【VYM】【HDV】【VIG】比較 米国高配当株式系ETFの3つを比較してみる。

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2017/10/5:最新情報を元にリライトしました。

今回取り上げるのはどれも超オススメのETF3つです。結論から言うと、HDVが個人的には一番オススメです。

  • 【VYM】バンガード米国高配当株式ETF
  • 【HDV】iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF
  • 【VIG】バンガード米国増配株式ETF

右肩上がりの米国市場ではドルコスト平均法で買ってるだけで資産が増えていく上に、高配当銘柄のため分配金も高く、素晴らしいETFばかりです。

どれから始めればいいかと言われれば、この記事に出てくるHDVかVYMなら私としても太鼓判を押せます。

※私のETFに対する手法の考え方はこちらからどうぞ。

【投資手法まとめ】ETF投資のルール
☆私の投資は何種類かのルールがあり、一貫していません。色々研究しながらやっておりますので、興味のある投資法を見てもらえればと思います。 ...
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 一つは持っておくべき米国高配当系ETF

確かに単純な配当だけを見れば新興国のほうが良いです。

しかし、長期に渡って安定して成長してきた優良企業が米国にはたくさんあります。安定性+収益力で米国に勝る市場は存在しません。

力強い米国市場の恩恵

米国経済は基本的に日本より好調というのは、過去のデータが示しています。米国市場は先進国唯一の人口増、個人資産の拡大、競争力の高いグローバル企業の存在、株主還元の意識などなどの理由から、一貫して右肩上がりなんですね。

米国株をオススメする理由はこちらに記事を起こしました。

米国市場に投資すべき3つの理由 日米の株式市場を比較してみる
私は日米の株を両方見ているのですが、資産形成としては為替込でも米国推しです。なので、どうして米国市場が魅力的なのか、ちゃんとデータとかを使っ...

そして私達は日本国内の株だけでなく、世界中にある素晴らしい企業に投資出来るわけです。デフレ20年の日本よりも、時々は落ち込むけれど大半の時期において高成長を維持する米国は必ず選択肢として持っておくべきです。

(出典:ブルームバーグ)

こちらはご参考程度に。

参考日米比較で考える米国株投資の魅力 三井住友トラスト・アセットマネジメント

ダウの犬(Dogs of the Dow)戦略

有名な高配当投資戦略です。ダウ工業平均30種の中で配当利回りの高い10株を買って、1年後に売却すると市場をアウトパフォームする収益が期待出来るというもの。

そしてダウの犬戦略の有用性は米国のみならず世界中で実証されており、日本も例外ではありません。

ちなみにダウの小犬戦略もあります。これはダウの犬戦略で選んだ10種の中で、株価の低い5種の株を同じように売買するというもの。こちらはダウの犬戦略よりもさらに高収益が期待出来ます。

前置きが長くなりました。では、今回の3つのETFを見てみましょう。なお全て米国市場を対象としたETFです。

【VYM】バンガード米国高配当株式ETFの基本情報

お馴染みバンガードのETF。重要情報を抜き出します(2017年10月現在)。

詳細は以下のバンガード公式ページをご参照ください。VYMは「配当水準が高い米国株」で構成されています。

参考バンガード米国高配当株式ETF

(出典:Yahoo! FAINANCE)

  • ティッカー:VYM
  • ベンチマーク: FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス
  • 基準価格:81.78ドル
  • 信託報酬:年率0.09%→0.08%に下がりました!
  • 設定日: 2006/11/10
  • ETF純資産総額: 18,923百万(米ドル)
  • 月間出来高:1,507万株
  • 構成株式銘柄数:405銘柄
  • 分配:四半期ごと(利回り2.91%程度)

組み入れセクター上位は消費、金融、テクノロジー。銘柄、セクターとも16年とほとんど変動がありませんでした。

VYMは大企業、金融系の株が多い点が特徴です。金融、消費財は景気循環株が多く、不況の影響を受けやすいです。

リンククリックで詳細な銘柄分析記事へ飛びます。合わせて読んでもらえると嬉しいです!

