VR(バーチャルリアリティ)についてまとめた VRサービスまとめ、今後の展望、オススメ体験スポット

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前回はこちらからどうぞ。VRの概要やHMDの比較をしています。

VR(バーチャルリアリティ)についてまとめた 主要HMD比較

この記事ではオススメのVR体験を動画を交えて見つつ、今後VRが出来るようになることも考えていきます。

VR関連銘柄を早速見たいという方は、以下の記事で書いています。

VR(バーチャルリアリティ)関連銘柄まとめ(コメントつき)
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VRの魅力、体験出来るサービス

ゲーム、エンターテイメント、建築、教育、ソーシャル、ヘルスケア分野に広がりがあります。特にゲーム、エンターテイメントですね。

vr9

(出典:PONOPLAZA)

ゲーム

相性が良さそうなのはシューティング、ホラー、レース、キャラクター系かなという印象でした。

サマーレッスン

これを待ってた。

やっぱり日本はこうでないとね。まさに二次元の世界ですよ。一番夢のあるゲームじゃないでしょうか。

EVE:Valkyrie

宇宙空間を駆けまわるシューティングゲーム。実際に行くことの出来ない世界を自在に動き回るという意味では、上と似ているのかもしれません。

The Deep(仮)

PSVRのホラーゲームで、深海でサメと対峙するゲームです。VRと親和性が高そうですね。

Eagle Flight

ファークライやアサシンクリードのUbiSoft社が作る、PS4用のゲーム。鷹になってパリの街並みを飛び回る映像が出ていますが、素晴らしいグラフィックで惚れ惚れしてしまいます。

VR Luge

やっぱりPSVRのゲームで、臨場感のあるレースゲームです。ぐわっと自分の近くに物が飛んでくる迫力とか考えると、やっぱりVRってレース系と相性いいですよね。

下の動画で一番最初に出てくるやつです(サメも含めてパックになっているみたい)

The Climb

Oculus対応の崖登りゲーム。見た瞬間に面白そう! と感じました。

OCULUS RIFT COASTER

これもOculus対応のゲームで、ジェットコースターを体験出来るもの。動画内でも途中までゆっくり上がって、一気に下がっていく感覚がたまりませんねw

ちなみにプレイ中の人を押すとこうなりますw

もっと見たい方はこちらのサイトで特集されていますので、ご確認ください。

ジャンル別 注目のVRゲーム30作品【ハイエンドVRヘッドマウントディスプレイ編】

エンターテイメント

3Dゲームの他にも写真、映像といったローエンドVRでも体験できるVR、ライブやアトラクション等のエンターテイメント分野の広がりも見せています。

360度カメラ

VR用の360度カメラがぼちぼち出始め、FacebookもYoutubeも投稿動画を360度VRにも対応させたこともあって動画の数が増えています。

下の動画はGoogle Cardboard対応で、VRで見れば本当に360度見渡している気分になります。

実は最近ようやくiOSでもYoutubeがVR対応したので、スマホを上下左右に動かすと画面も一緒に動くようになりました(タップ操作でも可)。

これは観光VRが発展しますね! 車載動画、旅行動画大好きな私には夢の様な機械です。もっと見たい方は、「Youtube 360度動画」とかで調べてみてください。たくさん出てきています。

逆に撮影したいという方、360度撮影可能な全天球カメラが発売されています。静止画はもちろん、3分までの動画も撮影可能みたいです。圧倒的に評判がいいので、購入するとしたらこれでしょう。

(初音ミク)ライブ

画面から出て来ない初音ミクに会いに行く。まあミクでなくともライブ・コンサートというのは体験型コンテンツの中でもVRとの親和性も高く、盛り上がりそうです。

【NEWS】デジタルドメインがVR専門プロダクションを設立 MTVビデオミュージックアワードで360度VRライブストリーミングを実施  爆発的に成長するVRライブコンテンツ市場

YouTubeが360度ライブストリーム動画と空間音声に対応

下のはちょっと関係ないけど、ミクさんに会えるブラウザサイトの完成度がヤバイと話題になっていたのでご紹介w

MMD ☓ Songle

スマホ型VRでお手軽に楽しめますので、是非一度お試しあれ。

VR ZONE Project i Can

ナムコの施設「VR ZONE Project i Can」は、2016年4月15日から約半年間の期間限定で、最新のVRアトラクションが体験できる施設です。6種類のアトラクションが1回1,000程度で楽しむことが出来ます。

