下の記事でみずほのチャート分析をしたので、同じく高利回りランキングで上に位置しているゆうちょ銀行の分析をやってみましょう。投資戦略は基本的に同じ理屈になりますので、合わせてご覧ください。
あとはチャート分析してる時に見ている情報はこちらです。
まあ上場したばっかりでデータが弱いんですけどね、ゆうちょ銀行。投資に絶対はありませんが、とりあえずここが潰れるようなら日本オシマイなので、他の高利回り案件と比較しても安全性は高いと思います。
とはいえ、減配、無配リスクについては読めないので配当再投資の適正は高くないように思います(まあでもよく考えたら国策企業なんだから当面は配当性向50%の方針守るのかな)。
ゆうちょ銀行(7182)過去の最高値、最安値
- 最高値:1,823円(2015年11月)
- 最安値:1,102円(2016年2月)
上場した翌月が最も上がったんですが、16年明けからの連続暴落+2月のマイナス金利政策発表のダブルパンチで一気に落ちました。
当時1102円(およそ1100円)は一発目なので何かチャート的な意味はないですが、二回底を作っているので下限はそれなりの硬さがあります。
あとはIPO公募価格の1450円、初値の1680円も意識される数字だと思っています。
ゆうちょ銀行(7182)今後の値動き予測
6か月チャート
きれいなエリオット波動。レンジで溜まってたパワーが上に抜けた格好で、1483を頂点に折り返しています。
うーん、リスクリワードが大きくなりやすい押し目のポイントはちょうど今のところです。買いたい株ならこの形で購入することはあります。
と言っても、1450の公募価格は意識されているはずなので、そこを上限とした形では利益幅は小さいです。それに短期EMAに頭叩いて落ちるなら1300割るラインまで落ちるようにも見えます。
1か月チャート
直近1か月は下降一直線のトレンド。こういうジリジリと安値更新して下げていく(上げていく)パターンは中々途中で止まらないので、FXのデイトレなんかだと乗っかることが多い形です。
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上のほうの売りが強そうです。
ゆうちょ銀行(7182)の投資戦略
配当と企業存続性は高く、事業としてあまり成長が期待出来ないためキャピタルゲインが狙えない銘柄になります。当面は配当出そうなので安いところで買えれば銀行預金よりはずっと割のいい投資先にはなりそう。
購入するのであればリスクリワードが最大化されるポイントでしかあり得ないかなと思います。直近はともすると押し目にも見えますが、ここで買ったところで利益幅はたかが知れているというのが痛いところ。配当狙いなら長く持ちますので、焦って買う局面じゃないですね。
- 最高値:1,823円(2015年11月)
- 最安値:1,102円(2016年2月)
- IPO公募価格:1,450円
- 初値:1,680円
回答
購入するのであれば、1100円付近まで待って購入、1450手前で利確、1000割ったら損切りで良いかな。無理して半端な位置で刺しておきたいほどの銘柄ではないので、落ちてこなかったらスルーすることも大切かと思いますね。