人工知能(AI)・ディープラーニング関連銘柄(日本株10選+アルファ)

テーマ株

ここまでお疲れ様でした。今回はAI関連の日本株、米国株、グローバル企業を探していきたいと思っています。今回は日本株編です。

もし先にこちらの記事に辿り着いたかた、今までAIについて色々見てきた記事が下にありますので、合わせてどうぞ。投資対象として魅力が十分にあることが分かっていただけるとおもいます。

3分で分かる、AI(人工知能) なぜ今回のAIブームは本物と言えるのか【機械学習・ディープラーニング】
AI(人工知能)のある未来を考えてみる(2045年くらいの未来社会)
3分で分かる、AI・ディープラーニングの将来性 ロードマップ、市場規模とか
3分で分かる、ディープラーニングの仕組み
3分で分かる、現在のディープラーニングビジネス

リスト的に探したい方は以下のサイト様をご参照ください(米国企業メインなので、日本のマザーズ銘柄なんかは見当たらないかもですが……)。

参考ベンチャーマップ

参考Machine Intelligence LANDSCAPE

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人工知能(AI)、ディープラーニング関連銘柄(日本株)

なるべく独自の技術を持った企業を選出するようにしています。

どうしたって海外が強い分野なので業務提携が多くなるのは分かるのですが、それでAI関連銘柄にしたところでAI市場のリーダーになれないですし。そもそもそういう企業は本業の補完としての役割をAIに求めているので、ここで挙げるのはどうなんだと……。

AIは自動運転やドローン、ロボット、フィンテックなど利用分野が幅広く、提携先もそれだけ多くなるはずです。提携で上がるという視点で言えば、むしろこれからAI化すればいいのに! みたいな企業を考えるのはありかもしれませんね。

FRONTEO(2158)※旧UBIC

FRONTEO(2158)-Yahoo!ファイナンス

個人的には人工知能関連銘柄の本命の一つ。

法的紛争におけるビッグデータ分析技術を活かし、人の思考や行動を解析する人工知能を開発しています。テキストマイニング技術を背景としたビッグデータ解析、電子メール解析、知財評価、ソーシャルメディア分析とあらゆるテキスト系データを収集・分析出来ます。

人工知能は完璧な頭脳が一つあるというよりも、場面毎に優れた人工知能があるという感じなので、ニッチかつ広範囲を押さえられるFRONTEOは結構期待出来そうかなと。ましてUBICは独自技術が評価されており、米国にも上場している点も見逃せません。

例えば「Predictive Coding」は電子データの高速検索を可能とさせ、訴訟時に証拠保全のためのデータ収集・分析に役立てられます。また、そういった事業を進めてきた企業ゆえに、AI技術はちゃんと特許で固めているようです。

人工知能ロボット「Kibiro(キビロ)」、コミュニケーションロボットといったロボット事業でも活躍しており、多くのテーマを内包する優良株だと思っています。AIの前段としてビジネス拡大期に入りそうなデータ解析(データサイエンティスト系)の筆頭にもなりますしね。

テクノスジャパン(3666)

テクノスジャパン(3666)-Yahoo!ファイナンス

関連会社であるテクノスデータサイエンス・マーケティングが既に人工知能製品「scorobo」をリリースしている点で大きく先行している企業です(基本的にビッグデータはデータ量が多いほど精度が上がるので、先にリリースしているというのは重要)。

人工知能が統計分析を行い、ビジネスシーンの意思決定におけるスコアリング分析に活用出来ます。

ただしテクノスジャパンが本命扱いされているのは自動運転車関連銘柄でもあるためです。ZMPと資本提携しているため、自動運転車への搭載が叶えば一気にメガ企業への仲間入りというわけで。

サイオステクノロジー(3744)

サイオステクノロジー(3744)-Yahoo!ファイナンス

システム障害回避ソフトが主軸。セキュリティの項目でも挙げましたが、この分野は機械学習アルゴリズムによって障害を事前検知、摘出するためのAI導入が増えてきています。

情報セキュリティ関連銘柄(日本株、米国株)

機械学習機能搭載ITオペレーション分析ソフトウェア「SIOS iQ」をリリース、サイオスAI相談室も開設。あと、HPの製品紹介が見やすくて好印象w

データセクション(3905)

データセクション(3905)-Yahoo!ファイナンス

SNSをはじめとするビッグデータ分析に強み。ソーシャルメディアは重要な顧客情報基盤となっているので、動向は押さえておきたいところ。HPを見ると画像解析の領域も持っているようですね(画像フィルタリングサービスはNTTコムウェアと連携して提供)。

ブレインパッド(3655)

ブレインパッド(3655)-Yahoo!ファイナンス

自然言語処理エンジン「Mynd plus(マインドプラス)」リリース。

ここもUBICと同じく、ビッグデータ分析と、それを活かすデータマイニングに強みがある企業ですね。自然言語処理はAIに任せるべき項目筆頭ですので、注目度も高いです。

うーん、それに日本語の処理ならGoogleよりも日本の企業に優位性がある気がするんですよね……(全部機械学習させるからアルゴリズム次第なのか、いやいや翻訳精度は未だに低いんだからやっぱり日本語は日本の企業なのではと思うのですが)。

ホットリンク(3680)

