☆私の投資は何種類かのルールがあり、一貫していません。色々研究しながらやっておりますので、興味のある投資法を見てもらえればと思います。
- FXデイトレ←今回はこれ!
- FXループイフダン
- テーマ株投資、先回り投資
- IPO投資
- ETF
- 永久投資(ETF含む)
私は投資の中でFX歴が一番長いです。当時は学生だったため、より少額ではじめられることから株ではなくFXでスタートしました。
一時は大損したこともありましたが、そろそろ安定してきたかなという感じです。その過程でたくさん勉強して、投資を通じて物事の捉え方そのものに軸が出来たと思っています。
どうしてこんなことでお金がもらえるの? とか考えだすと深みにハマってしまうのですが、一つ言えることは、相場というものは、商売の基本である「安く仕入れて高く売る」の原点です。そして私たちは相場にあるものを右から左にただ流しているわけではなく、「時間」というリスクを付加価値としてつけています。諸説ありますが、私はそのように考えることにしています。
相場からお金を得るためには、世の動向のみならず、人の心理を読むことに長けていないといけません。普通に取引しようとすると絶対上手くいかない罠がたくさん仕掛けられているのです。日々、勉強あるのみと思います。
他の方が下に書いてある通りに真似しても、おそらく勝てないでしょう。経験を積み重ねて、自分に合った、自分なりの投資手法を確立しないと意味が無いと思うのです。ですが、自分用の整理の意味合いも込めて、改めて文章に起こそうと考えました。この記事を読んだ方の中でなにか一つでも発見があれば幸いです。
骨子となるルールだけを列記し、どうしてそのルールなのかという背景はかなり省きます。
目次(クリックで飛びます)
チャートのパターンは3つだけ
前置きが長くなってしまいました。実際にどのようにトレードしているか書いてみます。
私が見ているのはチャートの形と値動きだけです。最近は一方通行相場の押し目買い、戻り売りしか狙っていないです。
大前提
このMT4がないと何も見えません(自分で調べればいいだけ)。
出来高が多くなればなるほど教科書通りの動きをするようになります。そして出来高が大きくなるポイントは決まっています。
- 直近高値安値
- 前日高値安値
- ピボット、フィボナッチ
- 00、50の節目の数字
- 移動平均(EMA):10、20、75日の移動平均にしています。
これらが複数以上、複数の時間軸で重なるポイントは大きな抵抗帯です。そこを抜ければ次の抵抗帯まで一直線。なお確認する時間軸は1,5,15,1H,4H,1Dです。
つまり、逆に考えれば価格はこの抵抗帯を目指して進むとも言えるわけです。トレンドがあると半端な位置では止まらないので、小さな抵抗を受けつつ大きな抵抗帯まで辿り着きます。半端な位置にヒゲをつけていたら、そこを食って超えることがほとんどです(直近の高値安値で損切りが入るため、巻き込んでぶち抜かれる)。
この抵抗帯が曖昧だったりイマイチ弱そうだったらトレード自体を見送ります。明日明後日にちゃんとした抵抗帯が出来ることを期待したほうがいいですからね。
1,押し目買い、戻り売り
方向感が正しいかどうかの勝負です。勝率8割超えます。
トレンドで一時反発したタイミングで入ります。一瞬ヒゲつけて強い反発を見せることも多く、そこに耐えられそうな位置に損切りポイントをおいて、再度トレンドを形成していくのを待ちます。一方通行相場と勝手に呼んでいる以下の様なパターン(半端な位置にある直近安値高値をどんどん更新していく)を見つけた日にはテンション上がります。
※下の参考はまだ一方通行とは言えないチャートですが……。
リスクリワードが割に合うポイントまでひたすら待ちます。待ちすぎた結果入れないことの方が多いくらいです。方向感がなんとなく読めているのに勿体無い気もするのですが、ナンピン前提でやれるほど上手じゃないので仕方ないですね。
あと期待値で考えろみたいによく言いますが、勝率もそれなりに重視しています。メンタル的な意味です。
2,強力なブレイクに追従
値動きの勢いを読みきれるかどうかの勝負で、勝率は7割くらい。大口同士のせめぎ合いで、結果が確定してからコバンザメみたいにおこぼれに預かりましょうという投機ですね。
値動き以外にも時間軸ごとの表示やEMA、ピボットで抵抗帯を探ったりと、色々見ている点も多いですが、チャート上はこんな感じです。
何回も見ていると違いが分かると思います。それにプラスしてチャートの上値(下値)が押し上げて(押し下げて)支えれれていると突き抜けやすいです。次の抵抗帯まで止まらないので、早く利確したい気持ちを抑えてしっかりポイント付近まで待ちます。