VR ZONE Project i Can

下の動画にもあるのですが、高所200mの橋の上で猫を拾い上げるというやつ、めっちゃ面白そう。足場を揺らしたりする仕掛けがあるため、分かっていても足がすくむみたい。ジャンプしようとしても飛べません。

怖さで絶叫、膝はガクガク、ナムコのVR施設が楽しい!

The VOID

アメリカ ユタ州にオープン予定となっている、歩き回って体験出来るVRアトラクションです。日本に上陸するかは不明ですが。

VRではジェットコースターがとても多いですが、遊園地的なアトラクションって再現するだけならVRでも体験出来るんですよね。VRなら初期投資も大型のアトラクション用の機械は一切不要で、HMDと歩き回っても大丈夫なスペースだけで済みます。

The VOID

映像だけでも迫力が感じられますが、実機だとその数倍凄いんでしょうね。

VRの今後の展望

VRはあくまでバーチャル空間に没入する技術ですので、現実世界に干渉出来るARほど幅広さがあるわけではありません。

それでも、没入感というキーワードで、色々と進化の方向があるのではと感じています。

ゲーム、エンターテイメント系が中心にあることは変わらず

VRはよりコアな方向に行く気がしますね。

肝になるのは「体験」

例えば音楽業界は、楽曲の売上よりもライブ・コンサートの売上のほうが大きくなっています。映画業界はスターウォーズの成功モデルに倣い、2時間分の入場料金で稼ぐのではなく、周辺産業であるグッズ・イベントで稼ぐことが主流になってきています。

今はモノから体験が重視される時代に移り変わっているのです。このあたりの内容は、以下の本に詳しく書かれています。

キャラクター産業の強化

二次元の世界へ行く(VR)、二次元からこっちに来る(AR)。どっちがいいでしょうか。日本の得意分野なので、これからますます広がりを見せるでしょう(日本のVRは現実にない世界を構築するもの、欧米のVRは現実の延長線上にあるものという違いがあり、こうしたキャラクターコミュニケーションは日本独自の文化です)。

アダルトコンテンツもいっぱい出てきそう。

ソーシャルVRによる共通体験(リモートコミュニケーション)

上に書いたように、私達はより体験を重視するようになってきています。中でもFacebookがOculusを買収したように、人と人とのコミュニケーションの場――ソーシャルの価値が上がっていることが実感出来ます。

一人用ゲームではなく、バーチャル空間に複数人が集まって遊べるようになると、体験の価値が急上昇すると予想されます。Facebookのユーザー同士のコミュニケーション、共同で遊べるゲーム等がオキュラスリフトから出ており、その一端がかいま見えるものになっています。

あとはどこまで意味があるか分かりませんが、会社の会議も事例に挙げられていました。

2020東京オリンピックで臨場感ある体験を

映像系では2020年の東京オリンピックでの導入が期待出来ます。もちろん現地に行って見るに越したことはないのですが、家でも手軽に迫力のある視点からスポーツ観戦が出来るようになるでしょう。

触覚、嗅覚……五感の表現

今は視覚メインのVRですが、やがて触覚や嗅覚も表現出来るようになるかもしれません。そうなれば一層リアルな世界が出来上がります。

これはMRなのかもしれませんね。

ゲーム、エンターテイメント産業以外

以下のように、色々な分野での広がりがありそうな感じがします。

vr15

(出典:gamesindustry)

建築、インテリア、衣服への活用

今でもAR共に活用が見られますが、これから需要増加がありそうな有望分野です。

これまでのところ、試用が必要なインテリアや衣類は、eコマースでの売上はそこまでではありません。ところが、VRやARの登場によって擬似的に実物を確かめることが可能になりますので、Web購入のハードルが下がると予想できます。

