【株主優待】9月権利確定のおすすめ優待株3選【高配当株も】

高配当株、優待株

なんとなくシリーズ化した優待株めぐり。まあ更新のモチベーション的にも自分が買おうか考えているものを記事化している感じです。

ということで、今回は9月の優待株を見ていきたいと思います。

前置きの部分は再掲です。

動画

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前置き(優待株の選定基準)

優待株はどんな基準で選べばいいでしょうか。もちろんリターンが大事なのですが、私はざっくりこの4点を見ています。

  • なるべく3%以上の配当+優待利回り
  • ビジネスの継続性安定性重視
  • 自社株優待優先
  • ちゃんと使えそうな優待

リターンで言えば、目安は利回り3%くらい。市場平均の分配金はだいたい2%前後になるので、それよりは大きくなっていてほしいところです。

(出典:JPモルガン)

まあ厳密に言えば配当や優待は預金の引き出しと同じようなもので、リターンではないです。投資家に還元したぶん、価値が減っているわけですから。

投資家還元で減った価値を取り戻している(=リターンの源泉)のは本業の成長になります。事業の安定性が重要なのはこの理由からです。

ちなみに、優待は再投資出来ないため、単純なリターンで市場平均を上回るかは微妙なところです。

ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」を読む

それでも優待が株価を下支えしてくれる効果が期待出来ますし、なにより持っていて楽しい、嬉しいというのが優待株の一番のメリットです。

そんな観点で優待株を探していきたいと思います。

おすすめ優待株(9月)

直近9月が権利確定月となっている優待株を見ていきたいと思います。

9月は3月に次いで優待株が多く、全体で400銘柄近くが対象となります。人気で見るとJAL/ANAの航空会社が2トップ(優待は航空券の割引)ですが、業績は厳しいので要注意。

逆にそう思われている今が買い時とも言えますが、優待狙いで株価落ちは本末転倒なので慎重にいきたいところです。

また長期株主優遇など、購入してすぐ優待がもらえないものもあるのでご注意ください。

オリックス(8591)

オリックスは優待株の定番ですね。カタログギフトや株主カードがもらえます。3年以上保有するとカタログギフトが2回もらえるので、さらに利回りがよくなります。

  • 権利確定月:3月、9月
  • 必要投資額(最低単位):200,000円
  • 優待内容:カタログギフト他
  • 優待利回り:3.73%
  • 配当利回り:0.00%
  • 配当+優待利回り:3.73%

事業は金融業メインですが、リース業から銀行、保険などサービスは様々です。優待でも使えるホテル業あたりはコロナで打撃。

前年度決算は純利益36%減とコロナ影響が見えていたものの、直近の四半期では10%超増収となっており、回復傾向にあります。

優待人気で多くの株主に下支えされているので、値動きはかなりマイルドになっています。

日本ハム(2282)

食肉加工品の大手日本ハム。

  • 権利確定月:3月、9月
  • 必要投資額(最低単位):422,000円
  • 優待内容:自社商品(1,500円相当~)
  • 優待利回り:0.73%
  • 配当利回り:2.42%
  • 配当+優待利回り:3.14%

ちょっと必要投資額が高いのがネックですが、大手で自社製品の優待は安定感が強いです。

加工肉はコンシューマ市場で需要が急増しており、業務用市場では大きく痛手を受けている状態です。

日本ハムの21年度決算もそれを反映して減収増益という結果になっています。

ヤマダホールディングス(9831)

家電量販店大手。都市集中型のビックカメラとは対照的に、地方での大型店舗で成長してきた会社です。

  • 権利確定月:3月、9月
  • 必要投資額(最低単位):48,500円
  • 優待内容:自社商品の買物に利用可の500円券~
  • 優待利回り:3.02%
  • 配当利回り:0.00%
  • 配当+優待利回り:3.02%

ちょっと前に記事を書いているので、詳しい分析が見たい人はこちらからどうぞ。

【優待株】ヤマダ電機(9831)の銘柄分析

 

が、直近で優待が改悪となってしまいました。見ての通り、受取額としては半減で、利回りも5%超えていたところから、一気に3%割る水準です。

  • 従来:3月1000円、9月2000円(年間3000円)
  • 今後:3月500円、9月1000円(年間1500円)+長期保有者の優遇も廃止

そもそも家電量販店は業界内での過当競争かつアマゾンの侵略という厳しい状況だったところに、コロナ影響で客足がさらに遠のいてしまいました。

一応、巣ごもり需要による回復も早く、定額給付金もあり21年度決算は売上高は8.6%増の1兆7500億円、営業利益は約2倍の988億円となっていますが……。

自社店舗のクーポンなので、QUOカード系と比べると優待は継続性という意味で優位のはずですが、改悪されてしまったのがなんとも残念なところです。


先程も述べたように、9月優待は数が非常に多いです。

ゼンショー、オリエンタルランド、三越伊勢丹、コロワイドなどなど有名どころで自社製品やサービス優待も多くあります。

外食系もいろいろあるんですがどれも業績が悪く、仕込み時かもしれませんがちょっと自信が持てなかったので紹介はしませんでした。

とはいえ普段よく使っているサービスであれば一層メリットも大きいので、是非探してみてください。

 

動画再掲

7月のおすすめ優待株の記事。

【株主優待】7月権利確定のおすすめ優待株3選【高配当株も】

ではでは。

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