とにかく大きな抵抗の突破が条件で、半端なブレイクでは絶対追従してはいけないですね。正直、負けのほとんどはこれです。方向感がない状態なので、すぐに戻ってきたり安定しない動き方をします。
ちなみに「1,押し目買い、戻り売り」と同じでドテンしたほうがいいのは分かっていますが苦手なのでやりません。
3,頭打ちして反発する勢いに追従
「2,強力なブレイクに追従」で値動きが物足りないと落ちてきます。あるいはトレンド転換のサインでもあります。
落ちる勢いがすごいので見ていると分かりますが、しばらく溜めて溜めて上がり切らずに落ちるということが多いので、我慢が必要です。
大きな抵抗帯で反発し、かつ乖離が大きい(それまで一気に行っていたのに抵抗帯でぶつかった)と、追従しても間に合います。あと1回目の挑戦は大体反発します(感覚的には4回も挑戦していると大体抜けます)。
追従出来るくらい反発する幅に余裕がないときは見送ります(上の図は5分足ですが、青線の75EMAくらいまでよく落ちてきます)。
売買のルール
投資全て同じなので、かなり被るところも多いです。
出口を見てから入り口を決める(シナリオを持つ)
見ての通り、どの方法も全く必勝ではありません。勝ったり負けたりしながらちょっとずつ利益を残していきます。
なので、なにがどうなったら手仕舞い(利確、損切り)のルールは入る前に必ず決めます。
利確:上に書いた通り。利確位置が先にあって、そこにリスクリワードが釣り合うエントリーポイントで入るというイメージです。
損切り:シナリオが曲がった瞬間に切ることを徹底します。私の場合、チャートの形が思ったような形になっているかどうかで見ます。
時間の意識
手仕舞いのルールに時間は確実に入れるべきです。スキャなら問題ないですが、1の押し目買い戻り売りは時間制限をかけます。具体的には16:00~22:00をひとつのボックスと見て、その中でトレードします。トレンドが変わる可能性が高いからです。
※サラリーマンゆえに東京時間は見れません……。上にあるチャート画像の青と紫のボックスは、ロンドン時間とニューヨーク時間を示しています。
ポジションサイジング
以前書いていました。こちらをご参照ください。とにかく生き残ることを第一に考えて、そのあとで利益を積み上げていきましょう。
その他
定期的に見直す
記録をつけて取引を見直す癖をつけます。
そもそも、上で書いたようなやり方をずっとやっているのは、統計的な優位性があると考えているからです。全く同じ相場は訪れてくれませんが、過去の似たようなチャートをひたすら検証して、上手くいくパターンが多いことを根拠にしているのです。この優位性がないと怖くて投資なんてとてもできません。
しかし、悲しいことに過去は未来を保証してくれるわけではありません。ブレイク系のルールは12年頃のドル円全然動かない相場では完全な役立たずでしたが、最近はかなり有効に見えます。
また、ファンダメンタルズなんて久しく聞いてない言葉ですが、最近円高傾向強いな~くらいは情報として入れておきます。
その日のイベントを把握する
指標発表等のイベントが入ると教科書通りの動きからはずれ、指標結果に従って方向感が決まることになります。やりにくくてかなわないので、私は捨てます。具体的には、例えば第一週金曜は雇用統計の発表があるので取引しません。
イベント発生時刻はすべてこちらで確認出来ます。S以上は要注意、AAくらいから見ておいたほうがいいです。
22時30分(サマータイムは21時30分)は米国の指標がよく発表されるので、前後の時間から思惑を持った値動きになります。なので、私の取引は16~22時です。
連敗したらその日はやめる
毎日連戦連勝とはいきません。別に明日も明後日もトレードが出来るので、無理して合わない日に居座る必要はないです。悔しい思いは抑えて淡々と諦めるようにしています。勝ったり負けたりするのですから、いちいち落ち込む必要もありません。
投資の格言は理解した上で逸脱するのならアリ
大体の格言は本質を突いていると思うのですが、いくつか定石と違うルールもあります。
「損小利大」:見ての通り、1:1交換です。行動経済学的に1の損失に釣り合う利益は2と言われ、それを1:1に持って行っているのだから十分だと思います。
「卵を一つのカゴに盛るな」:FXでは流動性が確保されており、値動きも株より限定的です。さらにデイトレ、スキャなら損失額も限定的になります。ポジションサイジングを正しく実践している限りにおいて、全力集中投資します。
いくらでも書くことが出てきてまとまりがなくなるので、ここで切ります。細かなルールやルールに該当するけど怪しいから手を引くパターンも結構多いので、何回かに分けて書きたいですね。