【VYM】【HDV】【VIG】比較 米国高配当株式系ETFの3つを比較してみる。

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こんにちは、和波です。

最近米国株の考察が滞っていたので、たまには記事にしようと思います。

今回取り上げるのは誰でも超オススメのETF3つです。ドルコスト平均法で買って持っているだけで資産が増えていくので、どれから始めればいいかと言われればこの記事のETFか以前記事にしたVTIを薦めます。

VTIの記事はこちらから。

【VTI】バンガード・トータル・ストック・マーケットETFは超おすすめの米国ETF!
私が買っているETFのひとつ、VTIについて考察します。 ※ETFの投資に対する考え方は以下をご参照ください。 また、私...

また私のETFに対する手法の考え方はこちらからどうぞ。

【投資手法まとめ】ETF投資のルール
☆私の投資は何種類かのルールがあり、一貫していません。色々研究しながらやっておりますので、興味のある投資法を見てもらえればと思います。 ...

米国株をオススメする理由はこちらに記事を起こしました。

米国市場に投資すべき3つの理由 日米の株式市場を比較してみる
私は日米の株を両方見ているのですが、どちらかと言うと米国推しです。なので、どうして米国市場が魅力的なのか、ちゃんとデータとかを使って説明しよ...
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 一つは持っておくべき米国高配当系ETF

確かに単純な配当だけを見れば新興国のほうが良いです。しかし、長期に渡って安定して成長してきた優良企業が米国にはたくさんあります。安定性+収益力で米国に勝る市場は存在しません。

力強い米国市場の恩恵

米国経済は基本的に日本より好調……これは過去のデータが示しています。米国市場は先進国唯一の人口増、個人資産の拡大、競争力の高いグローバル企業の存在、株主還元の意識などなどの理由から、一貫して右肩上がりなんですね。

そして私達は日本国内の株だけでなく、世界中にある素晴らしい企業に投資出来るわけです。デフレ20年の日本よりも、時々は落ち込むけれど大半の時期において高成長を維持する米国は必ず選択肢として持っておくべきです。

jwaot

こちらはご参考程度に。

参考日米比較で考える米国株投資の魅力 三井住友トラスト・アセットマネジメント

ダウの犬(Dogs of the Dow)戦略

有名な高配当投資戦略です。ダウ工業平均30種の中で配当利回りの高い10株を買って、1年後に売却すると市場をアウトパフォームする収益が期待出来るというもの。

そしてダウの犬戦略の有用性は米国のみならず世界中で実証されており、日本も例外ではありません。

参考ダウの犬~高配当戦略 海外投資データバンク

ちなみにダウの小犬戦略もあります。これはダウの犬戦略で選んだ10種の中で、株価の低い5種の株を同じように売買するというもの。こちらはダウの犬戦略よりもさらに高収益が期待出来ます。

前置きが長くなりました。では、今回の3つのETFを見てみましょう。なお全て米国市場を対象とした特定市場投資型のETFです。

【VYM】バンガード米国高配当株式ETFの基本情報

お馴染みバンガードのETF。重要情報を抜き出します(2016年3月22日現在)。詳細は以下のバンガード公式ページをご参照ください。VYMは「配当水準が高い米国株」で構成されています。

参考バンガード米国高配当株式ETF

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vym

(出典:ロイター)

  • ティッカー:VYM
  • ベンチマーク: FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
  • 基準価格:68.92ドル
  • 信託報酬:年率0.09%
  • 設定日: 2006/11/10
  • ETF純資産総額: 12,493百万(米ドル)
  • 月間出来高:2,785万株
  • 構成株式銘柄数:433銘柄
  • 分配:四半期ごと(利回り3.14%程度)

組み入れ銘柄(上位10株)……セクター上位は消費、金融、テクノロジー。なんというか、バリュー株投資をやっていると同じ株に度々めぐりあいます。VYMは大企業、金融系の株が多く、不況の影響を受けやすい懸念点があります。ただ、銘柄数が多いということは、それだけ純粋に米国市場の動きを反映するということでもあります。

リンククリックで詳細な銘柄分析記事へ飛びます。合わせて読んでもらえると嬉しいです!

