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昨日一昨日と世界的に株安になっていて、また指値が刺さってました。
例によって少額ですが。
VYMの記事はこちらからどうぞ。
ちなみに和波はいつも指値を置いて放置してますが、ポートフォリオを組むことが目的なら成行買いをしてください(確実に購入出来るから)。
指値を置いたのは「落ちてこなかったら別に買わなくてもいい」想定だからです。
VYMをこの価格で指値にしていたのは、これ以上で買うと利回り3%以下になるためです。
投資における衝動買いをポジポジ病と呼びますが、下手なポイントで買わないように、指値を置いておくのも自身をコントロールする手段だと思います。
目次(クリックで飛びます)
なぜHDVじゃなくてVYM買ったの
HDVはこの前ちょっと買いました。
比較記事ではHDVやや優位という結論にしていましたが、HDVとVYMは中身のセクターが全く異なるので両方買う意味はあります。
VYMは金融、テクノロジーが多く、HDVは生活必需品、ヘルスケアが多くなっています。
ちょっとデータ古いけど許してね。
HDVのセクター
セクター構成 | 比率(%) |
---|---|
エネルギー | 22.29 |
生活必需品 | 20.16 |
ヘルスケア | 17.29 |
資本財・サービス | 9.76 |
公益事業 | 8.96 |
情報技術 | 7.69 |
通信 | 7.02 |
金融 | 3.05 |
一般消費財・サービス | 2.53 |
素材 | 0.88 |
VYMのセクター
セクター構成 | 比率(%) |
---|---|
金融 | 15.1 |
ヘルスケア | 14.7 |
消費財 | 13.3 |
資本財 | 11.1 |
テクノロジー | 10.6 |
消費者サービス | 9.6 |
石油・ガス | 8.8 |
公益 | 8.1 |
通信サービス | 5.0 |
素材 | 3.7 |
ということで、ポートフォリオで金融テクノロジー分野が薄かったので、補充として選びました。うん。
こんな額でリバランスもなにもありませんが……まあ気持ちくらいはなんとやら。
個別株への投資
最近個別株投資というと短期志向(2~3年くらい)の小型株しか買ってないですね。
米国株とか分析は山程やってるけど、そのわりにたいして買ってない^^;
まあS&PとかVTI買ったらもれなく含まれているので、知っとくと良いかなとは思ってます(コレ↓は趣味だと思ってもらえれば……笑)。
その辺、もうちょっと自己分析させてくださいな。
今度ちゃんと書くので今回は簡単に書きます。
インデックスが基本路線
何度か書いたかもしれませんが、万人に薦められるのはインデックスファンドです。買って放置ポイでそのうち資産が膨れ上がりますからね。
そもそも株自体が期待値プラスの優位性があるので、余計なことをする必要がないのです。
最悪株価のピークに投資をスタートしてしまっても、なお債券のリターンを上回りました。
流石に年利回り7%とは行きませんが、10年以上で長期になるほど気にならなくなります。
詳しくはシーゲル先生の株式投資第4版を参照。
一方で、残念ながら日本の場合バブルピークの1989年に投資をして、実質リターンがプラスになったのは2013年でした。最悪やん。
実に24年もマイナスだったわけで、一括投資を安易に薦められない原因の一つです。
まあそういう例外もありますが、基本的には安全なインデックスに一括投資推奨です。
どのみちサラリーマンは定期的に入ったキャッシュを都度投資に回すと思うので、極端な割高割安は平準化されると思います(ドルコスト平均法)。
インデックスファンドvsアクティブファンドよろしく、タイミング投資は指数の永久保有にパフォーマンスで劣後するケースが6~7割ですから、理に適った投資法ですね。
個別株の投資妙味
過去S&P500のリターンをアウトパフォームする銘柄があったことは事実。
そこに低PERや高利回り、生活必需品・ヘルスケアセクター偏重といった要素が見られたことも事実。
インデックス投資家で億り人なんて聞かないですが(そうでもないかw)、個別株だと毎年5~10銘柄くらいテンバガーが出ている事実。
こういったデータは個別株投資の根拠にはなりますが、将来も再現するものかは分かりません。
