【配当王】米国株50年以上連続増配銘柄一覧(コメントつき)【Dividend Kings】

テーマ株

米国株はそれこそ連続配当のある会社ばかりなので、ずっと持ち続けられる株ばかりです。

知らない会社もあると思うので、事業の紹介や現在の株価チェックなどしていきます。良さそうな株については、別記事で詳しく取り扱っています(リンクから飛んでください)

また超分かりやすい動画も作ったので、一緒にどうぞ!

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前置き:連続増配株に投資する意義

50年連続増配株を配当王(Dividend King)、25年連続増配株を配当貴族(Dividend Aristcrat)と言いますが、なんと配当王は29社もあります。

日本は配当貴族として花王一社(30年連続増配)のみなので、いかにすごいことか分かると思います。

なにせ1970年以前から増配記録が途切れていないわけです。

その間にあったオイルショックやリーマンショック、911同時多発テロやITバブル崩壊など、危機をものともせず株主還元を続けてきた一流の会社ばかりですね。

増配銘柄がすなわち投資対象として魅力的とはならないものの、優良企業の指標の一つとして、チェックすべき項目には変わりありません。

高配当=高リターンの過去データ

シーゲル先生著書「株式投資 第4版」によれば、過去60年のデータで高配当株ほど高リターンであったことが明らかになっています。

S&P500を配当によって5グループに分けてパフォーマンスを調べたところ、きれいに配当の多いグループから順番にリターンが順位ついたと。

まあ、配当は収益が出ていないと出せませんから、当然優良株が揃いやすいというのもあります。

ただ、配当貴族とS&P500のパフォーマンスで比較しても前者が勝ったことは記憶しておいてよいでしょう。

では見ていきましょう。

米国株で50年以上増配している企業ランキング

American States Water(AWR) 65年連続

アメリカン・ステイツ・ウォーター(AWR)-Yahoo!ファイナンス

業種は公共(水道、電力)関連。利回りは1.47%程度で、ここ10年の増配率は7.8%でした。

設立は1929年、米国西海岸沿いのカリフォルニア州において一般の住宅や事業者向けに水や電気を供給するインフラ事業を営んでいます。

世帯数で言えば水道サービスを26万世帯、電力サービスを2.5万世帯に提供しています。その他、軍事基地の上下水道保守運営も行っているとのことです。

インフラ業らしく安定的な利用料収入があります。特にAWRが本社を置くカリフォルニアはアメリカで最も人口の多い州であり、また人口増加地区でもあります。

世帯数については具体的データがないのですが、人口が3,700万人なので1,000万世帯くらいでしょうか。そのうち26万世帯をカバーしているので、まあ数はそうでもないですが。

カリフォルニア州経済の基礎的データ

また、カリフォルニアは産業も活発化、中部渓谷地帯は農業も盛んで水の需要は今後も継続して上昇見込み。ビジネスとしては手堅いでしょう。

チャートもなかなか好調でしたが、公共セクターというのはシーゲル投資的には微妙なセクターだったりします(過去リターンはS&P500を下回る)

この表、かなり使うので頭に入れておいたほうがいいです。

Dover (DOV) 64年連続

ドーバー(DOV)-Yahoo!ファイナンス

業種は総合工業製品メーカー(産業機械・装置)、配当利回りは2.06%程度、ここ10年の増配率は9.7%でした。

BtoBなので馴染みがないと思います(私は知りませんでした)

かなり色々な製品を扱っているみたいで、エネルギー(掘削用ドリル、コントロールバルブ、発電用モーターなど)、工学システム、食品設備(業務用冷蔵庫、キッチンなど)様々な部門でトップシェアを持っています。

資本財セクターは意外と連続増配株が多いのですが、やっぱり景気敏感株ではあります。とはいえ配当性向も50%以下をキープしているので、無理して配当しているわけでもありません。

Northwest Natural Gas(NWN) 64年連続

ノースウエスト・ナチュラルガス(NWN)-Yahoo!ファイナンス

業種はエネルギー事業(天然ガス)、利回りも2.89%程度、ここ10年の増配率は2.2%でした。

オレゴン州付近の個人、法人への天然ガス供給事業がメインです。

エネルギー株はわりとリターンが良いですが、配当性向がほぼ100%で限界ギリギリラインのため増配率はかなり低めに抑えられています。連続増配記録のコミットは続けると思いますが、あまり劇的には増えないと思います。

