ポケモンGO(任天堂:7974)の今後と関連銘柄を調べてみる

アニメ・ゲーム・マンガ

ポケモンGO、大ブームですね。任天堂大好きなので嬉しい限りです。明日7月15日に日本でも正式リリースの噂もあり、ちょっと記事にまとめてみましょう。

「ポケモンGO」公開4日で売上14億円突破、米調査会社データ

マーケット調査企業、Sensor Towerから筆者が得た情報によると、7月7日の公開以降、ポケモンGOは米国のみで少なくとも750万ダウンロード(iOSとGoogle Playの値)を達成。一日あたりの売上はiOSだけで160万ドル(約1億6,000万円)に達しているという。しかも、この数値は日を追うごとに上昇中だ。

この利用者数の伸びね……市場最速のアプリストア1位達成、アクティブユーザ史上最多達成。

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(出典:surveymonkey)

任天堂株が急騰、時価総額3兆円に スマホゲーム「ポケモンGO」人気ゲット、米では社会現象に

 スマートフォン(スマホ)ゲーム「ポケモンGO」が爆発的な人気を博している。調査会社によると、6日から先行配信した米国で1日あたり利用者がツイッターに迫る勢いという。ゲームを手掛ける「ポケモン」(東京・港)は任天堂の持ち分法適用会社で、任天堂株が急騰。任天堂は12日、約8カ月ぶりに時価総額3兆円を回復した。

はい、今までARだのキャラクター産業だのと見てきておいてフツーに乗り遅れましたww

以下、私の思い込み100%の記事なので、間違っていたらご指摘ください。

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ポケモンGOとは?

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2016年7月6日にアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで配信開始されたスマホ用ゲームです。日本には明日7月15日にも配信開始との噂も……。LINE、せっかくのIPOなのに話題全部持っていかれそうだけど大丈夫?w(ま、先行して上場した米国では28%も上回る42ドルだったそうですが)→LINEはLINEで爆上げしましたね。

あ、一応条件としてiOSであれば8.0以上、Androidであれば4.4以上必須です。

製作会社

株式会社ポケモン、Nitanic、任天堂の3社で作っているみたいです。

Nitanicは馴染みがない会社かもしれませんが、Googleから派生した会社で、位置情報ゲームIngressを提供しています。

コンテンツ産業の雄である任天堂(ポケモン)と新技術のGoogle(Nitanic)がタッグを組んで新しいゲームを作るということで、プレスリリースが出てからずっと注目は集められていました。

当時の私の扱いは軽い(笑)

ポケモン新作発表で任天堂(7974)の株価は上がるか? プレスリリース予測投資法

サービス内容

動画で見たほうが早いでしょうね。

簡単に言えばリアル世界にポケモンが出てくるゲームですね。仕組み的にはスマホのGPSを利用した位置情報+AR(拡張現実)で、アプリをダウンロードしたスマホを持って現実世界を歩き回ると、特定のポイントで特定のポケモンが見つかるというゲームになっています。

ちなみに、ARって前に記事書きましたが、こんなのです。

AR技術の活用方法を考える(前編) 今、実現できること。

現実世界に仮想のものを表現する技術で、主にスマホを使います。最近Googleは自社のAR技術Tangoを発表しました。

Google、AR技術の名称を「Tango」に決定し、Lenovoから搭載スマホが500ドルで発売

ま、このスマホ利用という既に普及したものをベースにしたサービスのため、受け入れられやすいものと考えられ、VRよりもずっと大きな市場規模を予想されています。VRの記事ですが、そこそこARにも触れているのでしばらくこれで……(そのうちARも記事にまとめる予定です)。

VR(バーチャルリアリティ)についてまとめた 市場規模、大手各社の動き
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(出典:Digi-Capital)

12兆円市場というのは結構大きいのではないかと思います。

話が逸れすぎたので戻します(ポケモンGOの遊び方)

具体的な遊び方の話に戻しましょう。海外ですが、こちらの動画をお借りします。

アプリは基本無料(課金あり)

他のスマホと同じく、アプリをダウンロード&インストールすればスタート。課金ありと書いていますが、無料でも十分プレイ出来る内容のようです。

ポケモンはあらゆる場所に

歩いていてポケモンが近くにいるとスマホが振動し、マップ上にポケモンが現れます。このフィールド画面が基本画面です。

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マップのポケモンをタップするとカメラが起動し、ポケモンとモンスターボールが映ります。ポケモンによってはすぐ逃げるのもいると聞いていますが、ケーシィだったらテレポートしちゃうのかな?

