高配当株はもちろんですが、株主優待もいいですね。
日本株の1/4が優待を設定していますが、今回は直近7月の優待株の中からおすすめを3つ選んでみました。
動画版
前置き(優待株の選定基準)
優待株はどんな基準で選べばいいでしょうか。もちろんリターンが大事なのですが、私はざっくりこの4点を見ています。
- なるべく3%以上の配当+優待利回り
- ビジネスの継続性安定性重視
- 自社株優待優先
- ちゃんと使えそうな優待
リターンで言えば、目安は利回り3%くらい。市場平均の分配金はだいたい2%前後になるので、それよりは大きくなっていてほしいところです。
まあ厳密に言えば配当や優待は預金の引き出しと同じようなもので、リターンではないです。投資家に還元したぶん、価値が減っているわけですから。
投資家還元で減った価値を取り戻している(=リターンの源泉)のは本業の成長になります。事業の安定性が重要なのはこの理由からです。
ちなみに、優待は再投資出来ないため、単純なリターンで市場平均を上回るかは微妙なところです。
それでも優待が株価を下支えしてくれる効果が期待出来ますし、なにより持っていて楽しい、嬉しいというのが優待株の一番のメリットです。
そんな観点で優待株を探していきたいと思います。
おすすめ優待株(7月)
直近7月が権利確定月となっている優待株を見ていきたいと思います。
長期株主優遇など、購入してすぐ優待がもらえないものもあるのでご注意ください。
ティーライフ(3172)
健康茶や化粧品などのカタログ・Web通販を主力にした小売業。
- 権利確定月:7月
- 必要投資額(最低単位):150,000円
- 優待内容:自社商品の買物に利用可の1,000円券~
- 優待利回り:0.66%
- 配当利回り:2.92%
- 配当+優待利回り:3.58%
20年度は増収増益でした。配当性向は30%くらいで余力がありそう。
チャートを見ると1500のラインは結構硬そうでしたが下値を切り上げて持ち上がっていますね。
今年も上方修正があるか微妙ですが、決算と優待の権利確定のタイミング次第で上がるかもしれません。
Casa(7196)
家賃債務保証という業務がメイン。
- 権利確定月:7月
- 必要投資額(最低単位):100,000円
- 優待内容:買い物券・プリペイドカード(1,000円~)
- 優待利回り:1.02%
- 配当利回り:3.05%
- 配当+優待利回り:4.07%
利益率は10%超、直近決算でも利益は少し落ちましたが、売上は伸びています。金融業で優待もQUOカードなので安定性は十分とは言えませんが、そのぶん利回りは高めです。
ニュースを見るといろいろあったみたいですが、コロナ復帰してからが本番のビジネスだと思うので、割安のうちに見ておきたい感じかなと。
ダイドーグループホールディングス(2590)
自販機で「DyDo」マークで有名なダイドーグループ。前はダイドードリンコでしたが社名変更したみたいです。
- 権利確定月:1月・7月
- 必要投資額(最低単位):500,000円
- 優待内容:株主優待品 6,000円相当など
- 優待利回り:1.2%
- 配当利回り:1.2%
- 配当+優待利回り:2.4%
1月の優待は株主期間6か月、7月の優待は株主期間5年以上が必要となります。
以前分析記事を書いています。利食い云々は無視していいです笑
最低でも50万円以上必要とハードル高いですが、自販機ビジネスは成熟市場で安定性が高いため、長期投資向けの銘柄だと思います。財務も割と安定しています。
意外と08年~09年の不景気にキャッシュがない状況だったことは覚えておいていいのかも。
動画再掲
関連記事です。
有名な優待株の一つ、ヤマダ電機(9831)の分析記事。
配当と自社株買いについての分析記事。
日本の高配当株一覧。
ではでは。