また株価は安定しています。2008年のリーマンショックで一瞬だけ2倍上下動した以外、ほぼ動きなしのチャートです。まあ今の相場だと高配当株は5%くらいほしいですが。

Genuine Parts(GPC) 63年連続

 

ジェニュイン・パーツ(GPC)-Yahoo!ファイナンス

業種は流通(自動車部品)、利回り3.99%程度、ここ10年の増配率は6.3%でした。

売上の半分は自動車部品、続いて3割が工業用部品。ブランド名は「NAPA」と言うそうです。

車社会の米国では自動車部品の流通事業に需要があるため、ほぼ内需で回っています。

流通業なので仕方ないとはいえ利益率5%程度で、コロナショックの影響もあり、どこまで増配を続けられるか懸念されます(それでも配当性向は6割を切っているので、まだ大丈夫かな)

チャートも直近高値から7割飛ばしていて、投資家の不安も見えます。

Procter & Gamble(PG) 63年連続

プロクター・アンド・ギャンブル(PG)-Yahoo!ファイナンス

P&Gは詳細な個別銘柄記事を書いているので、興味があったら一緒に見てくださいね!

【米国株】プロクター・アンド・ギャンブル(P&G:PG)の銘柄分析【連続増配】

P&Gはみんな知ってますよね。一般消費者向けの日用品の製造販売企業。利回りは2.71%くらいで、ここ10年の増配率は6.2%でした。

日本でも花王が連続増配トップ(30年)でしたが、やはり景気にかかわらず一定の需要が見込める必需品を扱う企業故に、業績が安定しています。また、一般に日用品は価格弾力性(価格変更に対する需要変化)が小さいとも言われています。

この結果が市場平均を上回るリターンを叩き出したり、

危機のときに下落幅が浅くて済む大きな理由になります。

ちなみに、P&Gと花王を比較すると、P&Gのほうがマーケティングが上手いと言われており、グローバル展開は二手三手先を行っています(日本では一番の花王は、国内売上が6割で海外展開が進んでいません)

P&G 製品一覧を見てください。誰でも知ってる商品ばかりですよね。

  • パンパース(おむつ)
  • アリエール、ボールド(洗剤)
  • ファブリーズ(消臭剤)
  • パンテーン、h&s(ヘアケア)
  • ブラウン(電気シェーバー)……etc

10年後も確実に生き残る企業筆頭であり、安心感も段違いです。安定した収入をベースにきちんと広告投資を行い、絶対的なブランド力を有しています。だからこそ連続増配も実現できるわけです。

前年は利益率を落としましたが、それまでずっと20%近い利益率を保ってきましたし、トイレットペーパーやペーパータオルに消費者が群がる事態になっていて、コロナショックでも売上がむしろ伸びています。

いいところを挙げたらキリがないくらい。

Emerson Electric(EMR) 63年連続

エマソン・エレクトリック(EMR)-Yahoo!ファイナンス

電機メーカー。配当利回りは3.48%くらい、ここ10年の増配率は4.7%でした。

世界有数の多国籍企業で、主力商品も多数(事業部隊は60もある模様)、従業員も10万人以上です。主に産業向けがメインですから、消費者には馴染み薄いと思います。

海外売上比率が6割なので、コロナショックの影響が懸念されます。とはいえ現状の利益率は15%以上を叩き出していますので、余力もって配当に回している印象があります。

Parker-Hannifin(PH) 63年連続

パーカーハネフィン(PH)-Yahoo!ファイナンス

製造メーカー(車両、船舶、航空宇宙などのモーションコントロール)、利回りは2.35%くらいかな。増配率は13%で、何気に1兆円企業。

モーションコントロール=パーカー・ハネフィンと企業HPにあるように、モーション・コントロール・テクノロジーの分野で多角経営を行う世界のトップメーカー。

まあチャートは現在暴落中ですが、BtoBメーカーらしく利益率は15%と高い水準にあります。

3M(MMM) 61年連続

 

