宇宙ビジネスの将来性、宇宙銘柄の考察記事はそれぞれ以下のリンクからどうぞ。かなーり詳しく書いたつもり。
私がこの記事を書いた頃は類似記事もあまりなかったので、最近また注目度が上がっているように思います。
個別テーマの買い増しは楽しい
で、タイトルの通りちょいちょい買い増ししています。これがもしテーマとして吹き上がるとしたら、たぶん2~3年後くらいかな。
ビッグテーマなので一回も騰がらないってことないと思うけど、買った株がその時の中心テーマになっているかというと、それは分からないです。とにかく実益前の期待値が広がった段階で一旦売ります。
ブロックチェーンのさくらインターネット、バイオ株のそーせいグループみたいに、テーマの主役になる株を持っていると大きい。
ただそれはタイミングもあるので難しいところです。なので、とりあえず色々な銘柄に安いうちにお金を置いといて、出来高伴って上がりだしたらそれまでの含み益を担保に強い株を買い増しすると。
業績は悪くない2社で潰れはしなさそう&株価もそこまで高くないから買って放置しやすい、事業内容的にも本命度はそこそこ高いと見ています。
2~3年目処で上がるまで放置する予定ですが、事業内容的に宇宙ビジネスから外れたりしたら途中切り。3年過ぎて反応すらなかったら考え直し、相場全体のリセッションは無視します(テーマ化すると関係ないので)。
ジャストテーマかどうか
テーマで急騰しやすいIT、バイオ、不動産。あるいは億万長者の多い事業はITと小売でした。
やっぱり新しい市場を開く事業というのは期待値が高いですよね。
資本経済は市場拡大によって成長してきましたが、大きく分けると1990年頃までのフロンティア拡大(物理的な市場拡大)→それ以降の金融+IT革命(仮想的な市場拡大)です。
物理的な市場が飽和して成長限界に達したところで、仮想世界という全く新しい市場を起こして資本経済は延命しました。今や仮想経済は実体経済の60倍以上とも言われ、レバレッジ資金によるマネー・ゲームが繰り広げられています。
宇宙ビジネスは実体経済の拡大
テンバガーに多いITや不動産というのは、レバレッジを効かせやすく事業が資金限界を超えて一気に拡大する仮想経済のビジネスモデルです。バイオは一応薬の製造という物理的な制約があるので実体経済の拡大に伴ったビジネスモデルですね。
さてさて、宇宙開拓も物理的なフロンティアを切り開いていく事業ですが、開拓事業そのものはITのように複製コストが低くなく、急拡大には制約があります。
この意味では大当たりではない可能性もあるわけです。
誰のものでもない宇宙
新たな市場の登場にはビジネスの種が山ほどあります。
ゴールドラッシュ時代の定番ネタで、確実に儲けたのは金を掘り当てに行った人々ではなく、掘り当てようとする人にシャベルを売った人だったという話があります。ひいてはそこで暮らす人に向けて店を構えた人も儲かったと思います。
新しい市場があれば、金の匂いを嗅ぎつけたアーリーアダプターとかファーストペンギンといった人種がやって来る。彼らが成功すると、マジョリティーが集まってくる。そうすると集まった人に向けてビジネスを企む人がやって来る。そうしてさらに人が集まると、それ自体が一つのプラットフォームになるのです。
この相乗効果をネットワーク効果と言います。グーグルが得意にしている戦略です。
最近のテンバガーの多くはスマホのプラットフォームを使ったビジネスです。プラットフォームを整備したアップルやグーグルが儲かるのはもちろん、その市場にいる人を狙ったビジネスも稼げるから賑わっていて、注目を集められて、期待から株価が高騰します。
宇宙開拓においてもそれは同じこと。宇宙自体の価値ではなく、そこに人が集まってきてはじめて価値になります。だから人を集められる要素が重要です。
で、ITに領土領空領海がないように、宇宙も誰のものでもありません。アーリーアダプターやファーストペンギンを呼び込むのに、「誰も手を付けていない」というのは最高の状態だと思いませんか。しかも物理的に全く未知の世界です。
期待のうちに売るという戦略で考えているのであれば、将来注目を集めることはもう間違い無しと言っていいのではと思いますね。
余談ですが。
わりと宇宙銘柄を推してるように見えますが、今更書くと私天文部だったのです。なので、宇宙銘柄には個人的な思い入れがあるんですよ。
夢があるじゃないですか。
宇宙開発は日進月歩で研究が進んでいて、誰もが宇宙旅行に行く時代がすぐそこまでやって来ていると思います。そうしたら宇宙も遠い世界の話じゃなくて、もっと身近なものになってくるはずです。
そういう思い入れが株価の揺さぶりに動じない心の支えになればいいな~という感じです。含み損含み益が出てもそわそわしないように。笑
銘柄に惚れるなと
銘柄に惚れるなというのは、購入時と保有時それぞれにおけるバイアスの話です。
購入時
「この会社いい!」と思ったら一直線で、他の銘柄が一切目に入らなくなる現象です。人というのは自分に都合のよい情報を取ってくる習性があるので、「これ!」と思っている時は悪いニュース、兆候は目に入らなくなります。非常に危険です。
私の場合、上手くいかない場合のシナリオを考える癖をつけています。
保有時
保有効果という、人は自分の持っているものを過大評価しがちだという心理バイアスについても意識が必要です。
「こんな過小評価されるなんておかしい!」と言って損切り出来ずズルズル行くわけですが、上手くいくと利益を伸ばせることもあります。
良くも悪くも作用するものですが、私は投入タイミングで出口戦略まで立ててルール化し、保有効果のバイアスを抑えようとしています。
億トレーダーの多くは収益の大半を1銘柄で達成していることが多いとよく聞きます。会社の事業に惚れ込むのではなく、自分の投資リズムに合った銘柄に惚れるのはありなんじゃないかと思いますね。
うーん、また読み返したら読みにくい記事になってそう。