【株主優待】8月権利確定のおすすめ優待株4選【高配当株も】

高配当株、優待株

前回の7月に続いて、8月の優待株を見ていきたいと思います。

前置きの部分は再掲です。

動画

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前置き(優待株の選定基準)

優待株はどんな基準で選べばいいでしょうか。もちろんリターンが大事なのですが、私はざっくりこの4点を見ています。

  • なるべく3%以上の配当+優待利回り
  • ビジネスの継続性安定性重視
  • 自社株優待優先
  • ちゃんと使えそうな優待

リターンで言えば、目安は利回り3%くらい。市場平均の分配金はだいたい2%前後になるので、それよりは大きくなっていてほしいところです。

(出典:JPモルガン)

まあ厳密に言えば配当や優待は預金の引き出しと同じようなもので、リターンではないです。投資家に還元したぶん、価値が減っているわけですから。

投資家還元で減った価値を取り戻している(=リターンの源泉)のは本業の成長になります。事業の安定性が重要なのはこの理由からです。

ちなみに、優待は再投資出来ないため、単純なリターンで市場平均を上回るかは微妙なところです。

ジェレミー・シーゲル「株式投資の未来」を読む

それでも優待が株価を下支えしてくれる効果が期待出来ますし、なにより持っていて楽しい、嬉しいというのが優待株の一番のメリットです。

そんな観点で優待株を探していきたいと思います。

おすすめ優待株(8月)

直近8月が権利確定月となっている優待株を見ていきたいと思います。

長期株主優遇など、購入してすぐ優待がもらえないものもあるのでご注意ください。

ビックカメラ(3048)

家電量販店大手。ヤマダ電機と対照的に、都市集中型の出店形態をとっています。

  • 権利確定月:2月、8月
  • 必要投資額(最低単位):112,000円
  • 優待内容:自社商品の買物に利用可の1,000円券~
  • 優待利回り:2.66%
  • 配当利回り:1.33%
  • 配当+優待利回り:3.99%

ちょっと前に記事を書いているので、詳しい分析が見たい人はこちらからどうぞ。

【優待株】ビックカメラ(3048)の銘柄分析

そもそも家電量販店は過当競争でだったところに、コロナ影響で客足が遠のいたことも東京中心に店を構えるビックカメラには大打撃です(特にインバウンド需要が消えたのがつらい)

ただ直近の業績は戻ってきてますし、過去特に悪かった12年の営業利益40億円でも優待は続けていたことなどから仕込み時としては悪くないのではないかなと思います。

吉野家ホールディングス(9861)

外食大手グループ。吉野家の他にはなまるうどんなど有名チェーン店を多数抱えています。

  • 権利確定月:2月、8月
  • 必要投資額(最低単位):205,000円
  • 優待内容:株主優待食事券(3,000円相当~)~
  • 優待利回り:2.93%
  • 配当利回り:0.24%
  • 配当+優待利回り:3.17%

こっちも昔記事を書いていました。意外と日本株の記事書いてますね私。4年前ですが、事業自体はさして変わっていないので共通するポイントも多いかなと。

【優待株】吉野家ホールディングス(9861)のファンダメンタル、チャート分析

牛丼チェーンの大手吉野家はもちろん、はなまるうどんなどの傘下の企業でも使える優待券がもらえます。

外食産業なので常時薄利で、みんなのお財布加減によって業績変動するので市場の影響もかなり受けやすいです。

実際21年2月決算では営業赤字転落し売上も大きく凹みましたが、テイクアウト需要増などもあり、次年度予想では売上は落ちるものの黒字転換できる見通しとなっています。

自社グループ製品の優待は廃止されにくく、利回りも悪くないので普段使っている人なら損はしないんじゃないかと思います。

イオン(8267)

優待と言ったらこれ、という感じがあります。

  • 権利確定月:2月、8月
  • 必要投資額(最低単位):295,000円
  • 優待内容:イオンオーナーズカード(2枚)~
  • 優待利回り:-
  • 配当利回り:1.22%
  • 配当+優待利回り:1.22%

イオンオーナーズカードは半期100万円までの買上金額に対し3~7%のキャッシュバックや、20・30日のお客様感謝デーでの5%オフなどの特典があります。

使えば使うほど得をするので、利回りは数値以上の効果があります。

昨年度は一時赤字を計上したクオーターもありましたが、直近は主力のGMS(総合スーパー)事業の業績が大きく回復していて、利益率は過去最高を更新。

株価も右肩上がりで好調な様子が伺えますね。

出前館(2484)

社名にもなっている出前の仲介サイト出前館を運営している会社。お世話になっている人も多いのではないかと。

  • 権利確定月:2月、8月
  • 必要投資額(最低単位):135,000円
  • 優待内容:優待割引券(3,000円相当~)~
  • 優待利回り:5.17%
  • 配当利回り:0%
  • 配当+優待利回り:5.17%

コロナ影響でかなりの需要があるはずですが、いかんせん業績が悪いです。

直近決算を見ると、売上高は184億円と前期比2.7倍で急拡大しているものの、営業損失も前年より拡大していて129億円の赤字です。

国内のデリバリーサービスとしてはUberEatsと2強なので、向こうも赤字ですがウォッチリストに入れておいても損はないかなと思います。

利回りは高めですが財務的に結構厳しそうなので、ちょい保留くらいの評価としたいです。

なおドコモやLINE、楽天のデリバリーサービスもありますが、このあたりは大手資本があるので構造的に収益が厳しくてもお金のゆとりがあります。

動画再掲

 

7月のおすすめ優待株の記事。

【株主優待】7月権利確定のおすすめ優待株3選【高配当株も】

ではでは。

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