日本に5%も存在しない投資家の中の、さらにマイナージャンルである米国株。
でも、これから伸びそうな傾向はちらほらと見えています。今回はそんなお話です。
さくっと3つのポイントで見ていきましょう。
- 日本語で書いてあるから
- 最近好景気だから
- 米国株投資の良さが浸透してきたから
目次(クリックで飛びます)
日本語で書いてあるから
当たり前ですが、米国株関係のサイトは公式サイト、大手サイトとも基本的に英語です。
Webサイト運営はゼロサムゲームです。特定キーワードで上位表示出来るのはわずか10件で、多くは最初の3件くらいまでしかクリックされません。
サイトの信頼度、集客力が高い公式サイト、大手サイトは強敵です。最近のアップデートで公式サイトがちゃんと上位表示されるようになったので、大抵の情報であればそこを見て満足してしまうのです。
しかし、このサイトがこぞって英語だったら話は別です。日本人にとって英語は非常にとっつきにくいものですから。
日本語で読めるというのは私にとってもありがたくて、米国株ブログを読む大きな理由になります。
語学の壁は悪い話ばかりではなく、時に参入障壁になってくれるということですね。
ローカルな仕事
今後数十年でグローバル競争をせず残る仕事という予測があって、日本語を使う仕事(記者、編集、出版など)はその筆頭です。日本語を使うという点において、日本人に一日の長がありますからね。
同様に営業やシステムのPM(対人のネゴシエーション)、マーケティング(日本人の好み)なんかも挙げられます。
世界を相手にすると70億人が潜在的なライバルになりますが、日本市場だけを相手するなら1億人ちょっとで済みます。代わりに収益機会も限られてきますが、日本の人口は世界10位なので市場としては十分でしょう。
翻訳ブログは人気ジャンル
現地の生活風景や情報が日本語で読めるということで翻訳ブログには価値がありますし、実際人気ジャンルだと思います。
一時(今も?)海外の反応ってブログが流行りました。外国語の掲示板やSNSなんかを翻訳して持ってくるやつで、外国人の評価を異様に気にする日本人にヒットしたんです。
海外チームでプレイしているサッカー選手が点を取ったらみんな褒めまくってるやつとか。これは現地の肥えたファンの目から見てどう評価されているのか知りたいという需要もありますけどね。
とはいえ、「日本株 海外の反応」みたいなやつ作っても人は来ないでしょう。海外の4ちゃんねるで話題になることがあるのかどうか。というか外国人で日本株に投資してる人のお説教、もうその時点で参考にならなさそう。笑
グーグル先生の自動翻訳が完成したら
自然言語処理は研究がどんどん進んでいて、19年には完全なリアルタイム翻訳が完成する予定になっています。
そうしたらグーグルアップデートされるんでしょうか。自動翻訳して読めるなら、別にキーワードで検索されるのは日本語のページに限る必要はないですよね。
日本語で検索しても世界中の言語で書かれたサイト、ブログがごちゃ混ぜでトップ10表示されて、外国のページをクリックしたらリアルタイム翻訳されて、あたかも日本人のブログを読んでいるような感覚で情報収集出来る、みたいな。
ローカルな日本市場からグローバル市場に出ることになったら、結構厳しくなるかもしれませんね。まあでも、この状況でキーワード上位を取れるなら広告収入は桁一つ大きくなるでしょう。
最近好景気だから
景気が良いから株価が上がる
↓
ニュースや雑誌で「今買え」煽りが連発する
↓
投資をはじめようとする初心者が増える
↓
どっかから米国株が良いらしいと聞いて調べはじめる
↓
米国株投資は体系だったサイトがないのでブログにたどり着く
これ。
なんだかんだ皆さん、不景気より好景気のほうが投資ブログを覗きに来ますよ。当たり前ですね。
ただ、米国市場のサイクルは10年説が最有力らしいので、近い将来不景気になるかもしれません。そうすれば一時的にアクセスは落ちるかも。
