米国株の最低取引手数料:楽天証券5ドル→0.01ドル、マネックス証券5ドル→0.1ドルにwww【値下げ競争】

市況解説、投資小ネタ

4日にマネックス証券が米国株の裁定取引手数料を0.1ドルにすると発表しました。今まで5ドルだったので相当安くなるというのが分かると思います。

参考マネックス証券が米国株の最低手数料を0.1ドルに 少額売買のコスト改善

そしたら5日に楽天証券が最低取引手数料を5ドルから0.01ドルに値下げすることを発表しました。すごい助かるけど絶対黒字にならない水準ですね。

参考楽天証券、米株取引の手数料を引き下げ 業界最安水準の0.01ドル 

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それぞれの会社の事情と思惑

手数料差は一番の訴求力

証券会社は手数料で儲けていますので、手数料を下げると企業体力を消耗する戦いになります。5ドルから下げるにしては、大きな決断だなとも思います。

ただ、証券会社としてはメイン口座として使ってもらわないと一円も落ちてこないのも事実なわけで、他社に遅れを取っているマネックス証券としては一発逆転の手だったはず。

(出典:SBI証券)

投資において手数料はリターンを決める最重要ポイントなので、分かりやすい訴求力があります。というか、基本的に各社横並びのサービスメニューというのが実情です。

おすすめ証券会社:SBI証券、楽天証券、マネックス証券の比較(2019/7更新)

となると、各社の競争戦略は「最初に口座開設させて、ズルズル使い続けてもらおう」というものです。

一回使い始めてしまうと途中で他に引っ越すのはかなり面倒ですしね(証券口座を株ごと引っ越す場合、それぞれ手数料が発生する)。

つみたてNISAが段々と普及してきたニュースもあり、ちょうど2000万円問題で「自己責任の資産運用」が認知されたタイミングです。これから初めて投資をする人も増えてきていると思います。

ここでメイン口座として使ってくれる優良顧客を囲いたい思惑は想像に難くないですね。

私が言うのもなんですが、アフィリエイトでも分かります。口座開設系、クレジットカード系はかなり単価高いです。一回使ってもらえれば半永久的にチャリンチャリンしてくれるわけですから。

楽天グループとマネックスグループ

企業体力には大きな違いがあります。簡単に言うと、楽天グループのほうがはるかに巨大です。体力勝負したら楽天証券が勝つでしょう。

両方のグループについて、詳しい分析記事を書いたりしています。投資家としても、メインとする証券会社が存続しているかというのは重要な視点になりますゆえ。

 

マネックスグループ

【仮想通貨】コインチェックを買収したマネックスグループ(MONEX GROUP:8698)をまとめました!

マネックス証券の利益率は他社と比べて非常に低いです。というか販売管理費用が高すぎなのです。それを埋め合わせていたのが、他社追従しない「やや高い」手数料です。

続くかなあという疑問もちょっとありますが、米国株の取引量は決して多くないのでカバー出来るという算段でしょう。

 

楽天グループ

楽天経済圏どっぷりなら楽天証券がおすすめの理由

楽天グループのビジネスモデルは独特で、

  • モール(楽天市場)
  • 本(楽天ブックス)
  • 旅行(楽天トラベル)
  • 携帯電話(楽天モバイル)
  • 金融(楽天銀行、楽天証券)……etc

などの様々なサービスを自社で用意し、回遊させることで顧客価値最大化を図っています。

楽天グループ内のどこかで収益化されていればいいのでマネタイズポイントが多く、楽天証券自体も利益率が高いため余力があります。

SBI証券の動き(確定)

まあそう遠くないうち確実にSBI証券も0.01ドル近くまで下げるのではないでしょうか。いえ、確実にやると言っていいですね。

期待して待ちましょう。

投資家が気にしたいこと

投資家にとって大切なこと。

まず、今までまとまったお金を投資しないと手数料負けすると言われていた米国株が、手数料上の不利はなくなります。

ということは、小口の取引がしやすくなるということです。米国株の魅力のひとつはすべて1株から購入出来る点ですので(日本みたいに100株単位みたいな単元株数の設定がない)、普及が進みそうですね。

あと、たぱぞうさんがおっしゃっていますが、DripというETFの自動買い付けサービスの導入準備が整ってきたと思います。

0.1ドルとか0.01ドルってほぼノーロードみたいなものですし、毎月買い付けしている投資信託の代替えになりますよ。

そうすると日本の投資信託より米国ETF(バンガードとか)直接買ったほうがいいって気づいて、維持できなくなるファンドが出てくるかもしれません。

つみたてNISA指定ファンドは問題ないと思いますけどね。資産総額の増減はチェックしたほうがいいです。

インデックス投資はどこまで安全なの? リスクを分析してみようか

 

バンガードETFを買い付けるだけの楽天バンガードと、本家バンガードETFとの信託報酬の差が0.12%なので、直接買ったほうが安いまである。長く保有するからなおさら。

楽天・全米株式インデックス・ファンドで楽々米国投資!

 

ちなみに、個別株の取引手数料ゼロは一部で実現していて、松井証券とかは10万円以下の個別株取引手数料が無料だったりします。

海外ではJPモルガン・チェースのオンライン口座が特定株(全部大手優良企業)の手数料ゼロを実現しています。

また、インデックスファンド(ETF含む)が信託報酬ゼロになる未来のことを書きましたが、どちらももう限界近くまで下がっているように思います。

インデックスファンド(ETF)は経費率0%まで値下げ出来るのか

投資家にとっては最高の環境が整ってきたことに間違いありません。

国も老後の面倒見きれないと言っているわけですし、是非とも資産運用を考えるチャンスではないでしょうか。


ということで、この機会に皆さん米国株投資はじめましょう。ちゃんと安い方の楽天証券を推しておきます。

ではでは。

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