和波です。長らく更新空けてしまい申し訳ないです。
ちょっとサンフランシスコ/シリコンバレーに遊びに行っていました。とってもいいところでしたよ^^
一応会社の研修ということで行ったんですが、ホールフーズの看板見て「アマゾンが買収したやつだ!」とか、CVSとWalgreen見て「ライバル店がすぐ近くにあるんだ!」とか興奮してたのは私一人でしたね。
普通知らないもんね。当たり前ですね。笑
サンフランシスコの風景
サンフランシスコの夏は気候に恵まれています。
7月は雨がふらず、平均気温20度程度かつ湿度も低く過ごしやすいのです。これは太平洋の寒流が影響しているのだとか。旅行中もずっと快晴でした。
サンフランシスコで一番有名なのはゴールデンゲートブリッジでしょうかね。全長3kmくらいで、歩いて渡ることが出来ます。
渡った先にあるサウサリートは芸術家の街ということで、色合い豊かでおしゃれな景色でした。
下の写真は別の日にフィッシャーマンズワーフに行ったときのものです。
サンフランシスコはシーフード料理が有名で、渡り蟹を2回食べましたがとても美味しかったです(*^^*)
基本的に主な観光スポットは全部周りました。
私は見知らぬ街並みを歩くのが好きなのですが、中心地ユニオン・スクエアは特にお気に入りです。人種様々、多くの人で賑わっていました。
アメリカっぽい風景ですかね。
この他AT&Tパークで野球を観戦しました。海に面した野球場ということで、たまにホームランが海に落ちるのだとか。
さて、ただ旅行写真を載せているだけでも面白くないので、ここからちょっと投資ブログっぽく行きましょう。
車社会のアメリカ
市街地に向かうどの道を通っても坂、坂、坂。まともに歩くとくたびれます。
アメリカは車社会なのですが、サンフランシスコでは公共の交通機関も発達しています。バス、電車、そしてケーブルカーですね。
ケーブルカーは普通に乗ると7ドルと高いので、フリーパス(3日で33ドル)を選びました。というか用意してもらいました。至れり尽くせり。
それとウーバー(UBER)も使ってみました。右上にUBERのシールありますね。
距離によってお金が決まっていて、たぶん2kmくらいだったと思うのですが、途中相乗り3ドル/1人直接だと8ドルでした(プラスしてチップが2ドルから)。
GPSで現在地を調べて、あとは目的地を指定すればドライバーがやって来て乗せてくれます。英語が出来なくても良いので実に便利です。
確かUBERの手数料は10%程度なので、運転手としても実入りは多いのではないでしょうか。サンフランシスコのタクシー会社がほぼ潰れたのも分かりますね。
UBERはシェアリングエコノミーの分類で、「移動手段(乗り物)をシェアする」という発想で生まれた会社です。
アメリカは単純に国土が広いので、カリフォルニア州だけでも日本の本島より大きいのです。車のイノベーションが生まれるのも必然かなあと思いました。
物価が高いよ
サンフランシスコに限らない話ですが、アメリカは日本と比べてそれなりに物価高を感じます。
とりあえず入ったスーパーで水が1ドルしたり(安いところでは30セントでしたが)、お肉や野菜、お菓子も日本より割高な印象。
観光地料金ということもありますが、昼食もチップ含め15ドルくらいはかかります。これ朝食メニュー表。クラムチャウダー美味しかった。
スーパーではよく会員価格が設定されてましたね。コストコ(COST)に倣って囲い込みしているのでしょうか。
健康志向は本物のようで、オーガニックフードの陳列スペースは結構大きかったです。ホールフーズは特にそんな感じ。
アマゾンGOがサンフランシスコになくて残念。
プライベートブランド(PB)かどうかイマイチ分かりませんでしたが、
プライム会員限定の囲い込みはやってました。ホールフーズはサンフランシスコ近辺に4店舗ありますし、プライム会員も1億人いますからね。
ウォルマート(WMT)は近くにありませんでした。ターゲット(TGT)も見当たらず。やっぱ広い土地が確保出来る郊外にあるということですね。そういうドミナント戦略ですから。
サンフランシスコのお土産ってギラデリチョコレートくらいしかないんですが、ギラデリショップで買うよりウォルマートのほうが安いそうです。購買力すごいですよねえ。
とりあえずお土産はトレーダー・ジョーズと、Walgreen(ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス)で買いました。後者は個別記事にしていませんが、CVSのライバルですね。
内装を撮っていませんが中身はまんま日本のドラッグストアですね。簡易医療相談所がついていますが、早朝だったためかお客さんの姿はなし。
ちなみに空港ではさらに2倍の価格で売りつけているので注意してくださいね。
シリコンバレーの風景
サンフランシスコの南に車で1~2時間くらい走ると、シリコンバレーに到着します。サンノゼという都市です。
東京のように狭い区画にビルが立ち並ぶのではなく、広々とした土地にポツポツと有名なITベンチャーのオフィスが立っています。シリコンバレーはこんな風景が延々と続いています。
これ全部通っただけですけど。
池や芝生に囲まれた自然豊かな土地で、オフィスも広々。こんなところで働ければさぞ生産性も向上することでしょう。
こんなふうに。あちこちにベンチがあって昼休みにのんびりうたた寝している人も(シリコンバレーはちょっと暑いですが)。いいですよねー。
給料は高いが生活費も高い
以前ウエストパック銀行(WBK)の記事で触れたかもしれませんが、シリコンバレーのあるサンノゼは香港、シドニーなどに次いで世界5番目に高い住宅街です。
彼らの最低賃金は初任給から1000万は下らないですし、そうしないと生活できません。
以前調べたところ、1LDKのマンション一室が月40万、一軒家であれば1億円は必要だそうです。
家賃が高すぎるのでサンフランシスコ郊外から車で通勤する人が一般的だそうで、おかげで大渋滞でした……><
東海岸と時差3時間のため、特に金融機関に勤務する場合は市場が開く前に出社が必要なことから7時前に出発するのだとか。
それでもサンフランシスコと合わせてホームレスが8000人で、これは日本の全ホームレス人口より多いですね。
シリコンバレーがイノベーションを生むわけ
シリコンバレーがイノベーションを生んできた大元の理由は、間違いなくこの土地の開放感だと思いましたよ。
今となってはネットワーク効果ですね。アップル(AAPL)やグーグル(GOOGL)のような成功企業が集まったことで、またそれが魅力的に映り優秀な人が集まってくるわけです。
ベンチャー企業もいくつかお邪魔しましたが、世界各国から夢や野心を持ってやって来る人が後を絶たないそうです。
18か月と言われるスタートアップの寿命の中で、資金集めや他社との協業にかける労力は小さい方が良いのは言うまでもなく。
こうしてみると、「リアルな距離」は現代でも依然として重要なんですよね。
バーチャル世界で活躍するIT企業の集積地でありながらもリアルな土地に縛られるということが、なんとも皮肉なものです。
向こうは7月でもエアコン要らず、夜は10度くらいと寒かったのですが、日本に戻って暑いこと暑いこと。
皆様も夏バテしませんよう。