そうそう、昨日から仕事再開して、5月になったのでクールビズがはじまったことに気が付きました。
早速今日はノーネクタイ(一応上着だけ羽織りつつ)。実は偏頭痛持ちでして、首こり肩こりが天敵なので、このクールビズを待ちわびていました。
まあ大したネタではないのですが、クールビズにまつわるいくつかの話を見てみましょう。
クールビズあれこれ
概要
クールビズはオフィスで快適に過ごすべく、2005年より環境省が進めている政策の一つです。当時の小泉内閣環境大臣である小池百合子代議士が提案して成立しました。冷房温度を28度に設定しても快適な、「ノージャケット、ノーネクタイ」の格好をクールビズと呼ぶことが一般的です。
16年度のクールビズ期間は5月1日~9月30日まで(例年より1年短い……)
どんな格好をすればいいの?
ノージャケット、ノーネクタイ以外特に指針もありませんので、涼しくて動きやすい、それでいてある程度フォーマルな格好で良いそうです。ただ、汗の臭いは気になりますので、対策はしっかりおこないましょう。
- 長袖または半袖シャツ
- スラックス
- 革靴
就活生については、いくら「クールビズでいいよ」と言われても、上着を着ていくものらしいです。本音と建前をいちいち使い分ける社会の理不尽を味わってください。今年は6月解禁みたいなので、昨年よりマシなのでしょうか。
クールビズ効果
上着、ネクタイを着用しないだけで体感温度が2℃も下がるらしいです(出典元が見つかりませんでした)。これは素晴らしい。
また、設定室温を28度にすることで、ひと夏で最大約290万トンのCO2を削減することができるとのこと、環境に配慮した政策です。
ところで、日本の夏って……
世界と比べてどう違うんでしょうか。気になったので調べてみました。
日本の夏を特徴づける気象として、梅雨や雷雨、年によっては旱魃や猛暑などがあります。雷は梅雨期間中に現れ、短時間に大量の雨を激しく降らせます。一年を通して、夏は多くの気象災害が発生します。また、日本の夏はとても蒸し暑く、日中の気温はおおよそ30℃~35℃程度ですが、湿度が高いため体感気温は高く感じられます。
「湿度が高い」、これがキーワードです。ジメジメしてるんですよ。
暑いときに人は汗をかきます。汗は蒸発するときに熱を奪って温度を下げてくれるのですが、湿度が高いと汗が乾きにくくなってしまいます。また、いつまでもべたつく汗が不快感を増し、一層暑さを感じてしまうのです。
この体感的な暑さは世界でも特有のようで、単純な気温の暑さよりも、湿度の高い日本のほうが暑いと感じるという声は多数拾うことができました。
ピーク時の7/31頃は赤道直下熱帯地域のカイロやジャカルタを上回るレベルです。日本の夏はとにかく過ごしにくく、会社も1か月くらいの夏休みを設けるべきだと分かりますね。
クールビズの経済効果
2005年の記事ですが、要約するとこんな感じ。
- 約1,000億円の経済効果
- ノーネクタイに相応しい格好として、シャツが売り上げを伸ばす
- 「ユニクロ」既存店売上高が前年同月比13.7%増と大幅に上昇
- 冬も暖房の設定温度を下げる運動が……
1,000億円を大きいと見るか、小さいと見るか。別記事では1,000億は阪神優勝の経済効果と同じだと言っていました。
個人的には小さいかな。ネクタイの売上大幅減少で相殺される分もあり、服装としてもお金のかかる部分ではないシャツの売上なので、影響はこのくらいなのでしょう。
それと対比するように、15年の記事で見てみましょう。
- ユニクロは元々カジュアル系の服装に強みがあり、ビジネスシーン向けの服装は強くない
- クールビズという言葉の使用をすべてやめた
- クールビズの新鮮味は薄れたと判断
流石は流行に敏感なアパレル業界。もうさほど経済効果もないのかもしれません。
とはいえ、私のようにネクタイが取っ払われると作業効率が上がる人は少なくないと思われ、目に見えない経済効果はもっと出ているんじゃないかな~という気もします。
投資として考えるとダメですけど、こういう昔ながらの非合理的なしきたりを壊すような政策・運動はどんどんやってもらいたいですね。
話がめちゃくちゃに飛びましたが、今回はここまでです。ありがとうございました。