為替は長らく110円を少し上回る域で推移してきましたが、どうも最近は円高基調で、106円台まで落ちてきました。
ということで、ちょこっとずつドルにしています。
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基本は分散
資産を守るためには基本的に分散したほうがよくて、為替も分散対象に含まれます。
- ドルを保有する(円以外の資産を保有する)ことで資産を分散する
- ドルに変えるタイミングを分散する
- 投資対象を利確するタイミングを分散する
- 将来円に戻すタイミングを分散する
特に米国株投資をするならドルを持つ必要があります。
しかし、一度にがさっとドル替えしてしまうと為替影響が大きくなってしまうので、少しずつ定期的にドル転することをオススメしています。
一応……将来円転(円に戻すこと)を考えている人が大多数だと思いますが、円安に向かう分には為替差益が発生します。
困るのはドルを持っていて円高に向かう場面で、為替差損が生じるので困りものです。このリスクをヘッジするために購入タイミングも分散したいのです。
為替相場の見通し
和波はFXをやっていますが、これからの為替相場がどうなるかなんてもちろん分かりません。
が、以下の記事でかなり詳しく研究して、幅としては広く60~150円、自分の平均的にはだいたい100~110円程度になればいいかなと思っています。
記事を読んでもらえばと思いますが、円高、円安どちらにも振れるファクターがあります。
- 金利を見ると円安ドル高
- 業績やGDPで見ると円安ドル高
- 貿易の実需を見ると円高ドル安
- 長期リセッションには円高ドル安
- 購買力平価説に基づくとやや円高ドル安
- 政治的要因は不明
個人的にはやや円安優位の目線でいますが、円高に振れても全くおかしくないでしょう。こういうのは悪い方で想定しておくほうが良いです。
そのため、和波は為替変動の上限下限を60~150円に取り、中央値近い100~110円より大きく外れないようなドル転を心がけています。
最悪60円まで下がるなら、平均値も80~90円くらいに落ちてそうですね。
まあそりゃあ30%近い減少は痛手ですが、冒頭に書いたように利確も分散することで影響を押さえることが出来そうです。
ひとまずの方針としては、いつでも米国株を買い向かうことが出来るくらいには、下がったら買って下がったら買ってを繰り返しておくと良いのではないかと。
株を買うこと自体がメリット
ちなみに最後にチラっと書いてますが、円高の可能性を上げそうな購買力平価説に対して、株を買うことで為替ヘッジに繋がるという点に注目です。
購買力平価説に従うなら、インフレ発生は他国とインフレ差を生み通貨安を引き起こします(つまり価値が毀損します)。
が、株もインフレで上昇するので、株を買うこと自体が為替ヘッジになっているということですね。
ドル転のハードルを感じる人も、つみたてNISA等でも採用されている、円で購入出来る海外株の投資信託などを検討してみてください。
集中投資は資金効率を上げ資産を増やしに行く際には効果的です。しかし、その分リスクも高くなります。
万人にオススメ出来る方法ではありません。
基本的には様々なリスクに対処出来るような分散運用を心がけましょう。