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モンスターボールをスワイプして

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捕まえるとこんな画面に。かっこいいw

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やっぱ今のスマホ、解像度高くて綺麗ですね~。

モンスターボールや便利な道具はポケストップに

もちろん、ポケモンを捕まえるためにモンスターボールが必要で、これは自分の足で歩いて手に入れる必要があります。

ポケストップという場所は有名な観光名所や教会等が指定されていて、そこに行くことでモンスターボール等が手に入るようになっています。一応課金でもモンスターボールは手に入りますが。

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英語だとポケボールなのかよ。

ポケストップにはポケモンのたまごがあることも……。たくさん歩くと孵化するみたいです。

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やりこみ要素多数

まず、このゲームではポケモン図鑑を完成させることが目的です。いつも一緒ですね。

ポケモンをたくさん捕まえて図鑑が埋まっていくと、トレーナーレベルがあがっていき、どんどん強いポケモン、珍しいポケモンに出会うことが出来るようになります。ポケストップで強い道具も手に入れることができます。

また、進化前のポケモンを複数捕まえると、進化のカケラというものが集まっていき、一定数集まると一体進化させることが出来ます。

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その他、トレーナーの外見は結構細かくカスタマイズ可能になっています。

また、いくつかの基準を達成すると報酬メダルが集められ、プロフィール画面で見ることが出来るようになります。コレクター要素満載なのです。

ジム戦

もちろんポケモンならではの対戦も可能です。今回のポケモンGOではジム戦と呼ばれる対戦の仕組みがあります。

Ingressは元々陣取りゲームですので、それに倣って、プレイヤーは3つのチームの一つに所属し、マップ上に出現するジムを取り合います。

無所属のジムにはポケモンを配置することが出来て、そうするとそのジムが自分達の所属チームのものになります。ジムは別チームから対戦(ジムバトル)を挑まれ、相手のポケモンと戦うことになります。

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ジムにおけるポケモンの数は一人一体までなので、仲間と協力して防衛することが重要なのです。

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2つの技を出したり、スワイプすることでかわすことも可能なんだとか。

負け続けるとジムは乗っ取られてしまいます。逆に自分達からジムを乗っ取りに行こうと勝負を仕掛けることだって出来るので、ジムを奪う、守るを繰り返して陣取りしていくゲームってことですね。

書いてて面白そうだな~と思いました。

何が画期的なのか

私の印象では、提供しているサービスは特に真新しいものではありません。そもそもIngressというスマホゲームを元にポケモン要素を足しているものですからね。

しかしながら、私もそうですが、80年後半~90年前半代の人間は完全な「ポケモン世代」です。ゲームボーイの小さな画面でしか会えなかったポケモンが現実世界に出てきた――――そのインパクトがすべて。同じ想いを抱いた同士が世界中にたくさんいたというわけです。

ビジネスとしては、位置情報&ARとしての大成功モデルになります。しかも成し遂げたのは新興企業ではなくWiiU不振で死に体とまでされていた任天堂ですよ。任天堂とGoogleに匹敵しうるタッグはそうそうありませんし、社会現象とまでなったポケモンGOのインパクトを超えるサービスはちょっと思いつきません。

何十年も手塩にかけて育ててきたポケモンというコンテンツがあったからこその一大ムーブメントなのです。

今後の展開は

レベルアップ、新しいポケモンをゲットする、ジム戦をするといったハードルや成長要素が高い満足度と継続利用率の高さ(60%)、平均利用時間の長さ(1日43分)を生み出しています。

そして今後もポケモンコンテンツを存分に使った展開が考えられるところ。そもそもポケモンGO自体まだまだ簡易版的な感じで、色々と追加出来そうな要素が大きいです。以下は予想。

  • ポケモンの数を順次追加
  • メガ進化とか追加
  • レベルアップ(育成)等の馴染みある要素を追加
  • ポケモンGOオリジナルポケ
  • 色違い、オスメス
  • 交換とバトル(タイプ相性、技)
  • ポケパルレ的なバトル以外のふれあい要素とか

