ブログはじめて一か月くらいが過ぎて、ちらほらとお客さんが来てくれるようになりました。ありがとうございます。
そこで今までの記事を見返してみたのですが、基本的に私自身と似た人をターゲットにしていて、行動を促すような記事でもなかったように思いました(知識的な側面が強いかなと)。それはそれで書きながら自分が勉強する形になるので良いのですが、たまには趣向を変えて、相手に宛てたお役立ち・ライフハック系記事を書いてみます。
「誰でも出来る~の作り方」とか、「あなたが今すぐ~すべき七つの理由」とかのお役立ち記事がバズりやすいと聞いたので、その実験も兼ねてね。
目次(クリックで飛びます)
この記事を読んで欲しい人
- 日商簿記検定を受験する人
- 独学で勉強しようとしている人(特に時間がない人)
……と、あくまで資格取得を最優先目標とする人向けです。勉強のために取りたいという場合は教科書読みながらじっくり覚えていきましょう。
どうも、元資格マニアの和波です。
私が持っている資格はこれだけあります。出来るだけメジャーで、色々な範囲のものを学ぼうとしていたものです。
なお、全部一発合格しました。認定証もらえると達成感がありますよね。
- 日商簿記検定二級(三級飛ばして二級受験)
- FP技能士二級(三級から受験)
- ビジネス実務法務検定二級
- ITパスポート
これに宅建と色彩検定と基本情報を取ろうかとしていたところで目が覚めたのです。もうこれ以上はいらないんじゃね? って。
当時大学生、気づけば完全に資格マニアになっていました。最初は勉強するついでに取ろうかな、くらいだったのですが。ちなみに私が取ろうとしていた資格の条件がこれ↓
- そこそこの難易度で、そこそこの勉強量で取れる資格
- 生涯有資格者を名乗れる資格(五年ごと更新とかしないやつ)
- 持っていると潰しが効くと言われる資格
- (例え落ちても)勉強すること自体に意味がある資格
こんなことを考えていたのでマイナー資格には手を出していなかったのですが、今も書店で日本史検定とか見るとついつい手にとってしまう……!
とはいえ、なんだかんだ言っても資格とってよかったと思っています。こんな私ですが、勉強法を公開してみます。
勉強法
さて、導入はこれくらいにして、今回は日商簿記検定二級を目指す人のために、私の勉強法を書いてみたいと思います。あ、別に三級も変わらないですよ。
※私も先に三級を取ってからがいいかもと悩みましたが、別に二級から受験でなんの問題もなく合格出来ますよ。勉強時間は一か月あれば足ります(大学生基準、時間にすると一日三時間程度で直前週は一日八時間くらいやっていました)。ダラダラやるよりも、むしろ短期集中で取ったほうがいいです。
パターン把握のため、ひたすら問題を解き続ける
資格取得のための必勝法ですね。簿記は結構覚えることが多いのですが、ポイントが決まっているので問題の幅が狭いのです。だから過去問をやっていると必然的に似た問題に当たりやすくなります。そもそも教科書の字面を読んだところで覚えられないです。今調べるとDVDの講義があるっぽいですが必要ありません。
一週目
最初から過去問やっても全く解けないので、まずは下のテキスト&問題集を一周しましょう。せめて簿記の世界がどういうものか(借方と貸方など)、ちゃんと理解しないと進みません。
二級は仕訳の項目丸暗記が前提となっているので、二級から受験しようという人は三級のテキストも一周したほうが早いかもしれません。
私の場合株で多少馴染みがあり、バランスシートは問題なく頭に入ってきました。もし簿記の仕組みで躓く人はこちらの本をオススメします。簿記に登場するB/S、P/L、C/Fが有機的に繋がっていることが理解できると思います。
二週目~三週目
そしたらあとは過去問解きまくりましょう。全部で12回分あるので、五周して丸暗記すれば怖いものなしですね(12*5=60回)。
四週目
何度か問題を繰り返していると、苦手な分野が見えてくると思います。そこをテキストと合わせて重点的に勉強しましょう。この段階でテキストに戻ると、ほとんど全てすらすらと理解出来るようになっているはずです。
