえば連続増配銘柄で長期保有銘柄筆頭ですね。以下の連続増配銘柄の特集記事でも取り上げたので、合わせてどうでしょう。

あるいは長期投資家にとっての最強セクターである生活必需品セクターの分析記事でも取り上げました(生活必需品セクターのETF:VDCの記事ですね)。

目次(クリックで飛びます)
P&G(PG)の事業内容
ビジネスを3Cで分解してみましょう。
事業内訳
プロクター・アンド・ギャンブル、通称P&Gは世界最大の一般消費財メーカーです。以下の製品一覧で知っているものも多いのではと思います。
アリエール、ボールド、さらさ、レノア、ジョイ、ファブリーズ、パンパース、ウィスパー、パンテーン、パンテーンクリニケア、h&s、h&s for men、ヴィダルサスーン、ハーバルエッセンス、ウエラ、SK-II、ジレット、ジレットヴィーナス、ブラウン……etc
出典:P&G製品一覧
不況期でも需要の落ちにくい「生活必需品(日用品)」を中心に、世界中でビジネスを展開するのがP&Gです。
P&Gのビジネスモデル特徴
よくMBAの教科書でも取り上げられるP&Gのビジネスモデルのポイントは主に2つで、マーケティング注力とイノベーションです。
P&Gはブランドマーケティングの企業であり、広告宣伝費は年間1000億円を超えており(もちろん世界最大規模)、ブランドイメージ確立が非常に上手いです。実際にゼネラルマネージャー、社長などは7割がマーケティング職からとも言われ、人材を育てていく企業風土が出来ています。
また、P&Gの屋台骨を支える「競争力ある製品づくり」のため、毎年20億ドルのR&D投資があり、次々と新製品を生み出すイノベーションの土壌があることを忘れてはいけません。しかも近年はオープンイノベーションの取り組みを強化し、成熟してしまって革新的な製品を創り出すことが難しくなった日用品市場において、消費者視点から再度イノベーションを起こそうとしています。
直近決算書から
P&Gはありがたいことに日本語訳されたアニュアルレポートがありますので、企業分析がしやすいです。
P&Gは10カテゴリーの約65ブランドを有していますが、決算には主要5部門として以下5つの事業に分かれているようです。決算書から雑に抜いてきたものに代表ブランドをググって合わせたので、微妙に間違いがあったらすみません。
- ビューティー事業:ヘアケア(シャンプーやトリートメント「パンテーン」など)、スキン&パーソナルケア(スキンケア「SK-II」など)です。特にSK-IIが好調で、前年比3%成長。
- グルーミング事業:カミソリ・替刃(カミソリ「ジレット」など)、電化製品です。カミソリの売上が増加しており、全体で1%増加です。
- ヘルスケア事業:オーラルケア(歯ブラシ「ブラウン」、オーラルケア「クレスト」など)とパーソナルヘルスケア(胃腸薬やビタミン、ミネラルサプリメント)です。7%増加。
- ファブリック&ホームケア事業:ファブリックケア(洗濯用洗剤「アリエール」「ボールド」など)、ホームケア(台所用洗剤「ジョイ」、エアケア「ファブリーズ」など)です。1%増加。
- ベビーケア&フェミニンケア&ファミリーケア事業:ベビーケア(紙おむつ「パンパース」など)、フェミニンケア(生理用品「ウィスパー」など)、ファミリーケア(トイレットペーパー「チャーミン」など)です。1%増加。
直近決算では売上横ばい、利益は前年比2.5倍でした。増益の内訳としては、主力商品の売上が全体的に上がっており、特にスキンケアの「SK-II」が好調でした。加えてビューティーブランド(41ブランド)をコティ社へ売却したため特別利益が計上されています。また、17年度は2~3%の売上成長を見込んでいます。
実に10カテゴリ中9カテゴリで増収増益を達成している背景にコスト競争力の強化があります。P&Gはここ5年間で100億ドルもの支出を抑制しているようで、マーケティングの見直しや人員カット、サプライチェーンマネジメントといった施策を、事業計画に基づいて実行しています。
将来の方向性
14年にブランドを現在の半分にすると宣言して以降、ブランド統合を進めており、特に高収益を生む70~80ブランドに絞ろうという動きがあります。これによって電池事業やペット事業から撤退することとなり、一時的に減収となっていますが、将来的にはさらに高収益体質になるだけですので問題ありません。
これはP&Gに限らない動きで、消費財業界ではこのところM&Aが活発化しています。これは多角化ではなく特定市場のトップを取るためのM&Aで、選択と集中によって不要なブランドを捨てて強いブランドを残すという方向で取り仕切っています。
もう一つ重要な動きとして、eコマース市場の攻略があります。20年までに全市場の4分の1をeコマースが占めるという予測がある中で、新たな接点を作る必要があると思われます。
個々のブランド一つ一つは書きませんが、絞ったブランドはどれも市場トップシェア級です。後述するプライベートブランドなどと競争しコモディティ化が徐々に進みつつも、当面は高いブランド価値を有しているものと思います。
競合
VDCという生活必需品セクターのETF記事で詳しく扱ったのでそちらを見ていただけると嬉しいです。