こうしてポケモンGOが飽きられないようにアップデートを重ねて、その都度お客さんが増えていく感じが成功モデルかな~と。

任天堂の株価はどこまで行くのか

連日の暴騰でなんと5日で10,000円も上昇。時価総額にして1兆円増えましたw

しかもまだ日本じゃリリースしてませんし、これから夏休みでタイミングもピッタリですし、以下のようにまだ上がりそうな雰囲気があります。

この新興株のごとき値動きw

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でもさー、購入価格250万は高すぎですよね~。

※この記事を書いた翌日の7/15、一日の出来高として史上最高(17,780,100)を記録しましたw

まだ序の口

はっきり言えば、まだ序の口ですよ、これ。

ターゲットは「スマホユーザー」

任天堂は今までスマホ向けのゲームサービス提供に否定的な立場を貫いてきました。それは任天堂が据え置きハードを軸にしてビジネスをしてきたからです。ところがガンホー、DeNA、グリーといった新興企業がスマホゲームで大きく売上を伸ばす中で任天堂はWiiUで大きく失敗し、据え置き機の終わりと共に任天堂も終わったと言われていました。私自身もキャラクターコンテンツの重要性は理解して記事に起こしてはいたものの、WiiUが足引っ張ってるから新ハード出てからが勝負かな~とか思ってました。すいません。

現在既に米国で2,000万人以上がダウンロードし、Twitterを上回るアクセスを記録しています。おまけに継続利用率は60%以上という化け物アプリです。

任天堂はこれを期にスマホ戦略が加速すると思われますし、新ハードNXでは確実にポケモンGOとリンクさせるでしょう。「眠れる獅子」を起こしたというのは正しい評価かもしれませんね……(任天堂の上昇に反して、グリー下がってるww)。

サービスの広がりがすごい

「ポケモンGO自体の広がり」、「類似サービスの展開」、「相乗効果」どれをとってもすごい。次々にビジネスが浮かんできますし、人気が出たから言えるのですが、考えれば考えるほどすごいサービスだなーと。

ポケモンGO自体の広がり

未だに4か国だけでしかサービス開始していませんので、潜在的な客数は今の数倍になるでしょう。主に課金に慣れた日本が残っているのが大きいね。

パズドラやモンストのように、アプリ上位は固定化されるため、長期に渡って人気化しやすい状況になっています。もちろんポケモンGO自体の完成度を上げるためのアップデートは今後も継続していくでしょうし、その都度利用者がぐっと上がるわけです。

類似サービスの展開

任天堂はマリオやゼルダなど数十年かけて育ててきたキャラクターコンテンツを大量に持っています。

今年にもどうぶつの森、ファイアーエムブレムをはじめとしたいくつかのタイトルのスマホ投入を予定しており、その都度株価が火を吹いて暴騰することも十分ありうるでしょう。

今回のポケモンGOで、任天堂は事前の広告宣伝をほとんどしませんでした。そのため期待上げもあまりなかったのですが……この成功体験があるため次も同じようにやるでしょう。どうぶつの森は毎日起動するため親和性も高そうな気がしています。

他サービス、ビジネスとの相乗効果

これだけうけるならポケモンGOを利用したサービスの広がりはいくらでも考えられます。まあこの辺りの利権を握っているのはGoogle側ですが、彼らは位置情報、個人情報を利用したマーケティングを行うでしょう。

あるいは、例えばその土地でしか手に入らないポケモンを用意すると、それだけで人が集まって地域興しになりますよね。人の動線を誘導して、観光ビジネスと協業出来るわけですよ(3DSドラクエ9のすれちがい通信による宝の地図集めなど)。社会現象になればなるほど、その効果は大きいものになります。

VRでも見ましたが、今後ソーシャルVRが流行るというFacebookの見立てのように、任天堂のコンテンツがプラットフォームのように機能すれば、ちゃりんちゃりんと利用料で稼ぐことも可能になるはずです。

VR(バーチャルリアリティ)についてまとめた VRサービスまとめ、今後の展望、オススメ体験スポット

また、本来インドアなゲームですが、ポケモンGOは歩き回る必要があるため、運動にもいいとか言われていました。まあ……きっかけになればって感じですか?w

ストップ要素

色々問題もあるっぽいですね。

ポケモンGOの直接的な収益は限定的

任天堂がすべて一社で開発・提供しているわけではありませんので、当然収益も限定されたものになります(任天堂は株式会社ポケモンの株価の32%を取得している)。具体的には、年間で10~20億円程度の効果しかないと。

ただまあ、そもそもポケモンGO自体は序の口で、それ以外への広がりが注目されていますのでね。今後も見据えれば、任天堂の収益も膨らみそうですけども。

歩きスマホ問題

「ポケモンGO」米で大ヒットも 歩きスマホ助長の懸念 日本でも配信へ

海外で大人気の「ポケモンGO」でトラブル続出、日本ではどんな法的問題が起きる?

