【高利回り株】みずほフィナンシャルグループ(8411)のチャート分析 16/12/29

高配当株、優待株

そういえばこのブログでチャート分析をやったことなかったなと。ということで、今までウォッチしてきたわけでもない、みずほフィナンシャルグループ(8411)のチャート分析をしてみましょう。

デイトレ向きの銘柄じゃないので、チャート分析っても安いところで買いましょう、くらいの結論になりそうですが……。

あと、ファンダメンタルズは考えませんので理論価格がどうのこうのって話はありません。

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使う指標とかテクニカルとか

詳細は下の記事をご参照ください。

FXのトレードルール デイトレーダーの本領(デイトレ、スキャ)

私の場合はFXのスキャ~デイトレで使っていたやり方を流用しているだけですので、下の情報があれば分析できます。ただし株は一つのニュースが与える影響も大きいので注意が必要です。

  • 直近高値安値
  • 過去高値安値
  • ピボット、フィボナッチ
  • 00、50の節目の数字
  • 節目の時間軸
  • 指数移動平均(EMA):10、20、75日の移動平均
  • ボリンジャーバンド
  • 出来高
  • 板情報(厚いところが抵抗)

結局のところ、抵抗帯を見つけたいのです。抵抗帯=トレンド転換になる可能性があるポイントで、基本的にそこまでは一方通行で進むことを前提にしています。

そして、上記が複数以上、複数の時間軸で重なるポイントは大きな抵抗帯です。利確と損切りの両方の出口が決まったら、あとはリスクリワードの釣り合うところで入ればOKという考え方です。

入るタイミングを重視していないため、オシレータ系の指標は使いません。

みずほフィナンシャルグループ(8411)過去の最高値、最安値

13年くらいで見てみました。なんでかと言うと、最高値、最安値を調べるためですね。

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  • 最高値:1,030円(2006年6月)
  • 最安値:58円(2003年6月)

みずほがリーマンショック前の高値ラインまで上がるとは考えにくいので、そのポイントより少し縮めたラインを最終的な上限下限に設定します。

ということで、もう少し期間を絞って、5年で高値安値を見てみましょう。

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  • 最高値:280円(2015年6月)
  • 最安値:101円(2011年12月)

このポイントでOKだと思います。2009年から7年間ずっとこの狭いレンジの中で動いていますので。

みずほフィナンシャルグループ(8411)今後の値動き予測

とりあえず、いくつかのチャートを見てみましょう。

3年チャート

mizuho3

途中凹んでいるのはマイナス金利政策の時ですね。これだけだと何もコメント出来ないチャートです。

強いて言えば、直近の上昇についてはレンジを勢い良くブレイクしてスタートしているので、次の抵抗帯がなくこのままガンガン上がっていきそうに見えます。

ちなみにレンジブレイクについてはリスクリワード最悪のため基本狙いません。レンジ上限は私にとっては決済するポイントなのです。

そもそもダマシだなんだと狙うのが難しいのですが、逆に私がレンジ上限で逆張りしないパターンは3、4回目のブレイクを試みている時です。段々と買い勢力が上限付近に溜まるため、一気に上抜けしやすいのは体感で4回目な印象です(ちょうど、このチャートでも4回目で吹いてますね)。つまり、4回目ならブレイク狙ってもいいんじゃないのってことですね。それと、FXのレンジブレイクは直前の値動きが大きく荒くなるので結構分かったりします。

3か月チャート

mizuho3kagetu

短い時間足になってきたので、ピボットも表示してみました。若干ダブルトップ気味に上値叩いて落ちてきており、EMAやボリバンを割り込みだしたので、直近高値225円はそれなりの抵抗帯に見えます。

上の3年チャートだと押し目にしか見えないので、方向不安定くらいにメモしておきます。また、下限163円はかなり堅いポイントに見えるので、損切りは上の3年チャートも踏まえて少し余裕持って138円あたりでOKですね。