少し古いですが、世界ランキングがあったので貼っておきます。P&Gが首位ですね。デロイトトーマツのレポートが非常に詳しくて分かりやすかったです。

(出典:デロイトトーマツ)
ちなみに消費財(エレクトロニクス、娯楽なども含む)にすると4位です。同じ生活必需品系だとネスレ(スイスの企業ですがADR:NESNで購入可能です)、ペプシコ、ユニリーバ、コカコーラですね。どれも永久投資銘柄の筆頭です。
なお、P&G、ユニリーバ、ネスレを3大一般消費財メーカーと見ることが多いです。

(出典:デロイトトーマツ)
大和証券が出している比較表を見つけたのでお借りします。P&Gはあれだけの巨大企業でありながら競合他社よりも高い営業利益率を誇っています。選択と集中の結果、今より一層右側に移っていくと思われます。

(出典:大和証券)
ちなみに、世界中でトップシェアを取っているP&Gが苦戦している数少ない市場が日本になります。もちろん日本には花王という企業があるからですね。花王は直近ROEが15%に迫っており、日本で最も長い連続増配銘柄(26年)という日本屈指の優良企業です。
ちなみに、花王は国内売上が7割もあって、逆にP&Gは海外売上が6割以上という対照的な企業でもあります。また、余談ですが、2005年頃のP&Gは海外売上が3割と今の花王と同じくらいしかありませんでした。海外進出はここ10年の出来事なのです。
市場
こちらもVDCの記事を見ていただければと思います。
紙おむつ市場や化粧品市場、髭剃り市場など、細かくしていけばいくらでもありますが、日用品・トイレタリーの市場全体で見ると、市場規模は25兆円程度と推定されています。そして、その内訳の各市場で1~2位を取っているのがP&Gです。
また、ネットという中間業者排除の仕組みによって、メーカーは消費者と直接やり取りする機会が増えることになります。今後の成長軸として注目ですね。
参考アクセンチュア最新調査――消費財メーカーがアジア市場における3,400億ドルの成長機会を捉えるには、デジタル能力強化が不可欠
リスク要素
イメージ重視、ブランド重視の消費者
というのは、逆に言えば大きな不祥事をやらかしたときに、どう対応するかが大切なわけですね。生活必需品市場で最も重要なのは口コミであり、悪評はすぐに広まってサイレント不買に繋がります。
食品メーカーは異物混入事件が起きたらアウトですよね。P&Gだと赤ちゃん向け製品で何か使い方を誤ると危険な製品を販売してしまう、といったことになるでしょうか。

(出典:デロイトトーマツ)
こうしたことも含めたリスク管理として、安心安全への取り組みを強化しているようです。

(出典:P&G)
あと最近のキーワードだと、「消費者体験」なんかも重要でしょうか。日用品業界は昔から「試供品」というもので安価(無料)で消費者に商品を体験してもらうことを得意としていましたので、今後も続けていくでしょう。
一度使ってもらうとそこから購入までのハードルが下がります。フット・イン・ザ・ドア・テクニックって言うんでしたっけ。うーん、返報性の原理のほうが近いのかな?

(出典:P&G)
イノベーションで他社と差別化出来る製品を持っているわけですから、あとは正しく消費者に伝われば良いわけです。それには奇をてらう必要はなく、実物を渡す以上の方法はありません。
基幹技術の流出防止
オープンイノベーションで技術をオープンにしているのですが、一方で米国企業らしくコア技術はがっちり特許で固めていますので技術流出は問題ないかと(そもそも、製品の機能よりもブランド価値が重視されますしね)。以下はダイエット関連技術に限定した特許データですが、P&Gは2位に倍近い差をつけてトップです。
参考【ダイエット食品分野】国際調査における特許牽制力ランキングトップ3はP&G、NUTRICIA、NESTLE、―日本企業では味の素、松谷化学工業がランクイン
コモディティ化に抗う
コモディティとそれ以外を分けるのは圧倒的な消費者独占力ですね。P&Gはこの点が非常に強い企業で問題なさそうだと判断していますが、市況全体ではインターネットで比較が出来るようになったことで消費財全体のコモディティ化トレンドに拍車がかかっています。
一応、公平な目線での評価を得るために、以下の情報を載せておきます。
ですが、要は値が大きいほどブランド価値があると市場認知されているということになります。日用品市場は平均してQレシオが高めですが、P&Gはこの上位企業群には顔を出していません。

