【VEA】【VGK】米国以外の地域に投資するETFまとめ(構成銘柄考察つき)

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どうも、和波です。

例えば欧州先進国とか、米国以外に投資したいと思うことって多いと思うんですよね。でも日米市場に上場していないと、それぞれ現地の口座を開かないといけない。でもそれってハードル高いしよく分からないと思うんです。

そんな時にはやっぱりETFです。大きな利益は取れませんが、手間を避けてポンとまとめて国や地域単位に投資しましょう。

国単位はそれぞれで探してもらうとして、地域として世界全体(VT)、北米以外の世界(VEU、VXUS、VSS)、北米以外の先進国(VEA)、欧州(VGK)を取り扱います。

また、新興国は以下の記事を見てください。

【VWO】【EEM】【1582】比較 新興国株式向けETF3つを比較してみた
こんにちは、和波です。 新興国への投資については誰もが気にするテーマだと思います。とはいえ市場の未整備や政治的リスク等の理由から、敷居...

今回はVEA、VGKを取り扱います。

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VEA(バンガード・FTSE先進国市場(除く北米)ETF)の基本情報

重要情報を抜き出します(2016年5月8日現在)。詳細は以下のバンガード公式ページをご参照ください。

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  • ティッカー:VEA
  • ベンチマーク:FTSEディベロップド(除く北アメリカ)・インデックス
  • 基準価格:36.01ドル
  • 信託報酬:年率0.09%
  • 設定日:2007/07/20
  • ETF純資産総額: 30,343百万(米ドル)
  • 月間出来高:16,215万株
  • 構成株式銘柄数:3701銘柄
  • 分配:四半期毎(利回り1.74%程度)

構成国、構成銘柄分析

世界の先進国24か国に投資しているETFです。地域別に見ると欧州60%、アジア太平洋40%となります。

構成国比率(%)構成銘柄比率(%)
日本23.3Nestle SA1.7
英国18.5Roche Holding AG1.4
スイス8.5Novartis AG1.3
フランス8.4トヨタ自動車1.2
ドイツ8.3HSBC Holdings plc1.1
オーストラリア6.4Royal Dutch Shell plc1.0
韓国4.0Samsung Electronics Co. Ltd.1.0
香港3.4Unilever0.9
スペイン2.9Novo Nordisk A/S0.8
オランダ2.7Commonwealth Bank of Australia0.8

こうして見ると、日英が多いですね。地域の分散に加えて、大型株から小型株まで包括しているETFなので、分散効果は十分です。

そして、日本のトヨタ自動車含めて米国市場に上場しているため(ADR含む)、個々の投資対象としても魅力的なものばかりです。せっかくなので、ちょっとだけ見てみましょう。

【NESN】Nestle SA(ネスレ)

スイスのヴヴェイに本拠を置く、世界最大の食品、飲料会社。日用品としてもP&Gに次ぐ世界二位。ネスレと言ったら個人的にはコーヒー(ネスカフェ)を思い浮かべますが、「ミロ」「キットカット」他、ペットフードや栄養補助食品まで広く取り扱っています。

安定感は一流なので、生活必需品セクターに興味がある方はネスレも候補に入れて良いものと思います。

【ROG】Roche Holding AG(エフ・ホフマン・ラ・ロシュ)

スイスのバーゼルに本拠を置く、製薬・ヘルスケア企業大手。ギリアド・サイエンシズから専売特許を得た抗インフルエンザ薬「タミフル」がたぶん一番有名。

予防、診断、医療機器開発からゲノム解析まで広い分野を手がけ、全世界に展開しています。

【NOVN】Novartis AG(ノバルティス)

スイスのバーゼルに本拠を置く、製薬・バイオ企業世界最大手(医薬品売上世界一位)。循環器・代謝、がん、呼吸器……etc、幅広い領域の医薬品を提供しています。

また、現在の開発パイプラインの数は驚きの140! 一応、私がこの前研究・投資したオンコリスバイオファーマ(4588)は9つです。おそらく日本最大の武田薬品工業が94(HPのパイプライン進捗を数えた)。文字通り桁違いです。新薬は当たり外れが激しく、パイプラインの数が多いほど大数の法則によってブロックバスター級の新薬開発成功率が上がりますので、今後数十年の成長を占うものとなります。