スリーエム(MMM)-Yahoo!ファイナンス

スリーエムの個別銘柄記事も書いています。

【米国株】スリーエム(3M:MMM)銘柄分析【連続増配株】

ポストイットで一般人にも馴染み深い、化学・電気素材メーカー。配当利回りは3.72%程度、ここ10年の増配率は10.5%。

ポストイットやスコッチのような一般消費者向けの商品が頭に浮かびますが、事業は6部門で構成されており、産業・交通部門でビニールやポリエステル、ヘルスケア部門で医療用テープなども製造販売しています。売上、利益は安定的な横ばいですね。

また、「15パーセントルール」という経営手法で知っている人も多いかと思います。この会社は勤務時間の15%を通常業務以外の活動にあてることを許されており、新しい商品の企画を促す柔軟な仕組みができています。ポストイットもここから生まれました。

チャートは山谷がはっきりしてますが、18年度から利益が下がっています。まあそれでも利益率18%なので、二桁の増配率も問題なしの潤沢なキャッシュを有しています。

Cincinnati Financial(CINF) 59年連続

Cincinnati Financial Corporation logo. (PRNewsFoto/Cincinnati Financial Corporation)

シンシナティ・ファイナンシャル(CINF)-Yahoo!ファイナンス

金融セクターが出てきました。利回りは3.29%程度で、ここ10年の増配率は3.2%でした。

保険会社ですね。損保生保の他、企業向け賠償責任補償や労災補償、個人向けの保険やリース事業まで手掛ける模様。

オバマケアで皆保険となってから保険セクターには追い風が吹いていて(トランプでどうなるかというひと悶着はありましたが)、売上、利益ともにずっと右肩上がりに成長しており、当然それを評価して株価も右肩上がりに堅調推移。

ところで労災補償や休業保険やってるらしいんですが、コロナ大丈夫ですか?

Coca-Cola(KO) 57年連続

コカ・コーラ(KO)-Yahoo!ファイナンス

コカ・コーラの個別銘柄記事を書きました!

【米国株】コカ・コーラ(The Coca-Cola Company:KO)の銘柄分析【連続増配銘柄】

世界最大のノンアルコール飲料メーカーで、圧倒的なブランド力を武器に世界200か国で販売しています(米国以外の売上比率7割以上)。

利回りは3.49%くらい、ここ10年の増配率は7.5%になります。

コーラの原液のレシピが秘密にされていることも有名ですよね。原液だけ自社内で製造し、ボトルに詰めるのは現地で行うというフランチャイズビジネスのため、輸送コストも製造コストも低く、利益率が非常に高いまま世界展開が可能なのです。

コカ・コーラ以外では「ファンタ」「スプライト」「ミニッツメイド」「アクエリアス」。やっぱり炭酸飲料が過半数を占めます(一説では、世界の飲料水の3%がコカ・コーラのものだとか)。日本だと綾鷹や爽健美茶など。

ビリオンダラーブランド(10億ドルブランド)が20以上あって、マーケティングの上手さが伺えます。

近年の健康志向で12年をピークに売上は落ちていますが、営業利益率は20%→30%とむしろ改善されており、財務体質は優良そのもの。

バフェットの主力銘柄であることでも知られており、株主還元も積極的です。コカ・コーラ創業時(1919)に1株買って、その後の配当を再投資していたら、今1,000万ドルになる計算だそうです。

Johnson & Johnson(JNJ) 57年連続

ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)-Yahoo!ファイナンス

JNJの個別記事を書きました!

