【車・家の修繕費】ちょっとだけ大きな生活支出について

支出

一回買い替えれば数年~数十年は持つけど、買い替えにはそれなりにお金がかかる=毎月引き当てをしないと計算が狂うような支出を見ていきます。

前回は家具・家電を確認したので、気になる方は先にこちらからどうぞ。

【家具】ちょっとだけ大きな生活支出について
【家電】ちょっとだけ大きな生活支出について

今回は後編として、車・持ち家の修繕費について考察していきます。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

車の費用

車は間違いなく高い買い物の一つです。

車の購入費用を耐用年数で案分して、それに年間の維持費を載せて算出してみましょう。

購入費用は車両代+各種登録手続き費用+税金+ローン(あれば)で、ざっくり200万前後が平均値らしいです(もちろん車種や新品・中古によって変わりますが)

耐用年数は6年とされていますが、実際もうちょっと乗ると思うので8年とすると、1年あたり25万円かかる計算になります。

車に関する年間支出額

  • 購入費用の年割(上の例):25万円
  • 自動車税:軽自動車で10800円
  • 自動車重量税:軽自動車で3年9900円(1年あたり3300円)
  • 保険料:1万円弱(自賠責保険)+8万円程度(任意保険)
  • 車検:7万円
  • メンテナンス費用(部品交換、修理代):2万円前後
  • 走行費用(ガソリン代、高速道路料金、パーキング):5万円前後
  • 駐車場代:10~20万円

使い方にもよると思いますが、平均的な例で合計すると52~70万円になります。維持費高いですね。

せめてネット保険を選んで費用を抑えましょうとしか言えないです。

車の必要性

私は首都圏から離れたことがないので田舎の生活はわかりませんが、少なくとも首都圏で車が必須になることはないと思います。

移動手段は公共交通機関で事足りますし、買い物はネット通販、最近はコロナ影響でウーバーイーツ等の宅配サービスも増えたのでむしろ自宅で完結してしまうという。

というか、先ほど計算した50万円を移動費用として使う場合、初乗り2km700円のタクシーを700回以上乗れる計算です。ほぼ毎日往復でタクシー使えます。

コロナでも遠出する人は自分の車があったほうがちょっと安全安心かもしれません。あるいは災害時に車で生活するとか、メリットはあるものの、買おうとは思わないですね。

それにお金もそうですが、万が一事故を起こした時の加害者リスクもありますし。

便利なのは間違いないですが、家計へのダメージも少なくないので本当に必要か再考してみてはいかがでしょう。

持ち家の修繕費用

住宅ローンとか持ち家って購入時の土地+建物代ばかり頭にありますが、新築も10年過ぎると定期的に修繕が必要になります。

私は実家を相続する前提なので、この修繕費については結構考えています。

ちなみに、持ち家論争については以下記事でも書いていますが、基本的に私は「経済合理性を考えるなら賃貸のほうがよい」という立場です。

それでも持ち家を買うのであれば、別の理由があります。マイホームが夢であるとか、家族との思い出とか、法人の節税策になるとか。

【持ち家vs賃貸】投資・資産運用における主な論争wについてまとめてみる(前編)

持ち家の主な修繕費と頻度

三菱UFJ不動産販売のデータが結構参考になります。

30年以上住んでいる人がどのくらい修繕費を使っているのか、というデータです。平均築年数35.8年に対して、修繕費は総額556万円という結果になっています。

参考新築一戸建て購入後30年以上住んでいる人に聞く「一戸建て修繕の実態」調査

(出典:三菱UFJ不動産販売)

(出典:三菱UFJ不動産販売)

もちろん、これはアンケートなので現実的にはもう少し早めに修繕したほうがよいものもあります。いくつか重要なポイントをピックアップしてみましょう。

外壁、屋根

外壁と屋根、つまり家の外にある部分は最も傷みやすく、メンテナンスも10~15年単位で必要になります。

どちらも1回あたり150万前後かかります。

外壁は二階建てだと足場組むのに20~30万かかるので、できれば他の工事とまとめてやってしまいたいところです。

なお、ベランダ、雨どいもこの2つほどではないですが、15~20年で1回はメンテナンスしたほうが良いとされています。

給湯器、風呂、キッチン、洗面台

もう一つメンテナンス優先度が高いのが水回りです。15年前後での交換が推奨とされていて、給湯器が50万円、風呂キッチンは100~150万円程度かかります。

水回りは劣化しやすいですし、放っておくと家全体がダメージを受けていきます。

内壁、床

内装工事は外の工事ほど頻繁には必要ないですが、15~20年ごとに実施するケースが多いようです。DIYすると1/8程度にコストが安く済みますが、ケガのリスクもあるので慎重に。

シロアリ駆除

シロアリ被害にあったら駆除が必須。発生度合いは地域にもよりますが、37%がシロアリ関連の費用を使っていることから、無視はできないですね。

切り株・残材を置かない、日陰を作らない、水漏れや雨漏りをすぐ修理する、換気口の前に物を置かないなど、日ごろから対策しておきましょう。

バリアフリー

年を取ってから補助の手すりなどを取り付けたり、一階だけで生活できるように間取りのリフォームをすることもあります。

もし3~4人家族用に一軒家を買ったとしたら、子供が成人して出ていった時点で広すぎると思います。年齢とともに住みやすくなるよう間取りを変える、住む家を変える(建て替える)というのは必要なことです。

庭がある家は手入れを考える必要があります。

玄関、鍵

そこまで変えるものではないと思いますが、古い家は鍵だけ最新のものにしておいたほうがよいです。

ディンプルキー、ワンドアツーロックにするだけで防犯性はぐっと高くなります。

防犯という観点では、一階の窓から侵入を防ぐために窓ロックや防犯フィルム、防犯カメラやセンサーライトもおすすめです。


関連記事です。

人生の3大支出を知っておきましょう。

【人生の3大支出】人生における高い買い物とは

 

私は持ち家を推奨していませんが、REITは過去20年で最も高いパフォーマンスでした。全体的には株でいいかな~ってなってますが、投資妙味はあると言えます。

株式以外のアセットリターン(REIT、不動産)は過去どうだったのか?

 

もう一つ不動産の拡大についての考察記事。

これまでとこれからの市場拡大について考える

 

ではでは。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
支出
フォローする

関連記事



このブログは和波の運営する雑記ブログです。
記事の質問やお仕事の相談など、お問い合わせフォームにてお気軽にご連絡ください。
和波の投資生活ブログ@米国株・ETF&テーマ株投資
タイトルとURLをコピーしました