1か月チャート

mizuho1kagetu

1か月チャートではもっと露骨にトレンド転換っぽさが伺えます。この225円にどんな抵抗帯勢力があったかというと、他の時間軸見ても特にないですね。ファンダ要因だとすると拾いきれないのが株の辛いところです。

また、これより短いと年末年始という絶好のトレンド転換タイミングを挟むため、あまり意味がない分析になると思います(ピボットや高値安値ラインの抵抗帯は、時間軸が短い=テクニカル>ファンダの優位性であればあるほど強いのですが……)。

板情報を見る

板は重要です。抵抗帯についてこれ以上なく分かりやすい指標ですからね。

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250円までに大きな山場がありますね。売りが大きく、これを食わないと上がらないとすると、結構上値は重たいですね。

なんか、この板情報をチャートに描写出来ないんですかね。リアルタイムじゃなくていいので、一日一回とかで更新してもらえると視覚的に分析出来て良さそうなんですが。

(追記)価格別出来高のチャートを見つけました。

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勝手に書き足しましたw

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後付けでチャートに理屈つけることに意味がないのは、先述の通り

だから無理矢理にでも結論を出すと、たぶんこんな感じですかね。短期的には下落してポイントの200円を割って前回レンジの高値188円付近で反転して上昇。

みずほフィナンシャルグループ(8411)の投資戦略

見れば分かるように、値動きに乏しくデイ・スイング向きの銘柄じゃありません。代わりに一株当たり最大でも28,000円以下と必要額が小さく、それでいて3.6%(株価209円として)という高い利回りが期待出来ます。

つまり、安いところで買ってしばらく持っておく気絶投資法が最適なのです。時間帯や価格を何回かに分けて購入しましょう。

そうそう、期限という意味で、もう一つ出口を設けましょう。もちろんずっと持っていてもいいですが、どこかでイグジットするならこのあたりというところ。直近の17年1月1日が大きなイグジットポイントというのもまた難しいですね。

  • 出口(長期的時間期限):20年8月(東京オリンピック)
  • 出口(短期的時間期限):1年後くらい

※スキャ、デイだと多時間軸、他通貨ペアを比較しますが、それは入口も重視しているからです。長い時間軸で見るのなら初動取る必要もないのでそんなに重要ではありません。業界全体にかかる問題や個社の不祥事、単純な競争劣後等のファンダ的なリスクは持つ時間が長いほど高くなるので、時間的リスクと読み替えて出口戦略(あるいは永久投資)を考えておくしかないと思います。

しかしまあ、みずほくらいの規模、しかも金融業となるとほぼ日本を買っているようなものですよね。マイナス金利は流石に影響受けましたが、大抵のファンダ要因は個社問題というよりも日本経済と連動した値動きになりますね。

回答

  • 出口(利食い):260円
  • 出口(損切り):138円
  • 短期的には下落してポイントの200円を割って前回レンジの高値188円付近で反転して上昇
  • 出口(長期的時間期限):20年8月(東京オリンピック)
  • 出口(短期的時間期限):1年後くらい

これらから購入ポイントを割り出します。

下限138円、上限260円とするなら、199円での購入はリスクリワードで釣り合ってますね(200が節目の数字なので、実際には188か、205くらいになりそう)。200円以下で買うと利回りも3.7%超えるので、保持しているうちに段々と損益分岐点も下がってきます。

もしこの予測が外れて、188円を割り込んで下がったとしても、前回レンジの142円~188円でウロウロするはずなので(次の142円の抵抗帯は相当堅い)、買い増ししながら反転を待っていればOKですね。

念のためですが、当ブログの情報に基づいて売買等行い損失が発生した場合でも、一切の責任を負いかねますこと、ご了承ください。


金融系の銘柄って、昔ほど期待されてませんよね。でもメガバンクって最早社会インフラじゃないですか。ってことは、市場の期待リターン<実際のリターン(<市場平均のリターン)になって次の勝ち組株になる日も近い?w

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