「デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術」を読む

オススメの本

必読本の再読シリーズ、今回はデイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術という本です。

著者はチャート+デイ~スイングトレードの推奨者ですが、投資を行う上で必要な意識や心構えが書かれており、どんな投資家でも何度も読み返すだけの価値があります。

下に超簡単にポイントまとめていますが、どれも本当に大切なことです。

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卓越したトレーダーになるために必要なこと

基本的な考え方

  • 最高のトレーダーはせいぜい2、3の安定的に機能する手法しか持たず、それを繰り返し使う。複雑である必要は全くない
  • 見通すことが出来る未来はせいぜい2日~2週間で、それより長くなるほど分からなくなる(一般的には長い時間軸のほうが正確に見通せると言うが、これは真逆である。短ければ短いほど正確に見通せるのだ)。だから私達が投資する期間もデイ~スイングになる
  • チャート分析は目先のリスクを評価する点でファンダメンタル分析を上回っている。そのため私達は常にチャートを使って投資判断を行う
  • チャートは嘘をつかない。チャートは金が移動した記録であり、買いや売りが出れば必ずチャートに反映される
  • ファンダメンタルは主観によって歪まされる
  • ニュース等の外部要因によって投資計画を変更する必要はない。テクニカル分析にもとづいて損切り水準を決定したら、後は実際にどんな理屈で下がっていようともその水準まで落ちたら損切りするだけである
  • 上昇あるいは下落の理由探しをする必要はない。上昇する唯一の理由は買いが売りを上回っているためで、ファンダメンタルが良いからでも好材料が出たからでもない。ましてポジションがある時に疑問を持ってはいけない。ポジションを持った時、既に計画は決まっている
  • トレードをする前に自分について良く知り、律しなければならない
  • 知識はトレーダーを救う。しかし得た知識を消化せずに新しい知識を追い求めても意味はない
  • 短期のほうがリスクが小さくなる。下落を始めたら傷が浅いうちにポジションを手仕舞いし、いつでも新たに取り直すことが出来るためだ

飛躍のためのトレーディング技術

  • 一回のトレードに左右されてはならない。せめて10回単位で見るべきである。なぜならどんな達人でも100%勝てることはあり得ないからだ
  • マーケットメーカーというプロは確率的に優位な鞘を取り、素人は値上がり益に期待する。これが投資とギャンブルの違いである
  • 「何」を買うか以上に「いつ」買うかが重要である。売りのタイミングが重要であることに異論はないが、適切にポジションを取ることは「どこで手仕舞いすべき」かという難問を大幅に軽減する
  • 事実は利益にならない。事実に人々がどう反応するのかが利益を生むチャンスになる。私達が認識すべきは、株式を取引するのではなく、人と取引しているのだということだ
  • 勝つためには人間の心理に反した行動を取る必要がある(損失を受け入れる、大衆の逆を行く、不確実な場面に飛び込む)
  • 小休止することこそ最も重要な行動である
  • 利益はツキに左右される。負けをコントロール出来ることがプロのトレーダーである
  • 損切りによって失うはずだった資金の大半を取り戻すことが出来たのであれば、それは勝ちである。生き残ることこそが相場で最も重要なことだからだ
  • 損失は私達の行動を変えるチャンスになる。損失を経験したことが、未来の利益に活きてくる
  • トレーダーは自分をよく知る必要がある。取引スタイルは自分の心理的な性質に合ったものにしなければならないためだ
  • 分散投資ではなく集中投資をすべきだ。こと短期投資においては、分散投資は意味をなさない。一つ一つの取引について理解をすることのほうが重要だ。一方で、時間の分散はマーケットリスクを小さくする

トレードの罠を回避する

  • すぐに損切りが出来ない:事前に損切り水準を決め、そのポイントに来たら外部条件も一切構わず機械的に損切りする
  • 利益を勘定する:損切りと同じく、あらかじめ目標価格を決める
  • 時間軸の変更(元々短期トレードのつもりが、損失が嵩んだため長期トレードということにする):投資計画時に時間軸の概念を取り込み、その時間軸の範囲中で決済を行う
  • より多く知ろうとする:噂で買って、事実で売るという転換が必要になる。あるいは、ニュースも全て織り込んだチャートで売買の判断をする
  • 上手く行っている時:一歩引くためにポジションを半分にする、頻度を減らす
  • 幸運な勝利:取引記録をつけ、当初計画と比較して失敗はなかったか反省を行う
  • 正当化:株価が下落する理由を知る必要はない。ほとんどの場合、途中で計画を変えるよりも当初計画に従ったほうが良い結果を生む

ということで、投資をする上で意味のあるエッセンスが詰まった本です。おすすめ。

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オススメの本 投資理論
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