【TM】トヨタ自動車

トヨタ自動車ももちろんニューヨーク市場に上場しています。ティッカーシンボルはTM、ちなみにロンドン市場ではTYTです。やっぱり世界一、二位の市場には上場して資金調達したいところですからね。

ま、日本人の我々は普通に東証で買いましょう。最近の円高でまた収益が悪化しつつあります(それでも営業利益4割減で1.7兆円ってどうなってんだかw)。

【HSBC】HSBC Holdings plc

ロンドンに本拠を置く、世界首位級のメガバンク。ただ収益としては香港のほうが大きいです。預り資産総額は世界四位(上位三社はすべて中国のメガバンク)。日本では東京、大阪に支店がありますが、個人相手の業務からは撤退済みのようです。

サブプライム危機ではいち早く対処して黒字化したことで、高く評価されています。

【RDS-A】Royal Dutch Shell plc(ロイヤル・ダッチ・シェル)

前にドナルド・トランプの記事で触れましたが、英国ではBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)と並ぶ石油メジャーの一角です。民間の石油会社としては世界二位、欧州一位を誇り、最近ではクリーンエネルギー(代替エネルギー)開発にも力を入れています。

ちなみにサウジアラビア国営の石油会社サウジアラムコは、時価総額に換算すると世界最大(アップルの2倍以上)です。

Samsung Electronics Co. Ltd.(サムスン)

韓国のGDPの1/5を占める巨大企業。主力はスマホ事業「Galaxy」ですが、NYSEには上場しておらず、投資出来ません。ADRでも見つかりませんでした。

【UN】Unilever(ユニリーバ)

オランダ、イギリスに本拠を置く、食品、洗剤、トイレタリー製品大手。紅茶マニアの私にとってはなんといっても「リプトン」です。私は午後の紅茶より圧倒的にリプトン派なのですが、世間的には日本人の味覚に合う午後の紅茶が人気の模様→参考

元々は石鹸の会社だったこともあり、「Dove(ダヴ)」、「LUX(ラックス)」といった洗剤・ヘアケア系でも多数の商品を販売しています。CMでも有名ですね。一般消費財では世界三位になります。

【NVO】Novo Nordisk A/S(ノボノルディスク)

デンマークに本拠を置く製薬会社。糖尿病や成長ホルモン、血友病などに対する薬の提供。医療機器の開発、販売も手掛けています。糖尿病の薬「インスリン」が有名ですね。

Commonwealth Bank of Australia(オーストラリア・コモンウェルス銀行)

名の通りオーストラリアのメガバンク(オーストラリア二位)。なぜこの位置に出てきたのか不明ですが、NYSEには上場してなさそうです。

他ETF、インデックスファンドとの比較

似たような先進国の大中小株を扱うベンチマークとして、MSCIワールドインデックスがあります(日本向けのインデックスファンドにおいては、日本市場を除外したMSCIコクサイが一般的)。

私は投資対象として取っていないので簡単に書いてしまいますが、こちらのHPからざっくり見ると……

  • アメリカの比率が圧倒的に大きい(時価総額の大きな企業が米国に集中しているため。上位10社のうち9社が米国企業)
  • ニッセイ外国株式インデックスファンドやiシェアーズMSCIコクサイ(ETF)の信託報酬が最安で0.25%あります。
  • 構成比を見ると、生活必需品とテクノロジーが逆転(米国に情報産業が集中しているということですね)

この辺りのポイントが違ってきます。米国が入るか入らないかというだけですね。この辺りに投資する人は間違いなくVTI(米国市場に投資するETF)なども購入するでしょうし、そんなに気にしなくていいと思います。あくまで資産全体でのバランスです。

世界の先進国に気軽に投資出来るこのベンチマークは非常に優秀で、是非ともポートフォリオに加えておきたいものの一つだと思っています。とはいえ、以下のETFとインデックスファンドの比較でも書いていますが、コストやリスクも踏まえて、ちゃんと自分の投資戦略に合った方を選びましょう。

インデックスファンドとETFの違いを比較してみた。
別記事でいくつか起こしているのですが、自分としてももう一度まとめておいた方が良いかなと思い、記事にしました。 よければこの辺も合わせて...

