【米国大統領選】ドナルド・トランプと米国株、日本株への影響【関連銘柄】

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さて後編です。前編は以下の記事をどうぞ。

【米国大統領選】ヒラリー・クリントンと米国株、日本株への影響【関連銘柄】
米国大統領選挙を11月に控え、そろそろ仕込みの時期に差し掛かってきたのかなと思います。 ということで、早速見てみましょう。 ※長...
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二人の発言から、株価への影響を考えてみる

では、トランプを見てみましょう。

ドナルド・トランプ

こいつ多すぎ。というか言ってることとやることが変わりそうで、あまり参考になりません。まず伝統的な共和党の政策と相容れないものが多く、公約の整備も進んでいませんので、後から掌返す可能性が高いです。

おかげで経済界からは先行き不透明で経済は縮小するとまで言われています(経済界の言うことも当てになりませんが)。

移民排斥

グリーンカードの廃止など、度々移民を排斥しようと見受けられる発言がされています(メキシコ、イスラム系に対して)。

【迷言王?】ドナルド・トランプの名言と暴言(失言)集 まとめ

本当ですか?

以前に下の記事を起こしたように、米国の高い成長は移民によって若い労働力の確保が可能なことに依ります。実業家でもあるトランプが将来の米国の成長を捨てるとは思えませんが……。

米国市場に投資すべき3つの理由 日米の株式市場を比較してみる
私は日米の株を両方見ているのですが、資産形成としては為替込でも米国推しです。なので、どうして米国市場が魅力的なのか、ちゃんとデータとかを使っ...

また、不法移民は1,100万人に登ると言われ、彼らの強制送還費用は日本円で兆単位のお金がかかるはずです。現実的ではないですね。

対戦争、同盟国関係

基本的には孤立主義的のようで、オバマ政権からガラッと方針転換するみたい。

  • シリア内戦は手を引く(ロシアに任せる)
  • ISIS地域には攻撃
  • 北朝鮮は韓国(+日本?)に任せる
  • 日韓に核保有を認める方向
  • NATOへの関与縮小

ドナルド・トランプ氏が信じる22のこと

共和党でありながらも選挙費用はポケットマネーなので、共和党の方針とは一貫性がありません。きっと国民の声を代弁しているつもりなんでしょうね。

こうなると共和党政権下で好調になりやすい軍事関連の銘柄は弱くなりそうです(ヒラリーのほうがむしろ戦争に積極関与しそう)。

対日本、対アジア

うだうだ言っています。出典は同じです。

  • 日中に対しては関税を見直す
  • 円安誘導を批判(この他、中国やインドも同様の理由で批判)
  • TPP反対
  • 中国批判(知財権侵害、人民元切り下げ、環境や労働基準)

結構ヒラリーと同じ主張が目立ちます(円安、TPP)。要するにどっちが政権を取っても日本株には好影響がなさそうだということです。

課税見直し

  • 低所得者への課税免除
  • 法人税引き下げ
  • 海外留保利益にはみなし課税
  • 一方で貿易国には高い関税(前掲)

課税制度の見直しについても持論を展開しています。中産階級以下からは税金を取らず、金持ちから課税しようという感じはありますが……。

日本を含む貿易国への関税強化は結局米国のグローバル企業の競争力も落とします。また、輸入品の物価が上がって低所得者層は一層困窮しそうです。

まとめると

トランプ躍進の背景には民主党政権下での格差拡大に対する米国中間層の不満を、これまでの民主党・共和党の勢力が取り込めなかったことにあります。

トランプはそんな中間層の代弁者として振る舞っているだけで、実現可否は不明瞭なものばかり。検討に値しないというのが正直なところですが、無理矢理まとめるなら日米株によい影響は与えなさそうです。トランプが勝ちそうならインバース(ベア型)ETFとか買っておくといいんじゃないでしょうか。

関係しそうな株リスト

一つ一つの考察まではしていません。安くなっていて、これから買おうと思ったタイミングで個別記事にしたらリンクをつけておきます。

セクター別ETFの構成上位から取ってきてるので、大企業ばかりです。小型でよさ気な株があったら是非教えてください。

ヘルスケア関連(米国株)

ヘルスケアセクターでまとめて見るならETFで。バンガードのVHTで決まりです(今回は下がりそうって話なので違いますけどねw)。

内需、生活必需品関連(米国株)

どこもグローバル化してて内需じゃないかも。内需=ハイテク以外大体全部にしちゃった。

生活必需品はVDC(バンガード)で。

エネルギー、代替エネルギー関連(米国株)

石油系

シェールガス革命で米国は世界有数の産油国になりました。今は輸出解禁されていませんが、そのうち解禁されるかもしれません。とりあえず現時点で著名な石油エネルギー系企業はこちら。

ちなみに世界に目を向けると、英国のBP、ロイヤル・ダッチ・シェル、フランスのTOTAL、サウジアラビアのSaudi Aramco(国営)、ロシアのGazprom(国営)、イランのイラン国営石油(国営)、中国のペトロチャイナ(国営)など。Saudi Aramcoの原油生産量は米国最大エクソンモービルの3倍(埋蔵量は20倍)だとか。

代替エネルギー系

代替エネルギーと直接ではないのですが、クリーンエネルギー系のETFはPBW(57銘柄)、GEX(30銘柄)です。

  • TSLA(テスラモーターズ):電気自動車
  • SUNE(サンエジソン):ソーラーパネル(それで名前がSUNなんですね……と思ったらつい最近破産申請してたw→この記事参照)
  • ETN(イートン):自動車部品メーカー
  • FSLR(ファーストソーラー):太陽光を電力に変換
  • SCTY(ソーラーシティ):ソーラーパネル

聞いたことない会社ばっかり……あと、日本からは唯一栗田工業(6370)が入っていました。

クリーン・エネルギーETFとは?

軍事産業関連

ETFがなさそうなので、こちらの記事を参考にしました。

  • BA(ボーイング):航空機最大手。民間航空機の75%はボーイング製、ジェット旅客機はエアバス社と二強。もちろん軍用機も製造(売上の40%が軍事関連)
  • UTX(ユナイテッド・テクノロジーズ):航空機エンジンやジェットシステム
  • LMT(ロッキード・マーティン):戦闘機製造(売上80%が軍事関連)
  • HON(ハネウェル):航空宇宙機器
  • GD(ゼネラル・ダイナミクス):原子力潜水艦、戦車他。軍事産業のコングロマリット(売上80%が軍事関連)
  • NOC(ノースロップ・グラマン):航空機・艦船製造の最大手

ボーイングは日本にも馴染みがあるのですが、他はあんまり知りませんでした。ハネウェルは日本法人もあるみたいです。

輸出産業(ドル安恩恵)関連

ありすぎて判断に迷うので、とりあえず日本に進出してきている会社をリスト化。

ドル安は逆に言うと円高ですが、日本株については2011年頃に上がった株を見てください。商社とかが絶好調だったと思います。

北米市場の売上比率の高い銘柄(日本株)

ニッチ産業に目を向ければ北米市場に進出して成功している例はたくさんあると思いますが、全体の売上に占める割合が高いところは中々見つかりませんでした。


長くなりましたが、これで大統領選挙関連の調査は終わりです。

結局のところプラスの要素が少ないので株探しにはあまり役立ちませんでしたが、個々で良さそうな株は今後記事にしていきたいと思っています。よろしくお願いします。

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