今後描写精度が上がるにつれ、設計書から完成予定の建築を実物大で見ることが出来る等、便利になっていくことでしょう。インテリア好きとして楽しみなことの一つです。

医療分野でも期待大

例えばFOVEのアイトラッキング技術は、視線の動きを検知します。すると視線で文字を書くことが可能になるので、身体の動かない人のコミュニケーション手段になり得るのです(身体が動かない人でも、目線なら動かせるという人は多いらしいです)。

観光旅行から体験へ(旅行産業の変化)

VRによって、今の観光スポットは家にいながら見に行くことが出来るようになります。それどころか、VRでは現実では見ることの出来ない視点(上空からの視点、立ち入り禁止の施設、宇宙空間のような物理的に行けない場所等)で観光が出来るのです。

実は私が一番期待しているのが観光です(特に海外)。毎日車載動画や旅行動画ばっかり漁って見ているだけあって、自分も旅行したいなーとは思うのですが、お金と時間が……という状況。ただただ綺麗な景色を眺めているだけの時間が大好きなので、是非ともVRで手軽な観光を実現させて欲しいんですよね~。とりあえずGoogleストリートビューもVRに対応してもらって……。

そう思っている人は多いらしく、VRで一番関心があるのは観光コンテンツであるとの調査結果がありました。

VRで一番体験したいのは「観光」関連のコンテンツ/体験のハードルは価格と場所【Viibar調査】

逆に旅行産業においては、現地でしか体験出来ない価値を求められるでしょう。産業構造に変化が生まれるかもしれません。

教育環境も新しく

例えば絵を描くときに、お手本になるような人の手の動きをなぞるようなものがあったらいいな~とか思いました。

ビッグデータ時代全般として言われることですが、これまで経験やカンに頼っていた部分がデータ化されることで、ノウハウの伝承が可能になります。世代を超えて技術が伝播するという価値のある取り組みだと思いますし、集めたデータの出力デバイスとしてVRは最適だと思います。

マシンスペックは再進化の道へ

例えば4K以上はほぼ人の目で差が分からない領域であり、これ以上綺麗にする意味はありません(少なくとも一般家庭向けでは)。

ところが、VRによってさらに精緻な描写に対しての需要が生まれます。CPUその他マシンスペックも上昇が求められるでしょう。全く新しい産業故に、周辺産業を活性化させていくのです。

VRデモ 今すぐVRを体験するには

探すと結構あちこちで体験コーナー(プレゼンテーション)を開催しています。近いところに行ってみて体験してみましょう!

首都圏で体験イベントをピックアップしておきます。

アダルトVRフェスタ01

  • 日時:6月12日(日)14:00~18:00(出展者入場13:00~)
  • 場所:秋葉原 popdojo イベントスペース(東京都千代田区外神田3-13-8 東京角田ビル4階)
  • 一般入場料:3,000円

なんと明日、日本初のアダルトVRイベントが秋葉原で行われます。すげーーーーーーイベントww

レポート楽しみに待ってますw

動画は規約的にアウトかもしれんので、興味のある方は調べてみてください。

PlaystationVR体験会

PlaystationVR体験会

  • 日時:6月1日(水)~30日(木)10:00~17:00(※6月25日(土)の特別体験会の開催はなし)
  • 場所:東京ジョイポリス
  • 一般入場料:800円(特別体験自体は無料)

THE PLAYROOM VR、The London Heist (仮)、The Deep (仮) を体験出来ます。

SKY CIRCUS サンシャイン60展望台

SKY CIRCUS サンシャイン60展望台

  • 日時:4月21日~ 10:00~22:00
  • 場所:池袋サンシャインシティ
  • 一般入場料:大人1,800円(VR料金:600円 1回/1名)

ちょっと値段はかかるけど面白そう。

VR ZONE Project i Can

上に書いたやつです。

VR ZONE Project i Can

  • 日時:4月15日(金)~10月中旬頃まで 10:00 〜 21:00
  • 場所:東京都江東区青海 1-1-10ダイバーシティ東京プラザ3F
  • 料金:1アトラクション1,000円程度

次回は市場規模や主要プレイヤーを見ていきます。

VR(バーチャルリアリティ)についてまとめた 市場規模、大手各社の動き

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3分で分かる、IT系テーマの全体像まとめ キーワード、俯瞰図、ロードマップ等
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