【米国株】ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson:JNJ)の銘柄分析【連続増配】

こちらも大変有名な世界一の医療・ヘルスケア企業。利回りは2.69%くらい、ここ10年の増配率は7%です。

皆さんにはバンドエイドで有名な会社かもしれませんが、実際には医薬品と医療機器の世界トップ級企業です。

医薬品はがんや生活習慣病、免疫疾患に強い。

医療機器ではトップ。人工関節や手術用機器に強く、安定した収入源。

ヘルスケアセクターは生活必需品セクターとならんで過去リターンが高かったセクターです。かつ不況耐性があるのでこれからコロナ影響が出てもやっていけるでしょう。

現在も利益率は30%近くあり、配当性向も5~60%程度で余力があります。

またヘルスケアは高齢化や長寿化、新興市場の成長によってこれから伸びていく成長産業でもあります。今回の連続増配株の中でも、特に安心して投資できる優良株だと感じています。

Lowe’s Companies(LOW) 57年連続

ロウズ(LOW)-Yahoo!ファイナンス

業種区分は小売業(大手ホームセンター)、利回り2.1%、増配率は18.4%になります。

アメリカ、メキシコ、カナダに展開する「LOWES」は家電、塗料、板材、床材、建材、園芸用品といったホームセンターの商品を一通り取り扱っています。

業績も伸びていて、小売業ながら利益率10%もあります。

業界的にはホーム・デポ(HD)と2強を形成しているわけですが、アメリカは中古物件を購入してDIYするのが主流(日本のように新築文化ではない)ので、ホームセンター需要はかなり高いです。人口も伸びてますしね。

また、小売全般の脅威であるアマゾン(Web販売)リスクが比較的小さい業界とも言われています。

扱う商品的に実物を見たり手で触ったりする必要があること、マイホームにかかわるので店員に相談して買い物する人が多いことが挙げられます。ホーム・デポは差別化要素として従業員教育に力を入れていました。

リーマンショックで株価が1/3になったり、この業界は景気影響がどうしても大きくなります。専門家向け割合の高いホームデポに比べ、LOWESはより大衆向けという感じですから、コロナ影響は少し心配です。

Lancaster Colony(LANC) 57年連続

ランカスター・コロニー(LANC)-Yahoo!ファイナンス

専門食品の製造販売だそうです。利回り2.08%くらい、ここ10年の増配率は8.1%。

サラダドレッシング、クルトン、冷凍麺、パスタ、キャビア……etc、ブランド名は聞いたことがないので日本ではそんなメジャーなものじゃないかもしれません。

株価は安定して伸びていて好感ですが、売上規模10億ドルはこのリストの中では小さめの会社です。

F&M Bank(FMCB) 57年連続

上場していないため割愛。

Colgate-Palmolive(CL) 56年連続

コルゲート・パーモリーブ(CL)-Yahoo!ファイナンス

コルゲート・パーモリーブの個別銘柄記事書きました。

【連続増配】コルゲート・パーモリーブ(Colgate-Palmolive:CL)の銘柄分析【米国株】

日用品(ホームケア、ペット用品)の会社。利回りは2.5%くらい、ここ10年の増配率は7.8%程度。

P&Gで書いたように、日用品は株のリターンでも不況耐性でも強いです。

コルゲートは家庭用品市場においてアメリカ3位、そして歯磨き粉は世界トップシェアという地位についています。歯磨きってクロマニヨン人時代からやってるんですよ。なくならないですよね。

売上高としてはP&Gの5分の1以下、売上の半分はオーラルケア商品です。それでも日本の生活必需品トップの花王と同程度ですから、良い会社だというイメージはつくと思います。

利益率がこのところ良くなっていて25%になり、今も全然株価が落ちていません。

Nordson(NDSN) 56年連続

ノードソン(NDSN)-Yahoo!ファイナンス

工業製品(塗布装置関連)のメーカー。利回り0.94%とかなり低く、増配率は13%と高め。

BtoBの工業製品は、自分が仕事で扱っているとかでない限りは分かりませんよね。私も知りませんでした。

この手のBtoBメーカーは意外と利益率が高く、今は利益率20%超えています。ただリーマンショックでは純利益マイナスに落ちていたり景気敏感株でもあります。

Hormel Foods(HRL) 53年連続

ホーメルフーズ(HRL)-Yahoo!ファイナンス

詳細な銘柄分析記事を書きました。

【連続増配】ホーメルフーズ(Hormel Foods:HRL)の銘柄分析【米国株】

利回りは1.99%、増配率は15%。

世界的な加工肉のブランドのホーメルフーズ。生鮮のものから冷凍、燻製、缶詰なんでも扱っていますが、一番有名なのはSPAMという缶詰。

ほぼ米国内のみ(9割)で売上を上げている内需ビジネスです。

生活必需品セクターはブランド力で圧倒している企業が多く、余剰キャッシュを配当還元する傾向にあります。成熟市場なのでキャピタルゲインにはそこまで期待できませんからね(ここ数年の伸びはかなりすごいものでしたが)

