相場がランダムなら日経平均の15連騰確率は0.003%ですが^^;

市況解説、投資小ネタ

本日も日経平均は上昇、これで15連騰となり無事新記録を叩き出しました。

せっかくなのでこれで記事を書きたいなと思ったのですが、「乗れ」とか「買え」とか書くのも今更なので、ちょっとテクニカル分析の話でも。

株で機能するかどうかは分かりませんが、FXで手法探ししていた頃、ティックチャートでは7連騰を超えるまでは反発確率が高く、7連騰を超えると反発せず一方通行になるというデータがあります。出処を忘れたので記憶だよりですが。

テクニカル分析は一種のアノマリーですが、大勢が見るなら無視出来なくなります。投資家はオーナーではないので、会社が儲かるから自分が儲かるわけではなく、あくまで株価が需給で上下することで自分の収入が増えるものです(特に短期トレーダーにとっては)

陽線連続を見て三羽烏とか、チャートの形を見てダブルトップとか、色々な「定型」は投資家心理に影響を与え、需給を操作します。相場心理を探求するために生まれたテクニカル分析ですが、いつの間にかテクニカル分析が相場心理を変えてしまっていたということです。

テクニカルは使えるもの使えないものが時期やタイミングによって変わりますので、本気でテクニカルトレードをするなら、きちんとバックテストして武器になるものを絞り込む必要があります。

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相場の95%をランダムが支配するが

相場が完全にランダムであれば、単純に毎日50%の確率で上下します。コインの表と裏のように、それぞれの上げ下げは独立して発生するということです。

ということは、15連騰は2の15乗分の1なので、1/32,768≒0.003%の確率です。ほぼ無視する発生確率ですね。

しかし、相場においてはこのあり得ない確率がしばしば登場します。大恐慌然り、ブラックマンデー然り、リーマンショック然り。100年に一度は10年に一度、10年に一度は1年に一度くらい起こるものです。

一体どうしてここまで想定に差が生まれるのでしょうか。答えはこういった想定が正規分布に従っているからです。

値動きを決めるのは残りの5%

正規分布というのはベル状カーブと言われる、身長体重の統計やサイコロ2つの目の合計といったものです。

(出典:Weblio)

正規分布では平均値が存在し、平均値が最頻値になります。そこから標準偏差θ分離れていくほど発生確率が減少し、標準偏差の3倍となると1%以下になります。

こういった数字は外れ値として無視してしがちです。

一方で、株式市場の値動きはべき乗則の世界です。べき乗則には平均値が存在せず、規模と頻度が反比例するという法則があります。

前にちょっと記事を書いたりしてます。

昔に戻ったらどの株を買おうかな?――予測投資のタイムパラドックス

株の値動きは95%が無意味なランダムウォークで、残りの5%が株価の上下動の80%以上を占めています。重要なのは5%の方であることは言うまでもなく。

株式市場だと感覚的に分かりにくいかもしれませんが、べき乗則に従うものとしては、例えば年収分布もそうです。

フォーブス資産番付では上位8人が世界人口の半分と同等の資産を保有していると発表しています。正規分布ではありえない異常値ですが、べき乗則なら説明がつくのです。

参考この8人の大金持ちは、世界人口の半分と同等の資産を持っている

話を戻すと、このランダムウォークしない5%を取れるかどうかが利益を決めると言っても過言ではないのです。

5%は巨大なトレンド

異常値は完全なランダム空間では生まれにくいので、人知れず発生するものではありません。15連騰のように、誰しも目に見える状況があるか、協調介入のように操作している主体がいるかどちらかです。

いずれにしても、5%という異常値はチャート上ではトレンドとして現れます。生半可なトレンドではなく、力強いトレンドです。

私が見ているトレンドやポイント

短期でも長期でもトレードするならチャートを見ておいて損はありません。

当ブログの銘柄分析でも必ずチャート分析を置いていますが、特に毎回言及するのは以下の2つのポイントです。線も引いています。

  • 過去の高値安値(上限、下限):大きなサポレジ線(抵抗帯)を突破すると出来高が急騰し、値動きが激しくなります。多くの人は売買とともにストップも入れているため、この時の動きは5%の例外的な動きになりやすいです。
  • 節目の数字、トレンドライン、移動平均線、ピボット:同じく狙いやすいポイントを形成します。私がチャートに表示する目安ラインはここまでです。

この前分析したマコーミック(MKC)であれば、42ドル、75ドルと節目の100ドルを目安として、突破した時の勢いの強さに乗るのが上で言う「5%を取るトレード」です。

余談ですが、米国にはストップ高、ストップ安という規制はありません。投資は自己責任、市場は流動性を重視するものという考えですね。

まあこれは短期トレードであっても同じことです。

私の場合、一方通行にトレンドが出ているように見える場合は上手く押し目拾ってピボット3まで乗っかること。

あるいはレンジっぽいなら多くの人が気にしているであろうラインを元に上限下限を決め、それと現在地からリスクリワードを割り出し、期待値で勝負するというものです。

相場の大半はランダムウォークですが、ランダムで勝負すれば手数料負けします。ランダムを外れた場面ではじめて勝負を仕掛けることが大切です。


明日反転しそうですけど、どうですかね。選挙結果の政権安定効果&歴代最高更新で今日の伸びがピークと予想w

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