また、こちらのサイト様が詳しく解説されていますが、一本で世界の株に投資出来る「VT」を買うよりも、VEAとVTIを買ったほうが信託報酬は安く済みます。その分、購入費用は増えるので注意が必要になります。

VGK(バンガード・FTSE・ヨーロッパETF)の基本情報

重要情報を抜き出します(2016年5月8日現在)。詳細は以下のバンガード公式ページをご参照ください。

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  • ティッカー:VGK
  • ベンチマーク:FTSE欧州先進国オールキャップ・インデックス
  • 基準価格:48.64ドル
  • 信託報酬:年率0.12%
  • 設定日: 2005/03/04
  • ETF純資産総額: 13,538百万(米ドル)
  • 月間出来高:9,621万株
  • 構成株式銘柄数:1,252銘柄
  • 分配:四半期毎(利回り2.24%程度)

構成国、構成銘柄

構成国は欧州先進国の15か国。銘柄数も1,252銘柄ととても多いです(上位10銘柄で16.3%)

組み入れ国比率保有銘柄上位比率
英国31.5Nestle SA2.6
スイス13.7Roche Holding AG2.3
フランス13.6Novartis AG 2.1
ドイツ13.6HSBC Holdings plc1.7
スペイン4.8Royal Dutch Shell plc1.6
スウェーデン4.8Unilever1.3
オランダ4.5Novo Nordisk A/S1.2
イタリア4.1British American Tobacco plc1.2
デンマーク2.9Bayer AG1.2
ベルギー2.3Anheuser-Busch InBev SA/NV1.1

やっぱり英国が多いですね。ほとんど上のVEAと同じですが、一部顔ぶれが変わっている銘柄だけ個別に見てみましょう。

【BTI】British American Tobacco plc(ブリティッシュ・アメリカン・タバコ)

イギリスのロンドンに本拠を置く、世界二位のタバコ会社。私はタバコを吸わないので詳しくありませんが、「ラッキーストライク」というブランドが有名らしいです。

前に生活必需品セクターで分析したアルトリアグループ(フィリップ・モリス)ように、タバコの会社って安定してるんですよね。

Bayer AG(バイエル、バイヤー)

サカオタだとバイエル・レバークーゼンでピンとくるかも。ドイツのレバークーゼンにある製薬会社で、サッカークラブ:レバークーゼンのメインスポンサー(だからレバークーゼンは薬屋とかネバークーゼンとか言われる)。

主要製品は解熱鎮痛薬のアスピリンの他、各種鎮痛剤に化学工業製品(プラスチック、ポリウレタン)など。

どうもNYSEには上場してないっぽいです。

【BUD】Anheuser-Busch InBev SA/NV(アンハイザー・ブッシュ・インベブ)

ベルギーの酒類メーカーです。ビールのシェア、売上高ともに世界一で、バドワイザーは知らない人はいないでしょう(ま、バドワイザーは買収した米国の企業ですが)。

私、お酒は基本カクテル、果実酒、梅酒なので、よくあんな苦いやつ飲めるな―と感心してしまいますが。

比較など

一応、同ETFとしてiシェアーズ ヨーロッパETF(IEV)がありますが、こちらの信託報酬は0.6%とべらぼうに高く、とてもじゃないですが選択肢に入りません。

ま、そもそも米国よりも成長率で劣る欧州株をなぜ選ぶかと言うと、一つはリスクヘッジなんですよね。投資先のイメージとして、成長拡大の米国、安定堅実の欧州という感じです。

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(出典:外務省HP)

グローバル化して世界中の市場の値動きが画一化してきているとはいえ、安定した市場へ満遍なく投資することは重要な考え方です(もちろんですが、資産を増やすというよりも守る寄りの考え方になります)。

また、以下は青:S&P500、赤:日経平均、緑:VGK(欧州)として10年の株価推移を見ています。アベノミクスで日本が欧州を逆転していますね。

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もう一点欧州の不安を述べると、間違いなくユーロ経済圏の崩壊です。ここは各方面に影響が重すぎるので別記事で扱いますが、こういった内容を踏まえつつ投資先として選んでいくことになります。


当ブログでは他のオススメETFも紹介しています。気になる方は以下の記事からどうぞ。

【結論記事】ETF、インデックスファンド記事まとめ
実は今まで紹介してきたもので、私の投資対象になり得るETFは大体全部です。色々なETFが出ていますが、そんなにあれもこれも買う必要はないと思...
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