利益率も10%超えており、安定した配当が期待できますね。

ABM Industries(ABM) 53年連続

利回りは2.15%、増配率は3.4%でした。

清掃や警備、駐車場運営をやっているサービス業で、利益率も3%しかありません。従業員14万人なので結構大きい会社ですが、よく増配株に名前を出し続けているなという印象です。

施設系なのでコロナショックの影響も大きく、株価も暴落中です。

California Water Services(CWT) 53年連続

直近利回りは2.27%、増配率は2.5%でした。

1位のAWRと同じく、カリフォルニア州をはじめとしたいくつかの州で水道事業をやっています。同じ説明は省きますが、株価はかなり調子良さそうですね。

Tootsie Roll Industries(TR) 52年連続

トッツィーロール・インダストリーズ(TR)-Yahoo!ファイナンス

株式分割しまくってますね。

お菓子メーカーです。北米中心に販売していますが、「トーツィー・ロール」、「ブローポップ」といったブランドが有名です。チョコとキャンディですね。

売上はずっと横ばい、利益は右肩上がりの業績になっています。売上50億ドルは日本で言うとカルビーと同じくらいの規模です。

Federal Realty Inv. Trust (FRT) 52年連続

フェデラルリアルティ・インベストメントトラスト(FRT)-Yahoo!ファイナンス

配当王、配当貴族唯一の不動産セクターです。利回りは5.35%と、REITらしく高利回りになっています。ここ10年の増配率は4.9%でした。

REITは9割以上を分配金とすることで、そこに法人税が免除される優遇措置があります。とはいえ配当性向100%超え=利益以上の分配金を出し続けている状態で、不安定ですが。

REITは別記事(最新版は動画参照)でも扱っているので、そちらも見てみてください。

J-REIT、海外REITの魅力と投資戦略~※2020/3/21 動画が最新版の情報です。

セクター特性上仕方ないことですが、直近のチャートはかなり沈んでいます。リーマンショック並に削れてますからね……。

Stepan (SCL)  52年連続

ステパン(SCL)-Yahoo!ファイナンス

直近の利回り1.17%、増配率は8.1%でした。

化学メーカーで陰イオン界面活性剤の大手らしいです。BtoBはコメントがしにくい。景気敏感株だと思いますが、チャートはまあまあ安定したよい動きです。

SJW Group (SJW)  52年連続

SJWグループ(SJW)-Yahoo!ファイナンス

直近利回りは2.14%、ここ10年の増配率は5.7%とまずまず。

ここもカリフォルニア州含むいくつかの州で水道事業をやっています。

カリフォルニアの水はお金が湧いてくるんでしょうか。連続増配株首位のAWR、19位のCWTに続く3つめです。

インフラ事業だけに安定した収入と、それをもとにした安定した増配を達成しているということで、今後も継続してくれそうです。

リーマンショック前後はぱっとしないチャートでしたが、最近は伸びが見えます。

Stanley Black & Decker (SWK) 52年連続

スタンレーブラック&デッカー(SWK)-Yahoo!ファイナンス

直近利回りは2.59%、ここ10年の増配率は7.4%でした。

電動工具メーカーの世界トップシェア(約30%)を誇ります。こういうニッチ産業のトップは安定して強いです。

チャートは下がっていますが利益率はだいたい10%、配当性向も50%以下なのでまだ余裕がありそう。

Target (TGT)  52年連続

ターゲット(TGT)-Yahoo!ファイナンス

利回りは2.44%、ここ10年の増配率は15.4%です。

小売で全米5位の会社で、米国で2000店舗程度有しています。生活雑貨に強く、主なターゲットは中流~貧困層になります。

そういう意味で、販売カテゴリはアマゾンと、客層はウォルマートと被っているのが懸念ではありますね。

なおウォルマートも47年連続増配なので、もうすぐ配当王の仲間入り。

【米国株】ウォルマート(Walmart:WMT)の銘柄分析【連続増配】
【米国株】アマゾン(Amazon:AMZN)の銘柄分析

米国小売はウォルマートが圧倒的。

ターゲットもWeb通販を強化していますが、アマゾンリスクが極大化するのか回避出来るのかは要注目です。ウォルマートが価格的にアマゾンに対して優位を保っているため、おそらくターゲットも同様と思われます。