株価が下がって大損こいたら(特に成功している)投資ブログなんか妬ましいだけで見たくならないでしょうし、塩漬け株の含み損は見たくないから株情報のチェックもやめますからね。うーん。
しかしながら、不景気時には「FXで有り金全部飛ばしたブログ」でも書いたほうがいいかというと、そうは思いません。理由は次に書きます。
米国株投資の良さが浸透してきたから
好景気も理由の一つにありますが、最近参入する人が増えてきました。私がブログをはじめた16年あたりから急激に増えだした感じでしょうか。
米国株の投資環境が整備されてきた
一番大きいのは米国株へ投資する環境が整備されてきたことです。
日本株と比較して割高だった手数料がこのところ下がってきて、投資の敷居が低くなりましたね。
これは米国株を日本に普及させようと頑張ってきた先輩方や、早くからサービスを利用して改善要望を挙げていった先輩方のおかげでもあります。
私が米国株投資をはじめたのは13年のことですが、その時点でだいぶ使いやすいサービスだったように思います。
米国株自体の優位性
インターネットを通じて情報が簡単に収集出来ますので、米国株が日本株をアウトパフォームしてきた事実はすぐに知ることが出来ます。
虎の子の財産を運用するわけですから、当然少しでも良いところに投資したいものです。であれば、米国株というのは多少の手間を跳ね除けて有力な選択肢になります。
思うんですが、最近再び良いものが売れる時代になってきたように感じるんですよ。
- 技術優位の時代:いいもの作ったら売れた時代。戦後復興期の日本とか。何故かと言うと技術がコモディティ化していなくて誰でも作れなかったから。
- 低価格優位の時代:大量生産大量消費、先進国と新興国が中心と周辺の役割を果たし、価格競争が主眼になった頃。
- マーケティングの時代:低価格路線の疲弊と新興国台頭によって、大手はとくにブランド価値や広告マーケティングに注力。
- そして再び良いものが売れる時代:口コミ等を通じて消費者同士のやり取りで、良いものがしっかり発掘され、評価される時代。ビッグデータを通じた販売予測、能力評価によって有能な技能者へ還元。
良いものが正しく評価されるなら米国株投資がもっと流行ってもおかしくありません。
楽天でVTI買い付けファンドが出たりと米国株への手軽な投資手段も増えていて、もっと身近になってきました。
これから検索ボリュームも増えていくでしょう。
良い情報を発信するブログの優位性
同じ話がブログ自体にも言えると思います。
良い記事を発信しているブログが選好され、そうでないブログは淘汰されていくものです。
- 情報自体の価値(読者の役に立つことが書いてある)
- 発言に説得力がある(どんな人が言っているのか)
- 冒頭でしっかり掴む(現代人は忙しい)
特に投資ブログは個人ブランディングの重要性が高いと思います。
読者のかたは自分の大切な資産を運用するために情報を欲しているわけで、誰とも分からない人が発信した情報を信じ込んだりしません。
その点、ブログは信頼度で言えば正直低いです。
金融のプロによる解説記事、編集が間違いをチェックしている出版、そして常に正しい最新情報を展開する公式サイト。これらには勝てません。
ただし、ブログ読者はこれらと違った信頼度の基準で仕分けしています。少なくとも私はそうですね。分かりやすい、読みやすい、自身に近い人の経験が聞ける、面白い解釈を知ることが出来る、そういったメリットがあるからブログを読みます。
それが個人ブランディングであり、投資ブログの優位性になるのでしょうね。
結局は日々良い記事を書いて、信頼を地道に積み上げていくことが一番だと思います。
ということで、これからも頑張って記事書いていきますので、宜しくお願いします(*´∀`*)
当ブログで米国株記事は1/4程度なので、米国株ブログと言えるのかは若干微妙なところがありますけどね。