生活費全般の相場観を見て、人生における高い買い物を見たとなれば、次はちょっとだけ大きな支出をチェックしていくべきでしょう。
ちょっとだけ大きいというのはつまり、一回買い替えれば数年~数十年は持つけど、買い替えにはそれなりにお金がかかる=毎月引き当てをしないと計算が狂うような支出です。
具体的には、家具や家電、車や持ち家の修繕費が該当すると思っています。
今回は前編として、家具について要不要も含めて考察していきます。
目次(クリックで飛びます)
生活に必要な家具と費用
寝具
費用はピンキリですが、ざっくりこんな感じです。
- ベッド:2~7万円
- 敷布団:1~5万円
- 枕:1~3万円
- シーツ、掛け布団など:1~2万円
寝るのに絶対必要な家具。いくらミニマリストでも寝具をケチる人はいないでしょう。
人が平均寿命まで生きるとすると一生のうち20年は寝ていると言われます。人生の長い時間を使うものには、なるべくお金かけたほうがいいと思います。
私はダニやハウスダストがダメなので、定期的に干すために敷布団を使っています。
敷布団や枕は1~2年くらいで耐久性が落ちるので、それなりの頻度で買い替えが必要になります。枕は詰め替えのパイプを持っておくとかなり安上がりで済みます。
テーブル
テーブルも用途ごとにいくつか持っているケースが多いかもしれません。
- ダイニングテーブル+チェア:7~10万円(4人掛け)
- リビングテーブル:4~10万円
- 作業テーブル:2~5万円
- 折り畳みテーブル:~1万円
私はこたつのテーブルとかも含めると結構置いてありますが、よく使うのはこの3つです。
小さい折り畳みテーブルは数千円で買えてちょっとした作業や来客対応に重宝するのでおすすめ。床に座るので座椅子か座布団と一緒にあると便利です。
マンションワンルーム等に住む場合はいくつもテーブルがあると場所を取るので、兼用で使うことも多いと思います。
テーブルは壊れない限りは10年単位で使えるので、一度買ったらそう何度も買い替えを考えるものではないでしょう。そういう意味で、何度もある出費ではないですね。
ちなみに、作業テーブル(私の場合はPCモニタを載せているテーブル)は毎日長時間使うと思うので、ちゃんと高さや幅を考えて買ったほうがよいと思います。
私は高さ幅を指定したデスクを使っています。
市販のデスクって身長170センチ(日本人の平均身長)の人向けに作られているので、合わないという人も多いはず。また、横幅も通常は100~120センチが多いと思いますが、大きめのモニタ2台置くとギリギリという点がちょっと不便だったり。
そういう人にはおすすめです。
座っているより立っていたほうが健康にいいということで、最近スタンディングデスクもちょっとほしかったりしますが笑
椅子、ソファ
椅子も用途ごとにいくつか持っているケース、あるいは兼用で使っているケースそれぞれあると思います。
- リビングソファ:5~15万円
- 作業椅子:1~10万円
- 座椅子:1~2万円
ソファも椅子もいくらでも高額になるので、ざっくり書いてます。
作業椅子については毎日座っていると5~8年くらいで故障することが多いです。ガタガタしたり沈んだりしたら替え時でしょう。
なお、椅子も寝具同様、毎日長時間使うので自分の身体にあったものを選んだほうがよいと思います。人体工学に基づいた疲れにくいデザインのものを選んだり、実際に試座してみたりすることをおすすめします。
私はこちらのDXRACERを使っています。同じ系統の商品がいくつかあると思いますが、日本向けで身長175以下の人向けモデルって、これくらいだったはず。
レザーは数年でぽろぽろ破けることが多いので、メッシュのほうが長持ちします。
最近は在宅勤務も増えていると思うので、腰痛に悩む人とかは特にちゃんとした椅子の購入をおすすめします。
収納(タンス、本棚など)
収納は物の多さや備え付け収納の有無、家の置き場によって変わってきます。
- 洋服タンス:3~15万円
- 収納:1~5万円
- 本棚:1~5万円
うちも昔のものが散乱していましたが、最近は少しずつ整理を進めているので、定期的に粗大ごみで大型のタンスや本棚を捨てています。
私はかなり本を読む人間ですが、電子書籍に移行して紙の本は捨てちゃってますね。
いらなくなって捨てるのも結構大変ですし、地震の心配もあるので、とりあえずで不用意に買わないほうがいいです。
また、一度買ったら買い替えはしないタイプの家具ですが、断捨離してからコンパクトなタンスに買い替えるのはアリだと思います。
断捨離してコンパクトな生活というのも、スッキリして気分がよくなりますよ。
照明、カーテン、絨毯等
その他に買う必要があるもの。照明は家電かな(まあいいか)
- 照明:~1万円(1部屋あたり)
- カーテン:~1万円
- 絨毯:~1万円
- 耐震グッズ:~1万円
カーテンとか絨毯は汚れが目立ってきたら買い替えが必要ではありますが、そんなに高いものではないですね。
まとめると
最低限必要なものをまとめると、全部でこのくらいになります。
- 寝具:敷布団2万+枕2万+掛け布団1万
- テーブル:作業+ダイニング用の2つで10万
- 椅子:作業椅子3万+来客用椅子3つ2万
- 収納:小さいキャビネット1万程度
- その他:照明、カーテン、絨毯等でしめて2万
一括で23万円ですね。
新婚生活実態調査2018(リクルートブライダル総研調べ)によれば、家具費用の相場が28.4万円とのことなので、一人暮らしでそこそこ良いものを買うという前提と考えればいいラインではないでしょうか。
もしこれで50年生活する費用を仮定すると、寝具が10~20回前後、椅子が5~7回前後、その他の家具も数回買い替えが発生するので、トータル100万円以上はかかるんじゃないでしょうか。
家族が増えたり部屋の数が増えると、1.5倍くらいになると思われます。
とはいえ毎日使う必需品ばかりなので、あまり価格にこだわりすぎず良いものを使うようにしていきたいですね。
関連記事です。
ゲーミングチェアはかなり前に買ったのですが、ずっと使ってます。
防災意識の高い人には、是非防災セットをおすすめします。個々に買ってそろえるのは大変なので、セットで一式そろっているのが便利です。
どこに住むかというのも重要な問題ですね。
ではでは。