量子コンピュータ関連銘柄とかどう?

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日経平均もトランプで落ちるかと思いきや19000円を軽々と突破してますね……。

ぱらぱらとニュースを見ていたら、スパコン「京」が一位を取り返したというニュースを見かけました(ちょっと前)。

スパコン京が実性能ランキングで2位から1位に返り咲き

スパコンもいいのですが、その先と言われる量子コンピュータがじわりじわりと研究が進んでいることはご存知でしょうか?

ハイプ・サイクルではだいぶ手前の方なので、きっとまだ株価も反応する前だろうと踏んで、ちょっと関連銘柄を探してみようと思います。

事業ライフサイクルとハイプ・サイクルから、投資戦略について考える
ちょっと理論的な話をしたいと思います。 ハイプ・サイクル ハイプ・サイクルとは ハイプ・サイクルって聞いたことありますか? こんなやつ...
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量子コンピュータの基本的なこと

量子コンピュータとは?

現在のコンピュータは、1ビットを基本単位として「0」「1」の2つの信号を切り替えることで計算します。一方、量子コンピュータは、同じ1ビットでも、「00」「01」「10」「11」の4つを切り替えることなく「同時に」計算することになります。ですから、わずか10ビット(10キュービット)で、1024通りの計算が「同時並行」して行われることになるのです。計算能力が現行システムのものに比べると、格段に速い。
つまり、量子コンピュータとは、量子力学で動作原理が支配されるコンピュータだと考えてください。

出典:Geekroid(http://mynavi-agent.jp/it/geekroid/2014/04/post-8.html)

Wikiより分かりやすかったのでこちらを引用させていただきました。

要するに2進数(00,01,10,11)で表現される現在のノイマン式コンピュータを一つ飛び越えて、それらを並列で計算出来るようになったと。性能にして従来コンピュータの1億倍以上になります。

量子力学と言うと「シュレディンガーの猫」なんかが有名だと思います。量子論的に言えば猫は死んでいるし生きている(多世界解釈)ですが、これマクロ(現実)の解釈として持ってくると矛盾した答えになるというパラドックスです。

量子論はムズカシイ議論になってしまいますが、知ると結構面白いものなのです。下の本は少し前の出版ですが、とても分かりやすいのでおすすめ。

処理性能が上がるとどうなるのか

量子コンピュータのビジネスインパクトは言い換えればマシンスペックの飛躍的向上と言えるでしょう。

さて、認識判断のアルゴリズムと合わせてマシンスペックの向上がビッグデータ利活用の時代を創り出してきたことはこれまで別の記事で何度も見てきた通りです。

ビッグデータについて 統計学があればビッグデータは不要なのか
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3分で分かる、ビッグデータ 市場規模、発展の要素、利活用
前回の記事は以下からどうぞ。前回は最後少し脱線してしまいましたが、ビッグデータの定義や統計学との住み分けについて見てみました。 ...

情報を「より早く」「より正確に」「より多く」手にすることが出来る、量子コンピュータの利点はまさに人工知能の進化に欠かせない存在になるでしょう。

人工知能(AI)・ディープラーニング関連銘柄(日本株10選+アルファ)
ここまでお疲れ様でした。今回はAI関連の日本株、米国株、グローバル企業を探していきたいと思っています。今回は日本株編です。 もし先にこ...

量子コンピュータはいつ実現する?

で、この量子論を元に量子コンピュータの研究はどんどん進み、実は既に作られて成果も出てきているのです。

カナダのD-Wave Systems社が2007年に16量子ビットの量子コンピュータを発表、その後2013年には512量子ビットまで発表と、実業面では大きく先行しています。NASAやGoogleの連合がこのD-Wave社の量子コンピュータを用いて、従来の1億倍もの計算性能を叩き出したことを報告しています。

技術的にはいくつも課題(量子ゲート方式の確立など)が残っているようですが、そのあたり含めて以下の記事が大変参考になりました。

量子コンピュータがついに来た?

