【米国株】世界のブランドランキング上位に投資する

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世界最大のブランディング会社であるインターブランド社による、「Best Global Brands 2017」が9月末に発表されていました。

その名の通り会社をブランド価値として見たランキングです。

参考インターブランド「Best Global Brands 2017」レポート

ランキングは下の要素を元に定量化して算出します。

  • 財務分析:ブランドが将来に渡ってどのくらいの利益を生み出すのか
  • ブランドの役割分析:ブランドが購買行動に影響を与えている度合いはどのくらいか
  • ブランド強度分析:将来に渡ってのブランドの強さはどのくらいか(下の10要素から)

(出典:インターブランド)

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ブランド価値がワイドモートを築く

ワイドモートというのはバフェットが好んで使う言葉で、直訳すると「深い堀、塹壕」というような意味です。

中世の籠城戦において最も重要だったのは、城の周囲にある深く長い堀でした。この堀が敵兵の進軍を遅らせ、上から弓矢で射ることで守りを固めたのです。

同じ意味で、競合他社の進出に対して自らの地位(市場シェア)を守るため、堀の役目を果たすものが必要になります。

ワイドモートを大別すると以下の5種類があると言われています。

  • ネットワーク効果
  • 無形資産(ブランド価値)
  • コスト優位性
  • スイッチングコスト
  • ニッチ市場

ブランド価値は将来に渡って会社が利益を生み続けるために重要なファクターであり、これがブランド価値ランキングを学ぶ意義と言えるはずです。

財務諸表に載らないブランド価値

みんながある会社に対して持っているイメージ、これがブランド価値の源泉です。こういった性格のため、当然ながら財務諸表には表現出来ない価値になります。

ブランド価値が数字として出るのは、売上発生時(ブランド力かどうか定かではないが)と、買収した際ののれんくらいでしょう。

ランキング1~10位

じゃあランキングを上から見てみましょう。

1位アップル

昨年に引き続き安定の1位。ブランド価値は脅威の1841億ドル。

まあアップルは「アップル製品を使う日常」というイメージに訴えかける戦略でここまで拡大してますからね。

というより「ブランドのある会社」と言えばアップルというイメージすらあります。こんなイメージどんな戦略立てれば植え付けられるんだろうか。

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マックブック持ってスタバで仕事←優雅でおしゃれなイメージ、世間ではこうなってますね。

ちなみにスタバは60位でした(ブランド価値の成長ランキングでは5位と急成長中)。店舗拡大し中国でも好調のスタバは無数の弱小チェーンがひしめくコーヒー店の中でも別格の存在です。

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日本でも若い子に大人気。というより、むしろスマホがiphoneじゃないと笑われるらしい。学校は閉鎖的なカースト制度の社会なので、流行ると横並び意識で爆発的に売れだすようです。

2位グーグル、3位マイクロソフト、5位アマゾン、8位フェイスブック

時価総額ランキングだったかと思うほどテクノロジーの大攻勢。やはりFAAMG別格なんですね。

どれも成長率で急上昇していて、中でもフェイスブックは5年連続ブランド価値成長率1位という快挙達成でした。

一応2位グーグルが1417億ドル、3位マイクロソフトが800億ドルなので結構差があります。

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この下にも15~17位にインテル、シスコ、オラクルが続いています。ビジネス的にはやや落ち目だったりしますが、一つの時代を作ったような会社ばかりです。

4位コカ・コーラ

テクノロジー以外の最上位はコカ・コーラでした。

健康志向で炭酸飲料が下火感はありますが、炭酸飲料の4割以上シェアを占める上にビリオンダラー・ブランドは20を超えていて、飲料水市場でなお圧倒的な存在感があります。

広報・マーケティングに多額の資金を投入し、ブランド戦略に定評がありますね。

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セットの印象が強いマクドナルドは12位で、これも強力なブランドイメージを有しています。みんなあの看板知ってますからねえ。

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6位サムスン

アジア最上位がサムスンになりました。ここもテクノロジーですね。

サムスンは米国市場に上場していませんので、投資は難しいと思います。

7位トヨタ、9位メルセデス・ベンツ

後述しますが、車メーカーはブランドランキング上位常連です。ステータスシンボルなんですよね。

ところが車価格が高くて家計に直撃することから、米国では最近はカーシェアリングも流行りです。日本でも都心であれば交通網が発達しているため必要性が薄いです。現代っ子はコスト感覚に優れているので、不要なものは中々買わなくなってきています。

