どこまで知ればいいのか?

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最近は米国株の個別銘柄記事を連発していて、大体5000字を超えるくらいの分量になっています。アニュアルレポートやら最新決算やらを一通りざっくり目を通していますので、一記事に4~5時間程度はかかっていると思います。

この分量は結構多めかなとは思うものの、私としては分量にこだわりはありません。投資前にもう一度見返しておく、新しい決算が出たらチェックする、気になるニュースを調べたり、ニュースに反応出来るようになる、くらいにしています。

今、ほぼ折り返しと思っている25株を分析して、休憩がてらコラムを書きます。

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知識の探求者にはならない

私はこれでも知識の探求者は卒業したつもりです。

結局のところ、私達投資家の目的は経営について評論をすることではなく、投資してお金を稼ぐことです。ある会社に対する知識理解は、そのための道具でしかありません。

しかしながら、投資家というのは勉強が大好きで、いつしか知識を得ること自体が楽しくなり、度々脱線して勉強をはじめてしまう「知りたい病」に必ずかかります。昔の私もそうでした。

私の場合はFXをはじめて1年くらい経った頃にその病にかかりました。絶対に勝てる手法を探すという、所謂「聖杯探し」の旅に出ました。どれとどれのインジケータの組み合わせがいいとか、パラメータはどれがいいとか、MT4のプログラミング(コピペ)を勉強してバックテストして、日替わりで試していくことが好きでした。

そのうち今度は行動経済学に代表されるプロスペクト理論やら、物理経済学のようなカオス理論、フラクタルなんかを学び、社会学を学び、過去のバブルやら貨幣やらの歴史を学び、経済学をもう一度勉強し直し、ついでに他の教養もたくさん勉強しました。もちろん投資本も数百冊以上読んで勉強ばっかりしていた時期がありました。

しかし、いざ自分が投資をしようとしても、上手く出来ないのです。損が膨らむのが嫌でダラダラ落ちていくのを見てる、利益が出ているのに減るのが怖くてすぐ利確する。実にもどかしいものでしたね。

で、ようやく分かったのですが、知識とはそういうものなのです。多すぎても上手くいかないし、足りなくても上手くいかないものです。

加えて、やはり知識と実践は違います。知識をお金に変えるには、自分の身体を通さないといけませんので、慣れもあれば相性もあります。

一方で、私は「実践から学んだことが全てだ」という意見は好きではありません。

「賢者は歴史に学び愚者は経験に学ぶ」というビスマルクの言葉がありますが、駆け出しの自分が得られる経験値はたかが知れていて、そんな狭い世界の経験だけで知った気になっていたら、それこそ危険ですよね。バランスです。

結局のところ、全てを知ることは出来ないのだ

さてさて、話の着地点が見えなくなってきました(笑)

えーとですね、要するに、私としては記事にしている分量は、投資を検討する上で必要な最低限の知識ということです。株価的に最近ちょっと手が出しにくい水準で、結果的に記事更新ばかりになっていますが、自分の手法の一貫性は取れていると信じています。

良くも悪くも予想外のことは起きるものですし、百発百中はありえないでしょう。それでも見えている落とし穴に引っかかる必要はないと思います。なるべく市場に資金を置いて予想外の利益にも確率的に期待しつつ、百打ったら十当たるくらいの精度は目指したい、そんな感じです。

例えば直前に書いたマクドナルドの記事、知りたいことは以下のようにいくらでもあります。ただ、じゃあそれら全部勉強すれば間違えないのかと言うと、そんなわけないですね。自分の勤めている企業の未来すら分からないというのに、IR見ただけでどこまで分かるかというと、難しいものがあります。

  • マクドナルドの品質(味)についての評判
  • 海外(特に中国)での評判
  • 消費者の外食事情についてレポートはないか? 途上国と先進国の違いは?
  • 健康志向とは実際のところどうなのか? データがあるか?
  • 従業員のデータ…………etc

投資する前にいくつかは調べそうな気もしますが、その時には「投資したい」という思いがバイアスになって、悪い情報は見えにくくなっていることでしょうね(笑)

投資シナリオ

ということで、会社の全体像を把握して、将来も続くビジネスかどうか(長期投資)、あるいは注目を集めるテーマかどうか(テーマ株投資)などなど、投資戦略に合わせて投資シナリオ(入り口と出口)を立てる材料を集めています。

知識は大切です。知識なくして投資で成功はあり得ないと断言してもいいです。しかし過信すると裏切られます。いつだってリセッションは「想定外の事態」ですからね。

見えない落とし穴に注意しながら歩くのは大変難しいことです。しかし、原因(ブラック・スワン)は分からずとも、その結果は株価の推移として現れてきます。失敗はリスクを取る資金管理の仕組みとして回避出来るはずです。


儲け方について話しているのに気付けばリスク回避のネタになってますねw

私にとって知識は収益機会拡大のためというよりも、リスク回避のためなんでしょう(最近長期投資向け銘柄ばかり記事にしているからかも)。とにかく生き残ることを第一に置いた投資戦略のため、大儲けのチャンスを散々逃して来ましたが、代わりに大損も経験したことがありません。

これからもこんな風に投資記事を出していけたらいいなと思っています。

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