ゲームの性質上、スマホ画面をずっと見ていないといけないので、当然危険です。トラブル続発とのことなので、出現ポイントの制限など、何かしらの対策は出てくると思います。

もしくは、一旦中止したGoogle Glass(ウェアラブル)復活か……。

犯罪利用(待ち伏せ犯とか……)

米で人気のアプリ「ポケモンGO」利用者を狙い強盗 待ち伏せし脅迫

マイナスのニュースが出てくると株が売り込まれます。ポケモンGOではポケモンやモンスターボールが特定の場所に出てくるので、待ち伏せして強盗等の犯罪が増えてきているようです。

アメリカだといちいち銃が出てくるから怖い。

熱中症の危険もあるかな

当然外をうろつき回ることになるので、日射時間は長くなります。特に今年は暑い夏になると言われており、熱中症対策は十分にしましょう。

長らく家から出なかった人がポケモンGOにハマって外に出るようになったという感動エピソードは事欠きませんが、倒れたら元も子もないです。ダイエット効果はありそうですが……。

ポケモンGO・派生ビジネスのビジネスモデル

「ポケモンGO」大ヒット、任天堂どれほど利益得るか

ビジネスモデル、結構色々ありそうです。

課金モデル

もちろん第一に考えるのは課金モデル。

といっても、本アプリ自体は無料でダウンロード可能、遊ぶにも一応無料ですので、全ユーザからお金を取れるわけではないです。

ポケモンGOでは、「モンスターボール」「おこう」(ポケモンを呼び寄せる道具)等の道具を購入することが可能です。お金払わないと手に入らないポケモンがいるとは思いませんが、色違いにしたり、一部道具を数量限定にして、それ以上は購入必須等の縛りはつけるかもしれないと踏んでいます。と考えた時に……

課金売上=利用者数×重課金戦士割合×重課金戦士一人あたり課金額

これを考えましょう。

利用者数

何人くらい利用するんだろう。とりあえず米国だけで利用者数6500万人突破らしいので、米国の人口3億人の20%以上(これから増えるし)と考えていいですね。これが世界200か国に展開されますので、まあ米国ほどスマホが浸透していない国々も考えて10%としても、世界70億人のうち7億人と試算出来るでしょうか。

課金割合、一人あたり課金額

スマホゲームの収益の半分は全ユーザーのたった0.19%が支えていることが判明

◆課金ユーザー数および課金額
調査を行ったSwrveによると、課金ユーザーは全ユーザーのたった1.9%で、約98%のユーザーは無課金でプレイしていることが判明。また、1ユーザー当たりの平均課金額は1カ月で24.66ドル(約2790円)となっています。全体の約98%は無課金ユーザーであることを考えると、課金ユーザー1人で相当な額を課金していることがわかります。

こちらを参考にしたいのですが、生憎と日本は世界一のソシャゲガチャ課金国であり、日本を基準にするとちょっと過大評価になりそうです。課金割合は1%、課金額は年間1万円程度としてみますか。

ポケモンGOもそうですが、スマホゲーの得意な課金モデルって、「収集要素」という人の心をくすぐるところがうまいんでしょうね。私の場合懐古(ノスタルジー)が大きいですが。

さて、計算すると――――7億人×1%×1万円=700億円/年ですね。ちょっと大きく見積もり過ぎかな?

