新卒3年内でも退職したい!

社会、会社

GWで高校、大学時代の友人と遊んでいると必ず話題になる退職ネタ。はーそろそろ会社辞めたい、と思いつつ私は結局3年耐えましたよ。

特に今年から入社した人がもう辞めたい辞めたい言ってるのを聞いて、そういえば自分もそうだったなと思い出しました。

3年耐えろ? 研修だからまだ楽? すぐ辞めるやつは 社 会 じ ゃ 通 用 し な い ?

いやいや、嫌なもんは嫌です。

……ということで、しょうもない雑談記事です。

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日本の新卒3年内離職率データ

「日本は3年で3割が離職する」とよく聞きますが、それはちゃんと厚生労働省が調査した数字として出てきているものです。

新規学卒者の離職状況に関する資料一覧

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(出典:厚生労働省HP)

1年目でだいたい12%辞めて、2年目で10%、3年目で8%くらい辞めます。小さな事業所のほうが離職率が高く(5人以下のところだと60%)、大きくなるほど下がっていきます(1,000人以上の規模なら20%程度)。

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(出典:厚生労働省HP)

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(出典:厚生労働省HP)

何か月もかけて新卒採用してきて、結果がこれなわけです。欧米のような雇用流動性がある国の話ではなく、新卒至上主義の日本ですからね。

辞めたら基本不利になります。少なくとも平穏なサラリーマン人生を送るにあたっては。

辞める側の認識が甘いのか、分かった上で耐えられず辞めるのか、どっちなんでしょう?

退職理由

ということで、退職理由を見てみました。

平成生まれの新卒が3年以内に退職した最大の理由は?

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(出典:VORKERS)

「キャリア成長が望めない」「残業・拘束時間の長さ」「仕事内容とのミスマッチ」がトップスリー。HPには業界別の退職理由も載っていますが、上記いずれかがトップでした。

すごいなと思うのは、「キャリア成長が望めない」からと辞めること。これってやる気があってビジョンも持ってて、でも今の会社じゃ自分が満足できないと辞めるわけですよね。すごいバイタリティだと思います。

ちなみにもう少し歳をとるとこんな風になります(キャリアアップは建前だそうです)。

退職理由のホンネランキングベスト10

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(出典:リクナビネクスト)

ま、現状に対してネガティブな理由で辞めるほうが圧倒的ですね。日本の会社組織って頭おかしいから仕方ないね。

あんまりお金に対しての不満が多くないのが意外でしたが、他がひどくてそれどころではないといったところでしょうか。ちなみに未来はとっても暗そうですよ。

生涯賃金2.5億円 サラリーマン収入がホントか計算した

今現在の統計で1億-2億あたりが生涯給与の相場です。

20代の私達が会社に求めるべきもの

転職

転職は難しいらしい。

「キャリア成長が望めない」から転職ってもそう簡単じゃないです。

あと日本の会社って基本ゼネラリスト志向なんですよね。幹部社員になるための条件に複数部門の経験が必要だったりして、本人にその気はなくとも、全く興味もない部門にジョブローテーションされます(ベンチャーや外資はまた少し違うかも)。

次の「残業・拘束時間の長さ」、これはとてもよく分かるんですが……。

残念なことに、どこの日本企業も大して変わらないという現実に目を向ける必要があります。今の会社に対する不満は間違いなく次の会社にも存在します。ええ、転職活動なんて看板を付け替えた隣の会社に移るだけですからね。その意味で、転職っておみくじ引いているようなものですよ。次の会社が今より良い可能性なんて入ってみないと分からないんです。

最後、「仕事内容とのミスマッチ」。

ほんと、ボロ雑巾みたいに使われますから仕事内容もなにもないと思います。とはいえ上と同じで、転職先は違うなんて期待しないほうがいいです。あと個人的に思うのは、やっぱり会社は給料をもらうために行くのであって、やりたいことを実現する場ではありません。

独立

3大不満を全部解消出来る可能性があるのは独立。別の問題(不安や不満)は出てくると思いますが、転職しか考えていない人には独立の道も一度検討してみるべきではと提言します。独立するなら最初20代のうちに1回やったほうがいいと思うんですよ。だって20代って失敗してもやり直しが利くギリギリの年代ですからね。

良くなるかも分からない転職活動で無駄に時間を使うくらいなら、会社員のうちに独立に向けての準備をしていたほうがよっぽどいいと思いますね。

会社が私達にくれるものは一時的な安心と安定、それとわずかなお金です。それがまだ手放せないうちは、ええ、独立までは今の会社で必死こいて耐えるのが合理的なんです。少なくとも転職が選択肢にない私にとっては、そういうことになっています。それまで耐えられるのか自分でも不安です。

改めて近い将来の退職を決意しつつ、とりあえずここで筆を置くことにします。

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