構成銘柄上位比率(%)セクター構成比率(%)
Microsoft Corp.5.5消費財14.9
Johnson & Johnson3.8金融13.9
Exxon Mobil Corp.3.6テクノロジー13.8
JPMorgan Chase & Co.3.4ヘルスケア13.3
Wells Fargo & Co.2.7資本財12.8
General Electric Co.2.5石油・ガス9.1
AT&T Inc.2.5公益8.0
Procter & Gamble Co.2.4消費者サービス5.9
Pfizer Inc.2.1通信サービス4.6
Chevron Corp2.1素材3.7

【HDV】iシェアーズ・コア 米国高配当株ETFの基本情報

続いてHDVを見てみましょう。iシェアーズもたくさんETFを出している有名ファンドですね。

HDVは「配当水準が高い米国株」で構成されています。

参考iシェアーズ・コア 米国高配当株ETF

(出典:Yahoo! FAINANCE)

  • ティッカー:HDV
  • ベンチマーク: モーニングスター配当フォーカス指数
  • 基準価格:86.49ドル
  • 信託報酬:年率0.12%→0.08%に下がりました!
  • 設定日: 2011/03/29
  • ETF純資産総額: 6,336百万(米ドル)
  • 月間出来高:630万株
  • 構成株式銘柄数:74銘柄
  • 分配:四半期ごと(利回り3.45%程度)

組み入れ銘柄、セクターともVYMとかなり違いますね。セクター上位は生活必需品、エネルギー、電気通信になります。

16年に記事を書いたときと比較すると、JNJが消え、ヘルスケアセクターが少し弱まったと感じられます。逆にAT&Tが2位に浮上し、ベライゾンと合わせて電気通信が躍進しました。

リンククリックで詳細な銘柄分析記事へ飛びます。合わせて読んでもらえると嬉しいです!

構成銘柄上位比率(%)セクター構成比率(%)
Exxon Mobil Corp.8.67生活必需品21.68
AT&T8.32エネルギー18.97
Verizon Communications Inc.6.42電気通信14.74
Chevron Corp5.51情報技術11.64
Pfizer Inc.5.17ヘルスケア11.55
Wells Fargo & Co.4.92金融7.17
Procter & Gamble Co.4.49公益6.72
Cisco systems3.90資本財・サービス3.97
Philip Morris International Inc.3.89一般消費財・サービス2.38
Intel3.61素材0.81

【VIG】バンガード米国増配株式ETFの基本情報

最後にVIGの基本情報を確認しましょう。

条件としては、「10年以上増配を続けている米国株」のみで構成されています。そのため、一層安定した運用が見込めるのです。

参考バンガード米国増配株式ETF

(出典:Yahoo! FAINANCE)

  • ティッカー:VIG
  • ベンチマーク:NASDAQ USディビデンド・アチーバーズ・セレクト・インデックス
  • 基準価格:80.64ドル
  • 信託報酬:年率0.09%
  • 設定日: 2006/04/21
  • ETF純資産総額: 24,755百万(米ドル)
  • 月間出来高:1,354万株
  • 構成株式銘柄数:187銘柄
  • 分配:四半期ごと(利回り1.8%程度)

組み入れセクター上位は資本財が急浮上し、消費者サービス、消費財と続きます。HDVとは打って変わって電気通信とエネルギーが少ないです(ほぼ0%)。

個別株は以前とだいぶ変わっていて、資本財系のユナイテッド・テクノロジーズが入った他、スリーエムも上昇しています。

リンククリックで詳細な銘柄分析記事へ飛びます。合わせて読んでもらえると嬉しいです!

構成銘柄上位比率(%)セクター構成比率(%)
Johnson & Johnson4.2資本財32.0
Microsoft Corp.4.2消費者サービス14.9
PepsiCo Inc.4.1消費財14.1
3M Co.3.5ヘルスケア13.9
Medtronic plc3.4金融9.8
United Technologies Corp.2.7テクノロジー8.4
Union Pacific Corp.2.5素材4.9
Walgreens Boots Alliance Inc.2.4公益1.9
Abbott Laboratories2.3通信サービス0.1
CVS Health Corp.2.3石油・ガス0.0

