こちらの記事の続きみたいなものです。
世界中の株へこれ一本で投資出来る魅力はありつつも、まだ信託報酬が高い気もします。お手軽さのメリットは大きいので、もう少し頑張って欲しいところです。
今回は世界株式へ投資できるファンドを比較しておきました。
目次(クリックで飛びます)
「全世界」にする意味
銘柄数が増えるのは良し悪しです。基本的には劣悪な株が増えてリターンも下がります。
金融資本のグローバル化が進んで、リスク分散効果は限定的になっています。世界に分散したところで、下がる日は全て下がります。8000銘柄に分散する意味があるかどうかです。
とはいえ一国に投資先を限定するのは危険ですし、全世界に一本で投資出来る手軽さは代えがたい魅力なので、極力ラクして投資したい人に最適な選択肢になるでしょう。
現状、コストがちょっと高くついています。米国株のみを購入する場合と比べて手間がかかるので、例えばVTIは0.04%ですが、VTは0.11%になります(まあ十分安いですけども)。
EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド
参考EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド
- ベンチマーク:シュワブ U.S. ブロード マーケット ETF(50%)、SPDR ポートフォリオ・ワールド(除く米国) ETF(40%)、SPDR ポートフォリオ・エマージングマーケッツ ETF(10%)
- 基準価格:10,169円(17/12/13執筆時点)
- 銘柄数:約7500銘柄
- コスト:0.15%
- 償還:無期限
- 決算:11月
- 運用: SBIアセットマネジメント
3つのETFを複合して作られたファンドです。やはりチャールズ・シュワブ社のETFを活用して低コスト化を図っていますね。
楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)
- ベンチマーク:FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス
- 基準価格:10,404円(17/12/13執筆時点)
- 銘柄数:約7800銘柄
- コスト:0.2396%
- 償還:無期限
- 決算:7月
- 運用:楽天投信投資顧問株式会社
日本で大人気のVT一本への継続投資です。日本のVT人気はセゾンのおかげですかね?
VTについては以下で詳細記事を書いているので、直接VTへ投資出来るならそのほうが良いですね。コストメリットがあります。
比較
コストメリットはSBIのEXE-i
見ての通り、コスト差が結構あります。母体のETFのコスト差は小さく、楽天とSBIの取っているマージンの差です。
構造としては新興国株ファンドと同じで、コスト優位がある以上は基本的にEXE-iを推すことになりますね。
EXE-iはベンチマーク乖離に注意したい
EXE-iの問題点は3つのETFを複合したファンドであるということです。ベンチマークとの乖離はウォッチしておきましょう。
一本で世界投資が済む手軽さは魅力的です。こうした商品がほとんどゼロみたいなコストで買えるわけですから、良い時代になったものだと思います。
SBI証券はこちら。
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