どうも。働く気がしなくて夏休みおかわり中の和波です。
日経平均株価2万円ラインが見えてきました。というか、今年はずっとこのラインでの攻防が続いています。
18年末に一度割れたものの、これはダマシということで。米中情勢も不安定ですし、そろそろ下に振れそうな感じがするチャートです。
私が株価の値動きを見るのは大抵チャートからなので、こっから上に登っていく絵は見えにくいなあと思いながら記事を書きます。
目次(クリックで飛びます)
日経平均株価についてのアノマリー
有名なアノマリーは別記事にてまとめています。
ここまでの状況を見ると以下の通り。
- 1月の値動きが堅調ならその年は堅調に推移する
- 上半期で高値更新しない場合、下半期で高値更新はない
- 夏枯れ相場:特に8月は市場が閑散期に入り、出来高が縮小、株価軟調になりやすい
18年末が大荒れ相場だったこともあり、今年の上半期はかなり順調に伸びていきました。ここだけ見ると、下半期で持ち直すようにも思えます。
これからのアノマリーは以下の通り。
- 9月は世界的に最も株価の落ち込みやすい月
- 10月効果:10月に買うと儲けやすい
アノマリー的には9月を待って10月あたりから買い向かうと気持ち良い年越しを迎えられそうです。
……危なくないか?と言われそうですね。
これがデータの難しいところです。
自分の手法の優位性も分からない感覚投資は論外ですが、過去データは過去データなので頼りすぎるのもよろしくない。そして意外と人の直感は当たります。
私が言えることは、今回はどう違うんだ?と問われると挙げられるのは消費増税くらい。いやこれはデカいか。
ただ、国同士のいがみ合いは深刻でも企業採算はまだ悪くないところを見ると、思ったほど落ちてこないんだろうなとも思います。
ひとまずは定期的に積立するぶんと、落ちてから拾うためのキャッシュに分けて引き続き運用していきます。
外国人投資家が売り、国内投資家が買う
前に記事にしましたが、日経平均は外国人投資家の挙動が結構重要になります。
なぜかと言うと、短期筋の外国人投資家が出来高の7割を握るためです(保有割合は3割)
そして外国人投資家が売り、個人&国内機関投資家が買い向かう構造です。機関投資家というか日銀砲……。
消費増税の10月以降景気が落ち込む可能性が高いため、株式市場は波風立てたくないんじゃないかなあと思います。
17,700円割ったら債務赤字なんですよね、日銀。割れてもまたそのうち戻るんですが、マスコミがうるさそうですね。
参考日経平均1万7700円割れで日銀は債務超過に 株価急落や大幅な円安招く可能性も
実際今介入しているのかは分かりませんが、無条件に買い支える相場は歪みが生じます。地震みたいに溜まった歪みがある日爆発しないことを祈るばかり。
規模と頻度が反比例する、べき乗則の世界ですね。
私が覚えているものだと、15年のスイスフラン大暴落は結構衝撃でしたね。FXでユーロやポンド触っていたので、リアルタイムでとんでもない動きを見ました。
当時のスイスフランは、スイス中銀による無制限介入が行われていました。ユーロに対して貿易で不利にならないよう為替レートを1ユーロ=1.20フランと上限を設定していたのです。
ところが、15年1月15日にこの上限を撤廃すると発表。その日の為替レートはこんな感じ。
なんと20分で1ユーロ=1.20フラン→0.82フラン(▲30%)の大暴落ですよ。。
30%ってドル円で言えば明日急に70円台に戻るくらいってことです。とんでもないことですからね。
まあ日経平均はこんな動きはしないので大丈夫です。ストップ安もあるし、長期的に見ればまず報われます。1989年バブル崩壊の日から積立投資してもプラテンしてますから。
こう考えると、やっぱ株はFXよりよっぽど楽ですね。
関連記事です。
リーマンショックで株価は半減しても配当金は全体で3割減にとどまります。配当最高。
使っちゃうと運用効率落ちますが、入金されるたびに気分良くなるから問題ない。
あ、配当ETFは落ちる時ガッツリ落ちますので注意。ちゃっかり半値落ちてます。
ところでチャートってどこも10年が最大なので、そろそろリーマン前の株価が出てこなくなるのが困りもの。20年をデフォにしてほしい。
今日久しぶりに出社して発狂しそうなあなたに。私もすぐそっち行きます(白目)
この記事、なぜかこのブログの人気記事常連なのです。
ではでは。