(出典:デロイトトーマツ)
なおQレシオ1を下回った日本ww
プライベートブランドも競合に
価格が安く消費者に近い最終小売のプライベートブランドも潜在的な脅威になります。飲料系では既にプライベートブランドは広がってきていますが、顧客が定期的に足を運ぶ日用品も主要ターゲットですからね。
P&G(PG)の財務分析
PL
ずっと横ばいで、14年頃から売上を落としています。これは上で見てきたように、選択と集中の結果、ブランドを半分にしている最中だからですね。
ちなみに、このEPS成長率が気に入らなかったためか、バフェットはジレット時代から保有していたP&G株をほとんど全て売却してしまいました。
利益率は相変わらず20%弱と高水準を確保しており、ROEは15%前後と市場平均よりやや上くらいで推移しています。大鉈を振るったことで、今後さらに利益率が良くなることが期待出来ます。
BS
固定資産が大きめで、流動比率は低めに出ています。R&Dや広告宣伝費が大きいためでしょうか。自己資本は50%近くでずっと推移していて、安定的ですね。
CF
キャッシュフローにも問題はありません。やっぱりものづくりの会社なのでR&Dなどの固定資産も多く、投資はやや大きめになっています。とはいっても、営業CFが凄まじいことになっているので、余裕の範囲です。
株主還元指標
冒頭でリンクを貼りましたが、DPS=一株当たり配当金は一貫した右肩上がりで、実に54年連続増配中です。キャッシュの余剰はほぼ100%投資家へ還元しており、今後もその姿勢は続く見込みです。
直近配当利回り:2.92%
とはいえ、徐々に配当性向が上がってきており、余力が小さくなっているのも事実。以下の図で見るとFCFとほぼ同じだけ株主還元しています。連続増配を維持するのはもう10年は可能そうですが、EPSが横ばいのため自社株買いを減らしての連続増配となっており、体質改善が求められるところです(そのためのブランド統合ですから)。

(出典:大和証券)
P&G(PG)の株価、チャート分析
とりあえずリアルタイムチャートのリンク置いておきます。
過去の最高値、最安値
過去から非常にきれいな右肩上がりのチャートで、現在は最高値付近。
ところで、このチャートを見るとITバブル崩壊やリーマンショックですら大した影響がないということが分かると思います。この底堅い値動きこそディフェンシブ銘柄の強みで、不況に強いというわけです。
- 最高値:93.89(15年)
- 最安値:26.17(00年)
次にリーマン級のリセッションが来ても、リーマンショック前の下限水準までは落ちないと予想すると、レンジを60~90ドルに置くのがいいかなと思いました。
今後の値動き予測
5年チャート
5年チャートで停滞が見えます。いくつか壁になるポイントがあったのですが、前回最高値に3回目のチャレンジなので、今回かその次で超えそうです(見通しの上方修正など、ちょうど次の決算も良さそうな気配があるので)。
とりあえず、やっぱり60~90ドルのレンジかなと。せめて75ドル割ってから入りたいのですが、たぶんそれ待ってると数年以上入れないですね。
1年チャート
直近1年はやや持ち直しが見えています。
P&G(PG)の投資戦略
まとめましょう。P&Gは製品が多すぎることもあって、今回は全体論に終始してしまいましたね。
- P&Gはマーケティング戦略に優れた一般消費財の世界トップ企業で、近年はより高収益体質に生まれ変わるため、選択と集中によってブランド統廃合を進めている。
- ブランド価値に裏付けされた20%の高い営業利益率を誇る。
- 足元のビジネスは好転しているが、今後もコモディティ化の波に逆らうことが出来るか注視が必要。
- 54年連続増配銘柄であり、もうしばらくは続きそう。ただ、自社株買いを減らしての連続増配達成なので、今後も継続するには体質改善が必須。
- チャート的には60~90ドルの高値レンジにあり、ディフェンシブ銘柄らしく不況にも落ちてきそうにないのが痛い。
回答
チャートだと高く見えるけど、かといって待っていても落ちてこないのが難しい銘柄です。例によって「あえて」リスク項目をいくつか挙げていますが、現時点でも同業他社を圧倒的に上回る利益率ですし、経営資源の集中による効果が発揮されるのはこれからと考えると、永久投資適格に疑いなしと言っていいと思いますね。
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ペプシコ | PEP | 生活必需品 | ペプシ・コーラ |
ゼネラル・ミルズ | GIS | 生活必需品 | ハーゲンダッツ |
クラフト・ハインツ | KHC | 生活必需品 | チーズ、ケチャップ |
マコーミック | MKC | 生活必需品 | スパイス |
ホーメルフーズ | HRL | 生活必需品 | SPAM |
マクドナルド | MCD | 生活必需品 | マクドナルド |
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アルトリア・グループ | MO | 生活必需品 | たばこ(マルボロ) |
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