トヨタのティッカーシンボルはTM(Toyota Motorの頭文字)、メルセデス・ベンツは米国上場していないみたいです。

10位IBM

実は10位のIBM、これでも昨年は6位だったのでかなり順位を落としています(ポイント集計的には前年比マイナス11%)。

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11位のGEと合わせて若干信憑性を疑いたくなるのは否めませんが、まあなんだかんだ言っても看板は健在ということですか。

いくつかの気付き

テクノロジーが強すぎる

ランキング上位はテクノロジー企業ばかりでした。

IT企業は入れ替わりが激しいと言われていますが、こうしたブランド価値を伴うようになっているところを見る限り、IT大手は安泰なんじゃないかと思う今日このごろ。

もう完全に社会インフラとして不可欠なんですよね。

ということで、これから10年後20年後、ネットワーク効果も手伝ってIT大手の立場は一層強固になる可能性も高いのです。

FAAMGを除けば、形あるものが強い

ブランドイメージと言っても、やはり手元に物がないのにイメージって湧きにくいですよね。身近なもので、その商品か看板やロゴがイメージ出来るほうがブランド価値は高くなりやすいです。

ブランドランキング上位に車メーカーが多くランクインしているのは偶然ではないでしょう。車は生活の象徴であり、高い買い物になるため思い入れも大きいものです。

トヨタ(7位)、メルセデス・ベンツ(9位)、BMW(13位)、ホンダ(20位)と4社ですよ。

同じ理屈で、毎日着ている衣類系メーカーでナイキ(18位)、ルイヴィトン(19位)、H&M(23位)、Zara(24位)があったり、小売・レストランでマクドナルド(12位)、IKEA(25位)あたりが入っています。

こう考えるとやはり異質なのはFAAMGのうちアップルを除く4社ですね。

全部ソフトウェアメーカーなので、ワイドモートの条件のうちスイッチングコストは正直低いモデルのはずです。タダで利用出来て複製コストも低いんですから。

たとえ明日グーグルがなくなっても、他の検索エンジンを使うことが出来るでしょう。アマゾンがなくても楽天があります。フェイスブックがなくてもLINEやツイッターがあります。

それでも相当不便を強いられると思います。

なぜならFAAMGのサービスはネットワーク効果によって最も洗礼されているからです。

典型はスマホアプリです。アップルやグーグルはOSを支配し、そこで動くアプリは個人に市場開放しました。スマホユーザー数が増えるほどアプリは売れ、制作者が次々参画してきます。

そうして賑わう市場そのものが他社に真似出来ない価値になったのです。

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ITにはネットワーク効果が働きやすいということを覚えておきましょう。

ブランド価値ランキング上位に投資するには

このランキング上位は大半が米国株です。

まずは口座開設をしないとはじまりません。米国個別株投資を含めて考えるなら以下3社がオススメです。

SBI証券

最大手のネット証券。コスト面や使いやすさ、商品ラインナップなど米国株でも素晴らしさは変わらず、今更あれこれ言うまでもないと思います。

米国株やるならとりあえず開いとけって口座になりますね(笑)

楽天証券

SBIに次ぐ2位のネット証券です。楽天ポイントとの連携や、マーケットスピードでの情報収集、確定拠出年金にも強みがあります。

バンガードと楽天投信が組んだり、手数料値下げを頑張ったりと、海外投資に結構力を入れているように見えるので今後にも期待しています。

これもまあとりあえず開いとけって感じの口座ですね。

マネックス証券

日本株での地位はそこそこですが、米国株となると3強の一角に食い込んでくるマネックス証券。

取り扱い銘柄数は3000銘柄を超えており、楽天やSBIの2倍以上です。米国上場銘柄は約3600銘柄ですから、ほぼ全銘柄を購入出来るということですね。

ちなみに中国株も2000銘柄近く取り扱っていて、3社の中で最大です。

また、注文の種類としてOCO、トレールストップ、逆指値なども可能なのはマネックスだけで、指値期間も最大90日あります(GTC、GTC+)。創業者からして、投資家の欲しい機能がよく分かっているんだなと。

個人的には口座を開くとついてくる「TradeStation」が気に入っていて、当ブログのチャートは全てこちらを使っています。

この3社の口座を開いたら、あとは好きな株を買いましょう。今回紹介したブランド価値ランキング100位までには優良企業がたくさん登場します。多くは米国株で売買出来るものです。


なお、日本企業は1位トヨタ、2位ホンダ、3位キヤノンでした。来年は任天堂が上がりそうな気がする。

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