AIが隠れた優良株を発掘出来るなら、成長期待よりファンダメンタルズを考えたほうがいい?

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タイムライン眺めてたら面白いエントリーがあったので、ちょっと所感など。

参考いつかAIが見つけてくれる。割安銘柄を無条件で「買っておく」投資術=街

AI(人工知能)による売買は増えており、機関投資家の中でもトレーディングシステムにAIを搭載するケースが増えているようです。

破綻したLTCM、リーマンショックのクオンツアナリストと、システムや理論を元にしたトレードはブラック・スワンを過小評価する傾向にありましたが、今度はどうでしょうかね。

また、最近ではTHEOやロボアドバイザーのような個人向けサービスも広がっています。

現状は手数料が高すぎますが、競争の中でだんだんと安くなれば、多くの人にとっては手軽な運用サービスになるでしょう。

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AIが見るもの

AIは株価を予測しない

AIが株価予測して当てるってのは起こり得ないものと和波は思っています。このへんの記事で書いたんですけど、

ビッグデータについて 統計学があればビッグデータは不要なのか
既にバズワードとしての賞味期限は切れた気がしますけどねw しかしながら、なくなったというわけではなく、むしろ重要性は増してきているよう...
昔に戻ったらどの株を買おうかな?――予測投資のタイムパラドックス
60年前に戻ったらどの株を買うべきかと聞かれたら、あれこれ考えて、やっぱりフィリップ・モリスと答えるんじゃないかという記事。 シーゲル...
  • 原因と結果が再帰性を持つ世界なので、ビッグデータで完璧な現状把握が出来ても予測につながらない(自分の行動で他が行動を変えてしまう)
  • 結果、他の機関投資家とAIを使った殴り合いがはじまる(今までと変わらない)
  • ただ一つのAIが勝者になった時は別かもしれない(出来高の51%を制御すれば100%の予測が出来る)

こんな感じで考察しています。

和波が勝手に言っているだけなので、信用するかはおまかせします。

AIの認識技術は既に人間を超える

AIは認識/推論/判断の3段階あって、現状、判断まで自立学習で向かわせるのはまだハードルが高いようです。

AIの活用と言っても、進展著しいのは認識技術です。画像認識で猫の写真を教えなくても分かったとか、音声認識で日本語と英語の自動翻訳が出来たとか。

ということで、冒頭の記事のようにAIによる「スクリーニング」は間違いなく人の手を上回ります。

なぜならAIは、状況を限定することで既に人間の認識力を上回る結果を出せるからです。

  • チャートのパターン分け:画像認識を使ったパターン分けが出来そう。ひと目だと違いが分からないような差も含めて、数千万パターンくらい一瞬で。
  • 財務諸表の読み込み:AIなら一日で上場企業全ての財務データを読み込んでリスト化出来るでしょう。同社の時系列データや同業他社の傾向から、有望な会社の割り出しは可能では。
  • 市場の声をクローリング:自然言語認識も出来るので、例えばSNSや掲示板等で拾った単語から人気銘柄を読むことが出来そう。意味あるかはおいといて。

情報を活かす方の頭にかかっていて、そこが人間だとボトルネックなのですが、当面ここは人間になりそうです。

AIの認識を出力した上で売買条件プログラムを組むとか、集まったデータを元に判断方法を人が教えることで、投資実績が上がりそうな気がしますね。

機関投資家のやり方を詳細に知っているわけではありませんが、人間(が設定した)スクリーニングに見落としがあったことは間違いないでしょう。

これまで機械的にふるい落とされていた優良株でも、AIなら発掘出来るかもしれません。

そうした銘柄への資金流入が増えていくということであれば、理論株価に対してファンダメンタルズが割安な株を買う、というグレアム式投資法は今も理に適った戦略なのかもしれませんね。


関連記事です。

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