構成銘柄上位比率(%)セクター構成比率(%)
Microsoft Corp.4.9消費財15.5
Exxon Mobil Corp.4.0金融14.5
General Electric Co.3.6テクノロジー13.6
Johnson & Johnson3.4ヘルスケア12.1
Wells Fargo & Co.3.4資本財12.1
JPMorgan Chase & Co.3.0石油・ガス10.0
Procter & Gamble Co.2.6公益7.8
AT&T Inc.2.6消費者サービス6.2
Pfizer Inc.2.4通信サービス5.2
Verizon Communications Inc.2.3素材3.0

【HDV】iシェアーズ・コア 米国高配当株ETFの基本情報

続いてHDVを見てみましょう。iシェアーズもたくさんETFを出している有名ファンドですね。HDVは「配当水準が高い米国株」で構成されています。

参考iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF

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hdv

(出典:ロイター)

  • ティッカー:HDV
  • ベンチマーク: モーニングスター配当フォーカス指数
  • 基準価格:78.67ドル
  • 信託報酬:年率0.12%
  • 設定日: 2011/03/29
  • ETF純資産総額: 4,568百万(米ドル)
  • 月間出来高:1,075万株
  • 構成株式銘柄数:79銘柄
  • 分配:四半期ごと(利回り3.8%程度)

組み入れ銘柄(上位10株)……結構違いますね。セクター上位は消費、ヘルスケア、エネルギー。後でまとめますが、特にエネルギー株が多いです(20%以上)。最近上がり調子なのは原油が戻って来たため。また上位株の組入比率が他よりも高いです。

リンククリックで詳細な銘柄分析記事へ飛びます。合わせて読んでもらえると嬉しいです!

構成銘柄上位比率(%)セクター構成比率(%)
Exxon Mobil Corp.9.93エネルギー20.99
Verizon Communications Inc.6.86生活必需品18.50
Chevron Corp6.75ヘルスケア17.04
Johnson & Johnson6.71情報技術12.34
Pfizer Inc.6.28金融7.41
Wells Fargo & Co.5.33公益7.22
Procter & Gamble Co.5.29電気通信6.86
Philip Morris International Inc.5.01資本財・サービス5.68
Merck & Co Inc4.05一般消費財・サービス3.68
Coca-Cola Co.3.97キャッシュ等0.20

【VIG】バンガード米国増配株式ETFの基本情報

最後にVIGの基本情報を確認しましょう。ちょっと条件が変わって、「10年以上増配を続けている米国株」のみで構成されています。そのため、一層安定した運用が見込めるのです。

参考バンガード米国増配株式ETF

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vig

(出典:ロイター)

  • ティッカー:VIG
  • ベンチマーク:NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス
  • 基準価格:80.64ドル
  • 信託報酬:年率0.10%
  • 設定日: 2006/04/21
  • ETF純資産総額: 19,772百万(米ドル)
  • 月間出来高:2,986万株
  • 構成株式銘柄数:179銘柄
  • 分配:四半期ごと(利回り2.4%程度)

組み入れ銘柄(上位10株)……セクター上位は消費、工業、ヘルスケア。HDVとは打って変わってエネルギーが少ないです(全体の1%程度しかありません)。

リンククリックで詳細な銘柄分析記事へ飛びます。合わせて読んでもらえると嬉しいです!

構成銘柄上位比率(%)セクター構成比率(%)
Microsoft Corp.5.4消費財22.0
Johnson & Johnson4.2資本財21.8
Coca-Cola Co.4.2消費者サービス17.9
Procter & Gamble Co.3.9テクノロジー13.3
PepsiCo Inc.3.6ヘルスケア11.2
International Business Machines Corp.3.3金融6.2
Wal-Mart Stores Inc.3.1素材4.1
CVS Health Corp.2.7公益2.3
Medtronic plc2.7石油・ガス1.1
3M Co.2.3通信サービス0.1

【VYM】【HDV】【VIG】比較

では実際に比較してみましょう(上の基本情報それぞれで、各ETFの強みになりそうなポイントはマーカー引いています)。

利回りはHDVが勝利

上の情報を再度抜き出すと、利回りは以下のようになります。

  • VYM:3.14%
  • HDV:3.8%
  • VIG:2.4%

HDVが強いですね。とはいえここには注意が必要で、HDVはエネルギー株が多く、2016年3月現在、低迷する原油価格を反映して株価が低調です。株価が下がれば当然利回りはよくなるので、全体的には「HDV>VYM>>>VIG」と思ってください。コストは微々たる差なので無視していいです。