広告ビジネス

広告モデルも当然あるでしょう。といっても、スマホに表示する従来の広告ではありません。ポケモンGOに広告料を払った企業にポケストップやジムに優先的に設定するという新しい仕組みで、利益をあげようと試みているようです。

ポケモンGO「広告料を払った企業は優先的にポケモンジムやスポットにしてあげるよ^^」 ポケGO天才すぎだろ

アメリカでは実際、売れないピザ屋が自分のお店にポケストップがあることを確認し、道具を使って(購入して)より多くポケモンが出るよう設定したら、売上が75%も増えたとのこと。

『ポケモンGO』を使ってピザ屋が売上アップ!今までのスマホゲーとは全く違う課金アイテムによる経済効果が話題に

こういうビジネスモデルは綺麗でいいですよね~。金額設定次第ですが、

ハードウェア(ウェアラブル端末)

任天堂はウェアラブル端末「ポケモンGOプラス」(7月末発売予定、3500円)も収益になります。

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上の問題として挙げた歩きスマホ等の回答にもなりますし、今後どうぶつの森やファイアーエムブレムも販売して、同様に展開出来そうですので、うまくプラットフォームとして普及すれば、それだけ収益力は向上します。

とりあえず7億人の1%が買ったとして、売上は245億。原価どのくらいでしょう。WiiUパッドで懲りていれば相当安いんじゃないかな~。

派生ビジネス

派生ビジネスも色々です。

今後、任天堂の他のキャラクターも相次いでリリースされると予想されます。その都度上記のようにブームと新たな収益が確保されるわけです。

また、Googleの分野かもしれませんが、マーケティング(地域興し)も増えていきそうです。上に書いた内容と被りますが、ポケストップの場所を選別してポケモンとタイアップするとかね。

新ハードのNXや、AR搭載の任天堂スマホ等、ハードウェアとしてもポケモンGOとの繋がりを活かしたものになりそうです。

ポケモンGO成功に見るキャラクターブランドの強さ……二匹目のドジョウ探し

今回のポケモンGOの成功を見て思うのは、ポケモンというブランドの強さです。正直言って全く予想しないレベルの大成功でした。

スマホという誰もが持っている機器で(=パイが大きい市場で)遊べるゲームという取っ付きやすさに、ポケモンというブランドが組み合わさってのブレイクだと分析しています。

という点から、今後買う銘柄として、「強いキャラクターを持っている会社」を探したいと思います。任天堂・ポケモン関連銘柄は結構高騰してしまい、派生ビジネスは上のアイデアだと任天堂以外の株があんまり思いつきません。

幸い以下のようにスマホゲーム市場は「世界的に」成長市場であり、先進的な日本のキャラゲーアプリ産業が世界というより大きな市場へ進出すれば、更なる収益を期待出来るでしょう(逆に、スマホゲーの世界で勝敗を分けるのはゲーム性よりもキャラクターの認知度)。

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(出典:KADOKAWA)

※上記のうち、デジタル配信は6兆9,587億円。

まあ国内もまだ成長余地ありそうですけどね。

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(出典:KADOKAWA)

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(出典:KADOKAWA)

この辺りを念頭に置いて、銘柄を探してみましょう。

キャラクター認知度調査から

第2回NRC全国キャラクター調査を参考に、まずは人気キャラの版権元を割り出してみましょう。ただし、海外進出を考えるため、国内よりも海外向けであること(=ご当地ゆるキャラは除外)など、いくつかふるいにかけます。

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(出典:NRCレポート)

国内での認知度ではありますが、アニメ・マンガが非常に強い印象です。ゲームキャラはポケモンしか入らず(ポケモンもアニメですがw)。リンク先はもっと細かい情報が載っているので、一通り見てみてください。

日本の著作権収入はずっと大幅赤字

「ドラえもん」の版権無料化と著作権収支の関係

少し前の記事になりますが、こんなものを見つけました。

アニメなど日本のキャラクターは海外でも人気が高いにも関わらず、キャラクターを含む国内コンテンツの著作権収入は1973億円(2013年)で、海外へ支払った著作権使用料は8193億円と、著作権収支では6000億円を超える赤字となっています。そこには、日本の版権や著作権の権利関係が複雑で、デザインの変更を一切認めないなど厳しい版権管理にも問題があるようで、今回の版権無料化や厳しい権利保護策を見直した売り込み方法で、大幅赤字の続く日本の著作権収支は改善されるでしょうか。日本のキャラクター人気が衰えないような海外展開が望まれます。

最近企業でも知財にうるさくなってきていますが、日本は形のないものを売るのが苦手なイメージがありますねw逆に言えば、まだまだコンテンツ著作権収入については収益改善余地があるということです。

