「バフェットとソロス 勝利の投資学」を読む

オススメの本

必読本の再読シリーズ、今回は投資世界の有名人、バフェットとソロスの投資について書かれた、「バフェットとソロス 勝利の投資学」をまとめます。

この本は二人の投資哲学から似通っている部分をメインに抜き出したもので、投資で勝つためにどんな考え方が必要なのか、実際に現投資界最強の二人を例に分かりやすく記されています。

この本自体エッセンスを抽出した本なので、この備忘録記事は更にサマっています。

また、バフェットの投資銘柄上位は下記の通りです。リンククリックで詳細な個別銘柄分析記事に飛びます。

企業名ティッカー
Apple Inc.AAPL
Bank of AmericaBAC
Coca-Cola Co.KO
American Express CompanyAXP
Kraft Heinz CompanyKHC
Moody’sMCO
Wells Fargo & Co.WFC
U.S. Bancorp.USB
DavitaDVA
Charter CommunicationsCHTR
おまけ:バークシャー・ハサウェイBRK.B
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二人の共通点

二人は市場の本質的な部分について、同じ価値観を持っている。これが前提です。

投資における典型的過ち

信念は重い。「私が儲けられっこない」と思っている人は、どんなにスキルを磨いても儲けることは出来ない。無意識下にある信念が成功を妨害してしまうのだ。

  • 次のマーケットの動きを予測すること:市場の次の動きに依存した投資をしないので予測することに意味はないし、そもそも誰も未来を予測なんて出来ない。まして分かった気になって投資するのは愚の骨頂だ。
  • 分散投資:必要なのは正しい取引でどれだけ儲けるか、間違った取引でどれだけ損をするか。分散投資ではなく集中投資をすること。
  • 大きなリターンを得るために、大きなリスクを取る:二人は儲けることよりも損をしないことを重視する(損失回避的)。これは成功している起業家も同じことだ。
  • 100%の聖杯がある:聖杯はない。問題は自分自身にあり、投資手法にあるのではない。

いくつかの重要な示唆

  • 投資のルールは1)損をしないこと、2)1のルールを守ること。損失を避けることが成功するための一歩であり、そのためにリスク回避的である。
  • リスクは自分のやっていることを理解できないことで生じる。リスクは状況に依存し、管理できて避けられるものだ。
  • 価値の数分の一で買えばリスクはない。
  • 投資をしないことも、リスクを押さえる手段である。むしろ、何もすべきでない時に何もしないことは最も重要なことである。
  • リスクを取ってもよいが、すべてを賭けてはいけない。また、常に逃げる準備をしておくこと。安全余裕度を常に持つこと。
  • 市場哲学は一人ひとり違うもので、それはその人の背景にもとづいて独自に作り上げられるものだ。市場と取引するのではなく、市場に対する信念と取引をするのだ。
  • 自分の判断にもとづいて価値を決めれば、マーケットの気分屋な動きは無視すればよいと気づく。
  • 再帰性:認識が現実を変えて、現実が認識を変えてしまうフィードバックループ。
  • 分散投資はリスクに対する恐れであって、リスクを管理できていないということだ。分散投資は損を防ぐことに役立つかもしれないが、それは無知に対するヘッジである。
  • 素晴らしい投資先は自分の足で見つけるものだ。一次情報を重視し、自分の投資基準に照らし合わせて探し出す。そして一度判断したらそれっきりという株はあり得ない。
  • 投資をする前に出口戦略を用意して、そのポイントまで手放さない。間違いがあった場合はすぐに認め、手仕舞いして損を押さえる。
  • 現実に合った投資哲学を持つ:市場はどう成り立っているか、なぜ価格が動くか、何が損益を決めるか、価値を判断する方法、投資の良し悪しの基準……これらを説明できなければならない。
  • 起こり得ることを紙に書き出す。それでも書けなかったことが起こった場合、どう対処するかも紙に書いておく。

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オススメの本 投資理論
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