が、個別株投資をするなら当然インデックスのリターンを超える優位性を持った投資内容でないといけません。
そうするとキャピタルもインカムも株価が重要になってきて、割安を条件にするとやっぱ今買いたい株もないんですよね。
キャッシュをダブつかせるのは勿体ないので、資金を市場に投入しようと思ったら安全なインデックスになってしまうと。
個別株の優位性ってなに。
優良事業+割安
優良な事業を持つ会社に投資するということだと思ってます。
これはETFが優れている理由でもあり、VYMもHDVもそういった会社の集まりなので投資対象として非常に優れています。
ただ、それと別に株高局面で買おうとは思ってません。
例えばハイテク株は間違いなく優良事業ですが、株価も釣られて高騰しており積極的には保有したくないと思っています。
優良事業+割安が個別株への投資条件で、でもそんなの滅多にありませんよね。
期待リターンの前に、(そこそこ)とつけておきましょうか。ハイテク株の割安感は以前より幾分か高めの水準です。
高い利回りを得る
HDVの利回り3.4%、VYMの利回り3%は中々高水準ですが、個別株ではより高い配当利回りの銘柄が多くあります。
例えばPMやMOは4%超え、RDSBは6%超えています。日本で人気のJTも5%を超えました。
配当金生活するならこうした高配当株でキャッシュが入るメリットは否定出来ません。
待つ投資と待たない投資
配当3%を取るだけだったら債券の方が割が良くなってきました。
米国債長期利回りは2.5%を超えて、株のインカムゲインを逆転しています。
まあ高配当ETFまで上回ってはいないのですが、基本的に株はキャピタルゲイン期待を無視出来ません。
キャピタルゲイン+インカムゲインで債券リターンを長期的に上回って来たからですね。
予測投資は占い
さて、直近少し下がったとはいえ現状の株価は高く、キャピタルゲインの上澄みがそこまで期待出来ません。
もちろんこれから上がる可能性もありますが、色々なデータから見ると下がるんじゃないかと思っています。
例えば、
- PER:歴史的には15~17倍で推移してきたのに対して、今は米国で20倍超え(PERが底上げされるって記事で言ったけど)
- 景気サイクル説:米国の景気は10年サイクルになることが多く、リーマンショック後そろそろ10年になる。
- チャート:歴史的高値の更新中。
- 政治経済情勢:戦争……はあんま関係なさそうってこの前調べた。
とか。
言っているのは、大きく乖離したから平均回帰するかもというだけのことです。
確度はない。
でも市場は完全ランダムではなく、上げ過ぎたら下げ、下げ過ぎたら上げを繰り返して株価は形成されてきたことは知っておきましょう。
予測をしてはならない
こういった予測を度外視して売買するというのは正しい選択です。なぜなら予測なんて誰にも出来ないから。
予測するなという記事を昔書いた記憶があるのですが、これしかヒットしない。
私は内部リンク貼るのに自分で検索かけることが多いのですが、結構漏れますよね。WordPress標準の検索ってどのくらい精度あるんでしょう?
言いたいことはこっちの記事の方が近いかも。
優位性のある方法論に則って、一貫してそれを続ければ良いのです。
優位性とはなにかと言えば、長期的に株は右肩上がりの成長を続けてきたのだから、今後もそうなることに賭けるというもの。
予測をしないということは、要は待たない投資をするということです。
インデックス投資はこれ以外ありません。
繰り返しになってしまいますが、どこで買っても勝てるのが株で、長期になるほど個々のタイミング分割が意味をなさなくなるのですから。
あとは安全資産とリスク資産のバランスでリスク管理をして、一時的にどんなドローダウン(損失)が出ても続けるだけですね。
言い忘れるところでしたが、長期投資は継続しなければ絵に描いた餅ですので。
待つ投資の意味
待つ投資というのは個別株や短期売買向けの言葉なんでしょうかね。
私はあまり違和感がないですが、長期投資家にとっては無意味に感じると思います。それは合っていると思います。
待つというのはタイミングではなくシナリオです。
なんでしょうね。
明日か明後日か、いつ起こるのかは分からないけど、たぶんそのうちこういうシナリオを描くのかな。そしたら株価もこんな感じになるかな。
こんなふう?