ちなみに、サザエさんと並んで人気一位獲得したドラえもんの版権は小学館集英社プロダクションにあると分かるのですが、上場してません。小学館含め、出版社はほとんど非上場ですからね……。

サンリオ(8136)

ご存知ハローキティ。海外の認知度が高く、海外ライセンスが売上の中心になっています。人形、ドールハウスはクールジャパン戦略として押し出せないかってのは強引ですよね。

 

ここの会社は優待で持ってる人も多いかもしれませんね。サンリオピューロランドとかで使えるパスポートになります。

まあでも当然と言えば当然ですが、アプリはとっくにガッツリ出してますね。まあARとかまで絡めてってことなので、ARが着せ替え(服試着)に向いていることから、ARアプリで人気化しませんかね?

ソーシャルコミュニケーション要素をどう取り込むかは課題になりそうですけども。

スタジオジブリ

非上場です。アニメ制作会社もほとんど上場していないっぽいです。ジブリは最終兵器だと思ったんですけどね。いかにも日本的な背景を写実あるいはVRで映し出すとか、ブレイクするでしょ~。三鷹の森ジブリ美術館とか人気スポットですしね。

どっかのアプリ製作会社と組んで出すと思われるので、それがどこなんだって話か。分かるわけ無い。

IGポート(3791)

アニメ制作会社の中では数少ない上場企業だったので、ついでに。黒子のバスケとか作ってたから金払いのいい客層持ってるのかな~と思ったりしました。海外でどうなんでしょう?

 

なんか聞いたことあるな~と思ったら、VRの記事で一回出てきてましたね。

VR(バーチャルリアリティ)関連銘柄まとめ(コメントつき)

LINE関連

この前上場したばかりのLINEは自前の基盤を持っているから狙い目かもしれません。ARスタンプとか言って需要あるか?w

LINEはアジア圏まで強い顧客層を持っているので、今後欧米に進出するにあたり、キャラクターブランドを押し出していく戦略はありかな~と思っています。そうするとLINE関連銘柄ってのがチャンスになりそうですが、今回の上場で一通り高騰したのがネック。

バンダイナムコホールディングス(7832)

妖怪ウォッチの制作「レベルファイブ」が非上場だったため、関連銘柄で探していたらバンナムがグッズ販売していたので追加。

妖怪ウォッチは14年から15年の間に認知度が15%も跳ね上がっています。今年の調査が出たらたぶんスプラトゥーンが爆上げされてるんだろうなあ。

妖怪の数が多いし、色々なところで捕まえるシステムはポケモンと似ているところが多い印象ですので、スマホで同じように売り出したらいけそう。しかしながら、最近流行ったばかりの妖怪ウォッチは子供向けで、子供は大人ほどお金を使ってくれないことはYoutubeの例でも実証済み。財布を持っている大人をターゲットにしたポケモンほど上手くはいかないんじゃないかとも思います。

バンナム系で認知度高いキャラとしてはパックマンがランクインしていました。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)

ドラクエ、FF。E3とか見てても常に注目を集めていることが伺えます。ただ…………実は両方やったことないんですよね^^;

クリプトン・フューチャー・メディア

これは初音ミクの販売元ですが、非上場でした。

そもそも初音ミクはガッチリと著作権を守っての版権ビジネスではなく、ユーザによる二次創作を促す仕組みにしています。これはこれで成功モデルなんだと思います。

「初音ミクの著作権ってどうなの?」販売元のクリプトン伊藤社長が講演

サンエックス

リラックマとか。非上場っぽいので諦め。

任天堂(7974)

見れば見るほど任天堂のキャラクターが強いw

※普通にポケモンGO関連銘柄を確認したかった方は、以下のサイト様がオススメです。

ポケモンGO関連銘柄

あなたはもう「ポケモンGO」関連株を持っていますか?


正直買いだなと思うものの、まとまったお金が用意出来るか怪しい。やっぱり私は安いところで買い漁る投資家なので……散々キャラクター産業を評価しててこれかと思ったものの、まあ投資は大体上手く行かないものですからね。

むしろ視点を変えて「あなたの企業向けのキャラクターを作ります」って商売したら仕事もらえるんじゃないでしょうか。やれるところはとっくにやってるか。

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