ホットリンク(3680)-Yahoo!ファイナンス

こちらもSNSやネット掲示板のビッグデータ分析にAIを活用した「クチコミ@係長」。かなり熱心に研究をやっている印象で、なんでこんな安値に落ちてるのか分からない……。

直近で、「中国最大のポータルサイト「新浪(sina)」、中国最大級のSNS「微博(weibo)」の広告・PR記事掲載サービスで協業」というニュースが出ましたが、反応薄く。

メタップス(6172)

メタップス(6172)-Yahoo!ファイナンス

どちらかと言うとフィンテック関連企業ですが、AI事業としてもアプリの収益化プラットフォームや小説を書く人工知能の開発をしたり、EC向けの自動販促サービス&決済サービス「SPIKE」など、色々開発を進めている企業です。

社長さんの本、面白いのでおすすめしておきます。

イー・ガーディアン(6050)

イー・ガーディアン(6050)-Yahoo!ファイナンス

東大と共同で開発した人工知能型画像認識システム「ROKA SOLUTION」。提携している東大のラボが世界トップ級の画像認識用ディープラーニング技術を持っているらしく、期待大。

そうでなくとも有人でネット監視するというユニークなサービスをやっているということで個人的にも記憶のある企業です。

Hamee(3134)

Hamee(3134)-Yahoo!ファイナンス

越境ECの本命としてよく名前が上がってくるHameeは、EC業務自動化に向けてAI研究の「ネクストエンジンAIラボ」を設立。ちなみにモバイルバッテリーも持っているのでポケモンGO関連銘柄にもなっています。

越境ECの解説記事はこちらからどうぞ。

3分で分かる、EC・越境ECの可能性(前編)

合わせて、中国最大のオンラインモールを運営するアリババ・グループについて記事を書きました。1万字超えの大作なので是非!

【中国最大】アリババ・グループ(阿里巴巴集団/Alibaba:BABA)の銘柄分析

イマジカ・ロボット・ホールディングス(6879)

イマジカ・ロボットホールディングス(6879)-Yahoo!ファイナンス

「子会社のフォトロンが機械学習とデータマイニングのコンペティション「ECML/PKKD Discovery Challenge」で世界1位獲得」というニュースを聞いたので追加。

VR関連銘柄で見ました。

VR(バーチャルリアリティ)関連銘柄まとめ(コメントつき)

その他のAI関連銘柄

とにかくいっぱいあるんですよね、AI関連株。下の銘柄の中でも本命に移るものもいくらかあるとは思うのですが、とりあえず現時点では銘柄名だけ上げておきます。一言コメントは超簡単な分類のみとしています。

  • ショーケース・ティービー(3909):ビックデータ解析。
  • 富士ソフト(9749):コミュニケーションロボット「PALRO(パルロ)」
  • 電通国際情報サービス(4812):レコメンドサービス。
  • PALTEK(7587):イメージセンサー(画像認識)。
  • シグマクシス(6088):ネット詐欺対策ソリューション。
  • ハーツユナイテッドグループ(3676):UBIC(2158)と共同で、ソフトウェアのデバックサービス、バグアプローチの研究。
  • sMedio(3913):画像解析(顔認識エンジン)。
  • ドリコム(3793):フロンテオ(2158)と提携し、AIカスタマーサポート。
  • ソフトバンク・テクノロジー(4726):デジタルマーケティングサービス「Emotion i」。
  • インテージ(4326):ビッグデータ解析。
  • ソネット・メディア・ネットワークス(6185):人工知能「VALIS-Engine」によるターゲティング広告。
  • ロゼッタ(6182):AIを活用した自動翻訳サービス「熟考Z」
  • シーイーシー(9692):ビッグデータ分析。
  • フォトクリエイト(6075):独自の顔認識エンジン「Faceee(フェイシー)」。
  • 日本ラッド(4736):映像解析。
  • アドバンスト・メディア(3773):音声対話システム「AmiAgent」、コンタクトセンターサービス「AIコンシェルジュ」。
  • シルバーエッグ・テクノロジー(3961):レコメンドエンジン「アイジェント」、データのリアルタイム解析。
  • エイジア(2352):自然言語解析、マーケティングソリューション。
  • レカム(3323):「AI inside」社の画像認識サービスの提供。
  • ALBERT(3906):画像解析。
  • エヌアイディ(2349):Webマイニング。Studio Ousia出資(言語解析)。
  • モルフォ(3653):ディープラーニングでデンソー(6902)と提携。
  • ブロードバンドタワー(3776):AI研究開始。
  • ロックオン(3690):AI事業推進を発表。
  • アクトコール(6064):コールセンター自動化。
  • サイジニア(6031):ビッグデータ解析、レコメンドエンジン「Deqwas(デクワス)」。
  • KADOKAWA・DWANGO(9468):「将棋電王戦」開催、「人工知能研究所」発足。
  • ジグソー(3914):人工知能制御によるIoTデータコントロール他。
  • LINE(3938):日本マイクロソフト株式会社と連携し、コミュニケーションAI「りんな」を発表。

また有望なものがあれば上のウォッチリストに入れると思います。なにかおすすめがあったら教えてください。

また、他のIT系テーマについて以下でまとめております。よろしければ合わせてお読みいただけるとうれしいです。

3分で分かる、IT系テーマの全体像まとめ キーワード、俯瞰図、ロードマップ等
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