量子コンピュータは既存の暗号を一瞬で解読する?

量子コンピュータの大きなポイントが、暗号解読ですね。またサイモン・シンの本を貼っておきます。

例えば素数の暗号解読は不可能というよりも効率的な解き方がない(総当りで計算しないといけない)ため、暗号のキーを見つけるまで時間がかかり事実上解読不能という話になっていました。しかし、量子コンピュータは従来より遥かに優れた計算性能を持っていますので、既存の暗号は突破されるのではと危惧されています。

ま、今度は量子コンピュータの計算性能でも解ききれない「量子暗号」が出て来るだけなんですけどね。

非常に興味深いことに、量子物理学がもたらす脅威は、量子物理学によって解決されることになるかもしれません。理論上、単一の微粒子伝送に基づいた接続を盗聴することは不可能です。量子物理学の法則では、微粒子の1つのパラメーターを測定しようとすると、もう1つのパラメーターが変わってしまうとされているからです。観察者効果として知られるこの現象(不確定性原理と混同されることが多い)によって、盗聴の可能性という「従来の」通信の主な問題が解決されるでしょう。通信を傍受しようとするたびに、転送されるメッセージが変わるのです。

出典:KASPERSKY 量子コンピューターとセキュリティの終焉

でも、量子コンピュータが生まれると、例えばブロックチェーン技術で見たようなプルーフ・オブ・ワークが有効に機能しなくなる(50%問題が生まれる)ため、ビットコインの改ざんが簡単になってしまうかもしれませんよね。そう考えると、量子コンピュータが流行りだしたら今度はフィンテックが下火になるのかな~なんて考えたりしました。本当のところはよく分かりませんが。

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量子コンピュータ関連銘柄

さて、非常に簡単に見てきたところで、とりあえず日本株で探してみましょう……と思ったんですが、古い大企業しかありませんでした。というかビジネス現場としてはアメリカにだいぶ遅れているっぽいので、ちょっと厳しいかな。出来れば時価総額の小さくて技術のある会社が良かったんですが、ぱっと見つからず。

  • 富士通(6702):スパコン「京」の開発もしている、次世代コンピュータ開発の最前線。SIビジネスが不安すぎて何も言えない。
  • NTT(9432):東北大学と共同研究
  • 東芝(6502):ググってたら量子暗号の研究成果がヒットしました。
  • 他、日立や三菱電機など

……量子コンピュータの基本原理考えたのって日本人なんですよね。なんであっさり抜かれてるんでしょうね……。日本の優秀な理系人材は大学にいてビジネスの場から切り離されてしまっている構造的な問題なんだと思いますが。あとは知財権をもっと重視してほしいですね。

D-Wave Systems

前述の通り、史上初の商業用量子コンピューターを作ったD-Wave社は、非上場企業でした(従業員も70人くらいしかいない)。

D-Wave社にどうしても投資したい場合は、考えられる方法として以下を和訳ぶち込んで読んでくださいって感じ。

訳)D-Waveに投資する3つの方法

量子暗号関連銘柄は?

量子論の関連で量子暗号はどうでしょう……量子コンピュータと全く同じでした。

次世代コンピュータ関連銘柄で……

量子コンピュータを主題に挙げましたが、次世代コンピュータという括りで言えば、他にもいくつかの種類があります。怪しい技術にも一通り手を出しているGoogleくらいしか関連銘柄がなさそうで、見送り。

  • ニューロコンピュータ:人間の脳(ニューロン)を模したコンピュータ。人工知能を研究してたら一緒に出来ちゃいそうな気がする(勝手な想像)。
  • バイオコンピュータ:半導体じゃなくて生体チップを組み込む。
  • 光コンピュータ:電気信号じゃなくて光信号を使ってデータ処理する。

結局、今の時点じゃ買えそうにないですね。それと、今回みたいな流行ってない話を情報収集する上で、こういう詳しい人、大変助かります。

ネタ尽きてきたし今度はゲーム株でも扱いましょうか。

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