小説における文章力とはなにか

小説の書き方訓練

小説は「文章→構成→ストーリー」の順に組み立てられているのですから、土台となる「文章」を書く力がいかに大切か痛感する今日このごろ。

小説はストーリーだ!

いや、小説はキャラクターだ!

いやいや、小説は世界観だ!

……と色々言う人がいますが、文章力を鍛えておいて損はありません。漫画と違って文字だけで表現される世界なのですから。ちなみにブログと小説で必要とされる文章力に違いはないと思っています。

※ただし、構成は違います。ブログでは冒頭部分に注目が集まるので、結論(主張)を先に書く必要がありますが、これは必ずしも小説において有効ではありません。

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よい文章とは、物語にのめり込める文章のこと!

文章力を鍛えるために私が取り組んでいることを、2つのステップで紹介します。

第1ステップ:正しく、分かりやすく伝える。

まずは自分の中にあるものを相手に正しく伝えられるようになるところからですよね。

語彙力強化=言葉の言い換え(類語、比喩表現、描写)を豊富にすること。

真っ先に思いつくものが語彙力です。小説ではキャラクターが度々「笑う」はずですが、毎回「○○は笑った」と表現しては味気ないですし、そもそも「笑う」と言っても、ニヤリと笑うのと、面白おかしくて笑うのとでは全く違いますよね。

「口角を上げた」「花が咲くような笑顔を見せた」「肩を揺らした」とかとか、色々あるわけです。それぞれの言葉、表現から受ける印象は異なりますので、よく理解して使い分けしたいところ。

鍛えるためには数こなすしかなさそうです。ひたすら類語辞典を引いて使いながら覚えていきましょう。プロの本を読んで参考にする方法もオススメ。

文章構成強化=読んでいてストレスのない文章の並びを意識。

さらさらと流れるような文章を書くには、以下のポイントをしっかり押さえたいですね。

  • 同じ単語は連続して登場させないこと:主語が繰り返しになる場合は省略する、受け身表現に変える等の工夫をする。
  • 接続詞を連発しないこと:大変便利な接続詞ですが、文章がくどくなります(逆接とか)。
  • 正しい助詞を使うこと:特に「の」は繰り返さないように注意……。
  • 主語述語や修飾語被修飾語の位置関係が適切であること:主語→述語の順番を守ること、修飾語と被修飾語は近くに置くこと。
  • 文末が変わっていること:~した。~した。~した。みたいに同じ文末の音節は続けないほうがいいです。
  • ひらがなと漢字の割合、白紙のスペースにも気を配ること:スカスカな印象は持たれたくないけど、漢字ばかりだと読み進めるのが辛い……。

他所の受け売りですが、文章のリズムを確認するには音読するといいです。引っかかるなら納得出来るまで直します。

第2ステップ:イメージが湧いてくるように工夫して伝える。

相手に伝わる文章を書くことはとても難しいです。ですが、物語を書く人間としてはさらに一歩上を目指したいところ。つまり「イメージが頭に浮かぶような、想像力を掻き立てられる文章」です。

そのためには、単純に難解な表現を並べるだけでなく、適材適所に文章を配置することが肝要です。マーケティングのセンスが求められます。

読者=ターゲットの設定

まずは「誰に向けて書いているのか?」を明確にしたいですね。出来れば言葉を届ける相手をバイネームで決めてしまいます。

  • 年齢
  • 性別
  • 地域
  • 読者の状況(会社辞めたくてたまらないサラリーマン、とか)

などなど、色々な属性があります。中高生の男子学生向けと中年サラリーマン向けでは自然と言葉遣いが変わりますよね。

作風=自分の作品設定

自分の作風にあった表現を選択して、空気を壊さないように注意します。

  • 作品のジャンル:バトルかラブコメか
  • そのシーンはどんな空気なのか:シリアス系かギャグ系か、クライマックスに助長な描写はいらない等
  • どんなキャラクターを表現しているのか:元気なキャラか大人しいキャラか、主人公か悪役か(一人称視点の場合は特に注意が必要)

 

数をこなしていくうちに自然と鍛えられていく部分もありますが、意識すると効果は違うはず!

文章力は身につくものと信じて、訓練していきたいと思います。ひとまずは語彙力ですかね。

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