あと地味に仕訳の項目を覚えていないことが足を引っ張っていると思われますので、三級のテキスト&問題集をやって穴を塞ぎましょう。
本番
ここまで準備をしっかりやれば大丈夫、必ず合格できます。
問題の構成とコツ
配点は商業簿記60点、工業簿記40点です。得意苦手を作らず、万遍なく取れるようになったほうがいいです。
過去問中心の勉強をしていると、出題されやすいポイントに対して自然とヤマを張って臨むことが出来ます。
問一 仕訳問題
覚えるだけで済む話なので、丸暗記して安定して九割取れるようにしましょう。一応他の問題の基礎になるので、早めに手を付けたほうがいいです。
問二 特殊仕訳や伝票など
過去の傾向があまり通用しませんので、過去問だけで対策が難しいところがあります。七割を目標にしましょう。
問三 本支店会計や精算表作成問題
簿記二級一番の難所。今でも同じ問題が出てくるようなので、過去問で解き方を覚えましょう。テキストでも書かれている話ですが、ボックス図、T字勘定など計算用紙になにを書けばいいか覚えてしまうことです。
また、総合問題ではありますが、仕訳問題や勘定の把握など個々のポイントを知っていれば部分点が確保出来ますので、諦めずに解いていきましょう。
問四 費目別計算
工業簿記は覚えることが少なく、簡単な部類です。それだけに、未対策の問題が出てきて全部落とすことがないように気をつける必要があります。問四は材料・労務費・経費の話で、九割取れるようにしましょう。
問五 原価計算
計算問題です。直接原価計算や総合原価計算など、個人的には慣れてしまえば一番取りやすいと思っています。
その他、日商簿記検定ならではのコツ
問題を解く順番は、重たいものを最後に
TOEICでリスニングの二番から勉強すると点数が上がりやすいみたいな話がありますが、合格点が70点の簿記では捨て科目はありません。ただし、本番で解く順番は考えたほうがいいです。
基本的に商業簿記の最後の問題(問三)が難しくて時間がかかるので、ここを後回しにして他を解きましょう。全体で120分あるので、40分くらい回したいところです。私の場合工業簿記が得意だったので4→5→1→2→3の順でやっていました。
計算用紙はA4一枚だけ
なので、あまりでかでかと書くと肝心の点数直結の部分を小さく書くハメになり、ミスしてしまいます。どうでもよさそうな勘定項目は小さめに書く、「売掛金」とかイチイチ書かないで省略する(うり☓)ことが大切です。後者は時間削減にも繋げられます。
電卓選びは大事
十二桁表示の大きめで押しやすい電卓にしましょう。あと「000」「00」がついているといいですね。億円単位で「0」キーを何回も押すのはミスの元です。
ただし関数電卓は禁止なので注意してください。退席処分になります。
当日おっさん達が高速で電卓弾いてたのを見てビビったのはいい思い出w……でも大半は落ちてるんですよね。
最近だとスマホのアプリも
私のときはまだアプリも数が少なかったのですが、今はスマホアプリで問題解けたりしますよね。空き時間を活用して勉強出来れば合格にぐっと近づくはずです。とはいえ間違って覚えてしまうのは致命的なので、著名なものにしましょう。
あと三級は丸暗記なので、ゲーム的にやったほうが覚えられるかもしれません。
以下アンドロイドユーザーのくせにiPhoneを薦めてみる。
回によって合格率が全然違うw
難易度の高い回にハマったら諦めましょう(平均は29.8%ですが、回によって10%~50%とばらつきあり)。たぶん次の回は合格率上がります。ちなみに私が合格したのは第127回で、合格率は32.4%でした。
最後に:簿記二級はコスパの良い資格
大人気資格の日商簿記検定。潰しが効くと言われるだけあって、就職活動においても一定の水準にあることを証明出来る優れた資格です。
取ってしまえば一生の資格になりますので、頑張りましょう。みなさんの合格を祈っています。
今回はここまでです。ありがとうございました。
資格としては、FP(ファイナンシャル・プランナー)もおすすめです。生活上でも欠かせない知識が多く身につきます。