和波も例えばこれから株価が下がりそうという程度の予測を元に、空売りやインバースETF買いをしようとは思いません。
ただ買うなら下がってから動こうかな(それまでは待っててもいいか)という判断が入っています。
買値に応じて最大ドローダウンと期待リターン、YoC(株式益回り)が変わってくるので、そりゃ低く買えればそれに越したことないです。
が、もちろん中々上手くいく相場もやって来ないので、キャッシュがダブつかないように一定額はインデックスに入れて、常に市場に参加するようにしています。
キャピタルゲインの源泉
待つということは、リターンを最大化するということです。キャピタルゲインが大きくなります。
今からハイテク株を買って半値になる可能性はあっても、ここから2倍になる可能性は小さいでしょう。
期待値的にリスクリワードが釣り合っていればOKですが、そう思わないので購入を控えています。
長期的に見れば、その会社の価値が本物ならファンダメンタルズに沿って結局株価も上がるのだから買いと言われそうですね。
FAAMGなんかは社会インフラ化してますし、一時リセッションがあっても今度は生活必需品並みに戻りが早いかもしれません。
しかし、そもそも大型株でキャピタルゲインを狙うのは費用対効果が高くないです。
個別株を分析して、シナリオ考えて、割安になるのを待って……というのは物凄く大変な作業です。
どうせ上昇局面は連動するので、だったら普通に市場平均買っとけばいいじゃないかなって。
どうせ狙うならこれから先何倍にもなりそうな小型株のほうが良いでしょう。
ちなみに待つのは入るタイミングだけでなく、出るタイミングにも存在します。
ただ、ポジションを取る前と取った後ではノーポジのほうが冷静な判断を下せるため、キャピタルゲインを最大化するなら入り口を重視した方が良いです。
安全域:リスクに対する安全資産をどこで持つか
安全資産というのは、株式投資などのリスク資産に置かない現金などのアセットです。一応債券も含めますが、今の日本国債だと持つ意味がないです。
安全資産は生活資金など最低限確保しなければならないお金+失いたくないと思うお金で、それ以外は最悪半減~ゼロになる(投資対象次第)としてリスク資産で管理します。
長期投資はここでリスク管理をしているので、株価が下がっても問題ありません。さらにタイミング分割などを図ってリスクを減らそうとする必要がないということです。
なお、その人のライフステージや身の回りの状況、あるいは性格によっても安全資産とリスク資産の比率は変わってきます。
逆に集中投資するなら安全資産は本当に最低限度の生活資金だけで良いです。
割安まで待って買ったということは、それだけ安全域があるはずですので。手元に現金がある時とない時があるので一概に言えないですが。
買値自体の安全域でリスク軽減を図っているということです。
さて、大型株で”少し待つ”理由を挙げるとしたらこっちかなと思います。
長期保有するので、少しでも良い条件で手に入れるまでのんびり待って、あとはずっと割の良い利回り(益回り)を得る。理想的ですね。
時間と機会損失が発生しているので、資産効率の最大化と言えるかは集中投資の成績次第です。
リスク資産の機会損失を減らす
しょうもない話をつらつらと書きましたが、一つ前提条件で書いてないことがあります。
私の場合、FXやIPO、デイトレ、小型株など他にお金の使い道があるので、落ちるのを待つ間の機会損失を若干減らしているということです。まあそれでも結構現金ダブってますけど。
厳密にはキャッシュポジ(安全資産)ではなく、リスク資産内で資金移動をさせているという言い方が正しいですね。
次の記事で書こうとしていたネタがちょっと入って、思ったより長くなりました。
HDV、VYMは米国高配当ETFの2強です。オススメのETFです。
米国ETFは敷居が高いという人も、最近はつみたてNISA対応のインデックスファンドも登場しています。楽天バンガードの他、eMAXISやEXE-iも有力候補です。
JTの銘柄分析記事が大人気みたいで、とても嬉しいです(*´∀`*)
配当利回り5%超えで注目度の高い銘柄なので、興味があれば是非。
動画もよろしくです。
ではでは。