連続増配株としては、利益率は6%くらいしかないです。まあ小売ですからね。

配当性向は50%を切るので、増配余地は十分です。

気になるのはコロナ影響で、単純に目先の客数減少だけでなく、メイン客層の中流以下が失業急増で可処分所得が下がっていて、売上に響きそうな気がします。

Commerce Bancshares (CBSH) 51年連続

コマース・バンクシェアーズ(CBSH)-Yahoo!ファイナンス

直近利回り1.86%、増配率は4.9%

銀行株です。金融セクターながらリーマンショックでも増配を維持し、その当時も利益率20%以上でした。現在は30%を超えます。

Altria Group (MO) 50年連続

アルトリア・グループ(MO)-Yahoo!ファイナンス

利回りは現在8.86%もあります。すでに超詳しい記事を書いたので見てもらえればと思います。

【シーゲル銘柄】アルトリア・グループ(Altria-Group:MO)の銘柄分析

王道のたばこ株ですね。フィリップ・モリス・インターナショナルが米国外で販売しているのに対して、アルトリア・グループは米国内のみで販売しています。

そして今や脅威の利益率50%超えです。

配当性向は高いです。これもフィリップ・モリスと同じ。

シーゲル先生の赤本でもフィリップ・モリスは過去60年くらいのリターンがトップだった銘柄で、S&P500を倍近く上回る19.75%の年平均リターンを叩き出しています。

昨今の健康志向の逆風や経営統合が噂されますが、数々の金融危機や天文学的な訴訟問題も乗り越えての連続増配ですので、私は今後も高いリターンを期待できると思っています。

Sysco Corp (SYY) 50年連続

シスコ(SYY)-Yahoo!ファイナンス

利回りは3.44%、ここ10年の増配率は5%です。

ネットワーク機器世界最大手のシスコ・システムズ(CSCO)ではなく、流通業のシスコです。日本では聞かないですが、業務用食材の卸として全米最大のシェアを持ちます。ニッチトップ企業。

主要顧客はレストランが6割程度で、その他に学校や病院にも卸売しています。

コロナ情勢の中株価は軟調ですが、事業の安定感は素晴らしいと思います。

H.B. Fuller (FUL)  50年連続

HBフラー(FUL)-Yahoo!ファイナンス

利回りは1.83%、増配率は8.9%

工業用接着剤のメーカーです。

BtoBの資本財セクターも連続増配株の常連ですが、今のような相場には弱いです。

思うことなど

さて、特徴を見てみましょう。結構日本株と被っている内容が多いので、合わせて見てもらえると嬉しいです。

【隠れ優良銘柄】10年以上増配の日本企業上位20社一覧(コメントつき)

業種や事業内容

どんなときでも安定した増配をするには、経営基盤が安定していることが不可欠です。財務指標もよいですが、それにはやはり自身の属するセクターの優位に差があります。

  • ニッチ業界や特定地域の首位級(BtoB工業製品のメーカーが目立つ)
  • 景気に左右されにくい業界(日用品や食品などの生活必需品と、ヘルスケアセクター)
  • 公共系(エネルギー、インフラ)

前回更新からいくつか落ちた株も……

この記事の初回更新が16年4月だったのですが、そこから以下の4銘柄が落ちていました。

50年以上の連続増配株といえど切れるときは切れるので、過信は禁物です。

  • Vectren(VVC):天然ガスや電気の供給サービス
  • Illinois Tool Works(ITW):産業包装製品が主力
  • CLARCOR(CLC):ろ過装置関連製品の製造販売
  • Chubb(CB):損害保険会社

一歩違えば脱落するので、今のリストにも生存バイアスがかかっていることを忘れないようにしたいですね。


お疲れ様でした。みなさんの投資の参考になれば嬉しいです。

 

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