【VYM】【HDV】【VIG】比較

では実際に比較してみましょう。上の基本情報それぞれで、各ETFの強みになりそうなポイントはマーカー引いています。

利回りはHDVが勝利

上の情報を再度抜き出すと、利回りは以下のようになります。

  • VYM:2.91%
  • HDV:3.45%
  • VIG:1.8%

HDVが強いですね。数を絞っているのと、今株価が低迷しているエネルギーセクター比重が多いことが反映されています。

株価が下がれば当然利回りはよくなるので、見通しとしては「HDV>VYM>>>VIG」と思ってください。コストは微々たる差です。

VIGは「10年連続増配」という厳しい条件をつけているため、不況に安定感がありますが通常の利回りは低めになっています。

組入セクター、企業

組入株数は「VYM(405株)>VIG(187株)>HDV(74株)」となります。

組入セクターについてはそれぞれの特徴として、以下再度まとめます。

  • VYM:消費財、金融、テクノロジー多め。銘柄数が圧倒的に多く、上位の全体に占める割合は小さい。ただ大企業や金融系の株に偏っており、不況下では不利かも。
  • HDV:生活必需品、エネルギー、電気通信多め。VYMとは違ったポートフォリオで、一般的に個別株の高配当銘柄を買おうとするとHDV上位が多くなる。銘柄数が少ないため、上位株が全体に占める割合が大きいことが特徴。
  • VIG:資本財、消費者サービス、消費財多め。伝統的大企業が多く、ブランド優位。逆に通信サービス、エネルギーはほとんど0%にとどまる。

このセクターの違いが各ETFの特徴となっており、あなたがどのETFを選定するかに大きく関わってきます。

結論:HDV≧VYMかな

まあぶっちゃけ大して変わらないんですが、利回りと構成銘柄の優良性を再度加味すると、HDVにやや軍配かなと。

まあでも私の場合、HDVの採用銘柄は個別株で買いたい思いもあり、そういった人はVYMでも全く問題ありません。

最近はめっきり上がっていってしまったので、ちょっと購入ためらっています。

VYMを買う場合の戦略(買うのはこんな人)

資産運用に持って来いです。この銘柄なら売る必要はありません。HDVに少し届かないものの十分な利回りですし、出来るだけ安いところで仕込めれば一生のお宝銘柄になります。

HDVとの違いは銘柄が金融、テクノロジーを多く含むことですので、高配当の個別銘柄でカバーしにくい分野をカバー出来る点も優秀だと思います。

チャートを見る限り、出来れば70ドル以下で買いたいですね。

遠いのでいつ戻ってくるか分からないのと、そうやって待っている機会損失もあるということで、他に投資しているポジションがなければタイミングを気にせず定期投入もアリです。

 HDVを買う場合の戦略(買うのはこんな人)

3つの中でも特に分配利回りが高く、分配金目当てにしつつ、長期投資する場合に最適です。

長期間に渡ってドルコスト平均法で投資すると十分な資産を形成出来るでしょう。ただしETFにはインデックス投信のような再投資は不可となるため、都度自分で購入することをお忘れなく。

購入は出来れば75ドル以下まで待ちたいですねえ。長期購入はスタート位置が低いほど効果を発揮しますので。

他二つと比較してしまうと出来高や資産総額が少ないですが、十分多いので問題ありません。これもVYM同様で、好きな方を継続購入でOKです。初心者向きですね。

 VIGを買う場合の戦略(買うのはこんな人)

伝統的な優良企業が多く含まれており、HDVより安定性重視の長期投資をする場合、VIGが良いでしょう。

HDVと同じく長期購入はスタート位置が低いほど効果を発揮しますので、購入なら75ドルくらいまで待ちたいですが、遠い……。

むしろETF投資先が全部バンガードになるリスクをどうしようかという感じです。


いずれも米国の力強い成長の恩恵をたっぷりと受けられる優良ETFですので、どこから投資しようか悩んだらまずここを検討してみましょう。

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【結論記事】ETF、インデックスファンド記事まとめ
実は今まで紹介してきたもので、私の投資対象になり得るETFは大体全部です。色々なETFが出ていますが、そんなにあれもこれも買う必要はないと思...

以下のリンクから直接飛ぶことも可能です。

銘柄名
(リンク先は分析記事)
ティッカー
VTI(米国全株式市場)VTI
VYM/HDV/VIG(米国高配当セクター)VYM/HDV/VIG
VWO/EEM(新興国セクター)VWO/EEM
VDC/XLP(米国生活必需品セクター)VDC/XLP
VHT(米国ヘルスケアセクター)VHT
VBR/VBK(米国小型株)VBR/VBK
VEA/VGK(米国外株式市場:先進国・欧州)VEA/VGK
VT/VEU(全世界株式市場)VT/VEU
VSS/VXUS(米国外株式市場:小型株)VSS/VXUS
日経平均/TOPIX/JPX4001346/1348
S&P500/ダウ工業株30種VOO/DIA
パワーシェアーズQQQQQQ
1570/1357(日経レバレッジ/ダブルインバース)1570/1357
GLD/IAU(金)GLD/IAU
1699/USO(原油)1699/USO
SLV/DBA/DBC/VDE(その他のコモディティ・エネルギー)SLV/DBA/DBC/VDE
REIT(不動産投資信託)-
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