VIGは「10年連続増配」という厳しい条件をつけているため、不況に安定感がありますが通常の利回りは低めになっています。

組入セクター、企業

組入株数は「VYM(433株)>VIG(179株)>HDV(79株)」となります。

組入セクターについてはそれぞれの特徴として、以下再度まとめます。

  • VYM:消費、金融、テクノロジー多め。銘柄数が圧倒的に多く、上位の全体に占める割合は小さい。ただ大企業や金融系の株に偏っており、不況下では不利かも。
  • HDV:消費、ヘルスケア、エネルギー多め。エネルギーが上位を占めていること、上位株が全体に占める割合が大きいことが特徴。
  • VIG:消費、工業、ヘルスケア多め。伝統的大企業が多く、ブランド優位。エネルギーは1%程度にとどまる。

このセクターの違いが各ETFの特徴となっており、私達のETF選定に直結します。

結論:私はVYMを買っています……が、そんなに変わらないです。

まあぶっちゃけ大して変わらないんですが、私の場合あくまで値上がり益狙いの投資をしていて、配当は株価の下支え&損益分岐点を下げる役割と考えていることからの結論です。

なお最近はめっきり上がっていってしまったので、しばらく購入は見送りしています(1月少し下がってくれましたが、もうちょっと下がったら買いを入れようと思って指値置いてたのに刺さらず)。

VYMを買う場合の戦略(買うのはこんな人)

  • 値上がりが大きく、不況下では反動も大きいので、3~5年を目安に安い水準で仕込んで配当をもらって耐えつつ、経済が好転して株価が上昇したら売る、という戦略を立てます。当然下がっていく間は喜んで買い増しです。
  • 購入なら40ドル前後まで待ちたいですね。そこから3年で1.5倍を目標にします。
  • 少しでもコストを下げたい、たくさんの銘柄に分散したいといったメリットに魅力を感じる場合(あまり関係ないです)。

 HDVを買う場合の戦略(買うのはこんな人)

  • 純粋に配当目当てに買う場合ですね。特に長期間に渡ってドルコスト平均法で投資する場合、HDVが良いでしょう。ただしETFにはインデックスファンドのような再投資は不可となるため、都度自分で購入することをお忘れなく。
  • 購入なら60ドル以下まで待ちたいですね。長期購入はスタート位置が低いほど効果を発揮しますので。
  • エネルギーセクターが多く、組入銘柄も少ないので、最近は注意が必要です。
  • 他二つと比較してしまうと出来高や資産総額が少ないですが、十分多いので問題ありません。

 VIGを買う場合の戦略(買うのはこんな人)

  • HDVより安定性重視の長期投資をする場合、VIGが良いでしょう。
  • HDVと同じく長期購入はスタート位置が低いほど効果を発揮しますので、購入なら50ドルくらいまで待ちたいです。
  • むしろETF投資先が全部バンガードになるリスクをどうしようかという感じです。

いずれも米国の力強い成長の恩恵をたっぷりと受けられる優良ETFですので、どこから投資しようか悩んだらまずここを検討してみましょう。

こちらの記事を読まれた方は以下の記事もおすすめいたします。米国で50年以上増配を続けている株の考察記事です。

米国株50年以上連続増配銘柄一覧(コメントつき)
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【結論記事】ETF、インデックスファンド記事まとめ
実は今まで紹介してきたもので、私の投資対象になり得るETFは大体全部です。色々なETFが出ていますが、そんなにあれもこれも買う必要はないと思...

以下のリンクから直接飛ぶことも可能です。

銘柄名
(リンク先は分析記事)
ティッカー
VTI(米国全株式市場)VTI
VYM/HDV/VIG(米国高配当セクター)VYM/HDV/VIG
VWO/EEM(新興国セクター)VWO/EEM
VDC/XLP(米国生活必需品セクター)VDC/XLP
VHT(米国ヘルスケアセクター)VHT
VBR/VBK(米国小型株)VBR/VBK
VEA/VGK(米国外株式市場:先進国・欧州)VEA/VGK
VT/VEU(全世界株式市場)VT/VEU
VSS/VXUS(米国外株式市場:小型株)VSS/VXUS
日経平均/TOPIX/JPX4001346/1348
S&P500/ダウ工業株30種VOO/DIA
1570/1357(日経レバレッジ/ダブルインバース)1570/1357
GLD/IAU(金)GLD/IAU
1699/USO(原油)1699/USO
SLV/DBA/DBC/VDE(その他のコモディティ・エネルギー)SLV/DBA/DBC/VDE
REIT(不動産投資信託)-
インデックスファンドまとめ-
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