今日は保険の話。
人生における高い支出項目の一つではありますが、保険については「なんとなく安心だから」という理由だけで入っている人も多いのでは。
私もちゃんと調べたことなかった気がしたので、実際に必要になる保険はどれになるかまとめてみました。
払いすぎているなと感じる人は、この機会に見直しをしてみましょう。
結論:火災保険と自動車保険が必要
結論としては、万人に必要なのは火災保険と自動車保険かなと思います。
現状の保険制度が維持されている限り、とりあえずこの二つをネット保険で契約すれば十分です。
なお自分の死後に残すお金や節税等の観点で活用する保険、資産運用商品としての保険商品は今回の検討から除くこととします。
あくまで保険本来の目的である、「突然の災害・病気等における損害を補償する」という用途での必要性ですね。
公的保険が強い日本
なぜこんな結論になるかというと、日本は公的保険が充実しまくっているから。
国民皆保険制度によって思っている以上に様々な社会保障が整備されているので、万が一の事態に対応できないことがそもそも少ないのです。
健康保険によって医療費は3割負担(人によっては1割や2割)になりますし、高額療養費制度によって高い医療費を払ってもある程度返ってきます。
扶養家族に対して遺族年金という保障もありますし、よく調べてみると公的保険で備えは十分だったりするのです。
保険が不要と言われるその他の理由
公的保険の充実はよく言われてますが、保険が不要と言われるのは他にも以下のような理由があります。
- 保険金が下りないことがある:例えばがん保険は生活習慣病で保険金が出てこないですし、あとは親が病気になっても親が入っている保険が分からないケースもあります。保険会社はなるべくお金を払いたくないのです。
- 貯めるor投資して備えればよい:当ブログに来ているということは、投資に興味ある人も多いはず。もしもの備えとしてまとまったお金があれば保険に入る必要はないのです。
あとは理由ではないけど、どうやって保険会社が運営しているか考えてみればわかります。大手保険会社だと、保険金のうち50%近くは保険会社の運営費に充てられます。
自動車保険について
加入必須の保険その一。
自動車保険とは
そもそも車の保険は二種類あって、車を運転するなら絶対入らないといけない自賠責保険と、それ以外に任意で加入できる任意保険(自動車保険)があります。
自賠責保険は自動車事故を起こしたときに対人のみ最大3000万までの補償をするというもので、実は補償範囲が狭いです。
保険の目的は万が一の事態・突然の損害に対して備えること。
自動車事故で相手に損害を与えた場合、下手すると全財産が吹き飛ぶリスクがあります。
人生においてコントロールできないリスクに対しては、保険をかけておく価値がありますよね。
対人対物が重要
自動車保険の契約範囲は、対人対物の無制限があれば大丈夫です。
価格は等級次第で全然違うので何とも言えませんが、ネット保険の最安でいいとと思います。他に価格下げられる可能性があるとしたら、対象者を運転手のみとするか等の条件見直しですかね。
一方で車両保険(自分に対する保険)はコスパ悪いです。そもそも車は新車でも200万弱で購入できるうえに、年数経過で価格はどんどん下がっていきますからね。
また火災保険と異なり自動車保険は使うと等級が下がって保険料が上がる(使わない方が得することがある)という性質があります。
あくまで万が一の備えとして対人対物だけ見ておけばいいでしょう。
そもそも車に乗るかどうかという話
自動車事故のリスクを考えると、そもそも車に乗らないという選択肢が優勢になります。
加害者リスクに加えて、車は維持費も高いです。
とはいえ、車が必要な事情があることも分かります。なにせ私も今は車を持ってますからね。
田舎暮らしの移動問題、家族看護、昨今のコロナ情勢や災害時緊急時の移動手段…車があるメリットも確かにあります。
とにかく車に乗るなら自動車保険はかけておきましょう。
関連記事です。
自動車の価格はここ20年で変わってないみたいです。
田舎に住むと車は必要と言われていますね。トータルコストは考えてみたほうがいいかもしれません。
ではでは。